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中国経済のジレンマ の商品レビュー

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2011/01/22

中国で行われてきた計画経済体制から市場経済への移行については、わりと最近になるまですっきりとした定義づけがなされていなかった。 一番のターニングポイントは2001年のWTOへの加盟。これによって中国は世界経済の中の一員となる。

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2010/11/23

斬新改革をすすめるも、効率的でない。既得権益を守る等問題残る。 世界の工場だが、中国オリジナル企業は、品質、効率等会社としての競争力が欠けている。 外資の税率は15%、中国企業は33%

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2014/10/30

[ 内容 ] ダイナミックに変化を続ける中国経済。 成長を謳歌する一方で、歪んだ発展が社会を蝕んでいる。 国有企業の非効率な経営、拡大する所得格差、人民元の切り上げ問題など、その実態に眼を向ければ難問が山積しているのが実情だ。 ジレンマに陥る「巨龍」はどこへ行こうとしているのか?...

[ 内容 ] ダイナミックに変化を続ける中国経済。 成長を謳歌する一方で、歪んだ発展が社会を蝕んでいる。 国有企業の非効率な経営、拡大する所得格差、人民元の切り上げ問題など、その実態に眼を向ければ難問が山積しているのが実情だ。 ジレンマに陥る「巨龍」はどこへ行こうとしているのか? 本書では、実力派エコノミストとして知られる著者が、移行期にある中国の経済システムを分析する。 その潜在力を冷静に見極め、グローバル大国への道を突き進む中国の未来を読む。 [ 目次 ] 第1章 改革解放の全体像―市場化と民営化を軸に 第2章 中国の漸進的改革―ワシントン・コンセンサスVS北京コンセンサス 第3章 市場経済への道―目標の確立から体制の完備へ 第4章 対外解放の光と影―外資導入の功罪 第5章 国有企業改革―民営化に向けて 第6章 国有銀行改革―不良債権の処理から株式上場へ 第7章 人民元改革―ドルペッグから管理変動制 第8章 資本主義への課題―不均衡型成長からバランス型成長へ 第9章 グローバル大国への課題―平和台頭に向けて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/11/18

Kodama's review 国有企業の非効率な経営、拡大する所得格差、人民元の切り上げなど・・・難問が山積みですが、隣国に住むものとしては、うまい具合に経済発展されることを願っています。頑張れ中国!(ちなみに著者は香港生まれで、現在、日本でご活躍されている方のようで...

Kodama's review 国有企業の非効率な経営、拡大する所得格差、人民元の切り上げなど・・・難問が山積みですが、隣国に住むものとしては、うまい具合に経済発展されることを願っています。頑張れ中国!(ちなみに著者は香港生まれで、現在、日本でご活躍されている方のようです。) (06.3.2) お勧め度 ★★☆☆☆

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2009/10/04

著者は関 志雄(かんしゆう)氏。  ■中国の経済について、手軽な価格で知ろうとするには、絶好の好著。マクロ経済学の知識も、筆者から観て分析は多岐のわたり、鮮やかで、論点のまとめも巧く、信頼が置けると思う。現状の中国の農村と都会の二重構造から、貧困層と富裕層の二極分解から、将来の中...

著者は関 志雄(かんしゆう)氏。  ■中国の経済について、手軽な価格で知ろうとするには、絶好の好著。マクロ経済学の知識も、筆者から観て分析は多岐のわたり、鮮やかで、論点のまとめも巧く、信頼が置けると思う。現状の中国の農村と都会の二重構造から、貧困層と富裕層の二極分解から、将来の中国経済の展望までが、政治的な「歪んだ」視点よりも、「公平」な観点から述べられている。■「外資導入」による経済発展の課題がデータと経済に対する構え方の二派(新自由主義と保守派)の捉え方が詳しく書かれている。人民元の切り上げについても、ジレンマとして述べらており、対中国との関係をどのような姿勢に置けばベストな姿勢になるかの参考になる。  ■国有銀行のの不良債権と「官僚制」の課題、政府の銀行経営のへの介入、流通株と非流通株の混在する証券市場の歪み、上場後に経営が悪化する企業と市場、一人当たりのGDPが3000ドルという低い生産性、外資に対する税制面での優遇など極めて困難な問題が山積である。外資の中国での加工貿易が、輸出入のほぼ5割を占め、輸出の55.3%、輸入の39.5%が加工貿易に分類される。■第九章に台湾関係を巡る3つのシナリオがある「現状維持のシナリオ」「武力統一シナリオ」「平和統一シナリオ」関氏は大湾との統一は、大陸側にとって、まさに中国の「平和台頭」の結果として達成されるもである、と述べている。そのようであってもらいたいものであると切に願いたいが ・・・・。

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