アクチュアル 民事の訴訟 の商品レビュー
医療過誤訴訟を通じて民事訴訟の手続を俯瞰させる一冊。同じ4歳の娘を持つ親として泣きながら読む。民事訴訟は訴額を争う訴訟、還らぬ娘とその原因を知りたい親心。訴訟が果たして正しい手続きだったかという葛藤が腹に落ちる。
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【概要・粗筋】 実際にあった医療過誤事件をベースに、訴訟の提起や訴訟手続の進行、法廷外での準備などを具体的に描いている民事訴訟法の入門書。各章ごとにストーリーの後に解説がくるという構成で、巻末には演習問題も付いてある。 某法科大学院が、入学する未修者に対して予習用として推薦する民事訴訟法の入門書。 【感想】 法律上の論点に対する学説や判例についてはほとんど触れられておらず、あくまでも具体的な民事訴訟の流れに焦点を当てている。そして、準備書面や答弁書などの具体的な提出書類や事件の経過表が掲載されていている。このように民事訴訟法の教科書や基本書から得ることができない生の姿がわかり、面白くて一気に読み終えてた。また、巻末の演習問題があるので、より突っ込んだ勉強ができるように配慮されている点も良い。 それから、読み物としても面白さもそれなりに備えている。当事者や訴訟代理人、裁判官、訴訟関係者などの登場人物たちの心理もちゃんと描かれている。特に、原告であり、裁判には縁のない一般人である緑川和子と法曹人たちとの感性の違いを随所に浮き彫りにしている。最後のエピローグもありきたりだけれども悪くない。
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一医療過誤事件を例にとり、民事訴訟の流れを具体的に解説した良書。 準備書面や書証目録など、実際に裁判に用いられるかたちで出ていて、ひじょうにわかりやすい。
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