アンの青春 の商品レビュー
トシをとった兄妹ににひきとられたアン・シャーリー。 奨学金をとり大学進学の道を進もうとするが、 財産を預けていた銀行の倒産で、養い親のマシューとマリラは経済的な打撃をこうむる。 そのショックでマシューはこの世を去っていった。 マリラを残していくわけにはいかず、 アンは大学進学を断...
トシをとった兄妹ににひきとられたアン・シャーリー。 奨学金をとり大学進学の道を進もうとするが、 財産を預けていた銀行の倒産で、養い親のマシューとマリラは経済的な打撃をこうむる。 そのショックでマシューはこの世を去っていった。 マリラを残していくわけにはいかず、 アンは大学進学を断念して、自ら勉強は続けながら、教師として子供たちを教え導く立場になる。 ・・・私も大人になったのだなぁ。
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「赤毛のアン」ほどの感動はないが、心に沁みる言葉の数々は健在。 教師になったアンから、子どもへの接し方、躾を学ぶ。 とても、アンのようにはできないが…
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面白い。この作品は英文学のなかでも、(ミス・ラベンダーやダイアナなどの)ロマンスが美しく書かれていて、下手をすれば被植民地の悲惨と対峙できぬ「何と暢気な文学か」といわれる作品になっていたであろう。しかし、この作品を形作っているのは農村の「美しい生活」と主人公の「前向きな精神」であ...
面白い。この作品は英文学のなかでも、(ミス・ラベンダーやダイアナなどの)ロマンスが美しく書かれていて、下手をすれば被植民地の悲惨と対峙できぬ「何と暢気な文学か」といわれる作品になっていたであろう。しかし、この作品を形作っているのは農村の「美しい生活」と主人公の「前向きな精神」である。主人公が過ごす村の日々は、どこか牧歌的で、侵略を知らないアジアの農村のようで、何かしら幸福の普遍形態のようでもある。これは主人公が女性であることや、出てくる人物にほとんど「まともな家庭」がないことも関係しているのであろう。この点オースティンなどとはちがうように思う。友情・愛情・教育そうした人生において最良のものの意味をしっかり味わうことのできる得難い作品であろう。
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16歳になったアンは、小学校の新任教師として美しいアヴォンリーの秋を迎えた。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営、と忙しいなかにも「山彦荘」のミス・ラベンダーとの出会いや、崇拝する作家モーガン夫人の来訪など楽しい出来事が続く。少...
16歳になったアンは、小学校の新任教師として美しいアヴォンリーの秋を迎えた。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営、と忙しいなかにも「山彦荘」のミス・ラベンダーとの出会いや、崇拝する作家モーガン夫人の来訪など楽しい出来事が続く。少女から一人の女性へと成長していく多感な時期を描く、アン・ブックス第二作。
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