てるてるあした の商品レビュー

加納朋子(著者)

2009/10/26

○2009/10/02　
ようやく読めた。ドラマの人物像があったし、ちらほらなんとなくのシーンも頭に残ってたからほとんど映像が浮かんだ気がする。あと文章からも起こしやすかったし。
ユウ坊の不思議さを微妙に匂わせつつ終わったのが佐々良の雰囲気にあっててよし。
そしてエラコがかわいい。照代が最初は今時の若い子、って感じなんだけど、理不尽だみんなズルイ言いつつ最終的にきちんと周りの優しさをもって道理を解らせるのが加納さんだなぁと思う。
ちょっと期待しすぎ感があったけど、落ち着くところに落ち着いてすっきり。

2009/10/04

この本、ドラマ化されていたんですね。
私がこの本と出会ったのは、残念ながらドラマが終わった後。

親が夜逃げして、高校進学を諦めた女の子。
田舎町で遠い親戚のお婆ちゃんと過ごすことになる。

最後はきっと、涙を流さないと読めません。
人の優しさ、繋がりを教えてくれる、素晴らしい作品です。

2009/10/07

先日読んだささらさやの姉妹編的物語です。
最後の部分を整骨院のベッドの上で読んでいて、うっかり涙があふれそうになってしまい、慌てて枕に突っ伏しました。
照代ちゃんの気持ちがとってもよくわかって、ああ私もこのくらいの年の頃はこんな風にかわいくなかったなあと思い返してみたりしました。
そんなつもりはないのに、自分でもかわいくないってわかってるのに、でもつい生意気な事を言ってしまったり、ひねくれた事をしてしまったり。
誰にでも経験のあることなのかもしれませんね。

佐々良の人たちはホントにあったかくて、田舎暮らし願望のある私は今すぐにでも移住したいくらいです。
ユウ坊みたいなかわいい息子はいませんけどね;-P

この作品もやっぱり、切なくて、やさしくて、あったかくて、ちょっぴり不思議なお話。
ささらさやと合わせて、また読み返したくなる本だと思います。

2009/10/10

ぶわわっ。良かった。
「ささらさや」の姉妹編です。
ぶわわっです。もう。
成長していく照代が眩しい。
ワタシも久代さんから色々教わりました。
ありがとう。

2009/10/04

知らなかった。ささらさやの続編なんて！泣いてしまいました。良かったです。ドラマ化されてるってことを聞いたような？わかんないですが。

2009/10/04

千と千尋の千のように、女の子が成長していく話である。
ミステリーのスパイスがところどころにちりばめられ、構成、人物描写、会話どれも申し分ない。
こいつ「いい奴」っていう人に出会うのが本を読む醍醐味である。加納さんの本にはそんな人がたくさんいる。ちなみに「いい奴」っていうのはこんな風になりたい、こういう人生を送りたいと思う奴である。

主人公の女の子は正直ひねくれている。世間はやさしい。一見厳しいのも実はやさしい。でも本人は屈折しているのでそれがわからない。なんで神様は自分だけこんな辛い目に遭わせるのか、ってくらい思っている。現実の人生もこれに似てる．周りを見るとみんなしあわせそう、自分だけがなんでこんな辛い目に遭うのか。この本の主人公の女の子は、神様とか親とか他の人じゃなくて、問題は自分のあることを悟る。誰のせいでもなく、自分なんだということを知る。
１６歳の女の子もおっさんもそう変わらん。
死ぬまで迷いながら頑張って生きていこう。できれば成長しよう。

2009/10/04

内容（「BOOK」データベースより）
親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。そんな彼女の元に差出人不明のメールが届き、女の子の幽霊が現れる。これらの謎が解ける時、照代を包む温かな真実が明らかになる。不思議な街「佐々良」で暮らし始めた照代の日々を、彼女を取り巻く人々との触れ合いと季節の移り変わりを通じて鮮明に描いた癒しと再生の物語。

内容（「MARC」データベースより）
親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。そんな彼女の元に差出人不明のメールが届き、女の子の幽霊が…。謎が解ける時、照代を包む温かな真実が明らかになる。不思議な街で暮らし始めた照代の日々を描く癒しと再生の物語。

2009/10/04

主人公の性格が悪くて最初はイライラさせられるけど、徐々に成長していく話。
人の性格でいややなあって思うところは大抵自分のいやな部分でもあるので、
反面教師になったようなかんじかも。
「ささらさや」の続編やけど、話を忘れているのでおもしろさが半減。もったいない。

2009/10/07

ささらさやの続編。ささらさやと同様に優しい癒しの物語。 主人公は、今回はさやではなく、親にある意味での育児放棄をされ、路頭に迷った15歳の照代。
この照代、冒頭、精神的にすごくグレていて嫌なヤツなのだが、 現実にこんな状況に置かれたら、誰もが絶望してこんな態度取っちゃうだろうなと思った。
そんな照代が運命に導かれるようにして降り立った佐々良町で、さややエリカ、久代さんはじめとする三婆とのふれあいが徐々に頑なな照代の心を溶かしていく。
そうそう、ユウ坊の『シックスセンス』も忘れちゃいけない。 ラストは不覚にも涙してしまいました。
余談だが、この作品を読んで、柏葉幸子氏の『霧のむこうの不思議な町』を思い出した。興味のある方はこちらもぜひ。

2009/10/04

「ささらさや」の続編（といっても、主人公はさやではないですが）前作で出てきたメンバーはそのまま出てきます。前作よりは謎解きの要素は薄くなり、照代の成長に重みをおいています。