十八の夏 の商品レビュー

光原百合(著者)

2009/10/25

新幹線で読むために、本屋で帯と裏のあらすじだけ見て買いました。

４つとも、読み終わったあと心があったまる話だと思いました。
特にささやかな奇跡と兄貴の純情が好きです。

ほっこりしました。

2009/10/07

短編集。花をモチーフにした連作、らしい。
表題作は日本推理作家協会賞受賞作だけあって、そこそこ面白かった。青春物でもありながら、推理小説としてまずまずのどんでん返しも用意されている。
「ささやかな奇跡」・「兄貴の純情」は、はっきり言って駄作。恋愛がらみの微妙な心の機微を描きたがったのだろうが、意外性のない結末でプロットもいまいち。最後の「イノセント・デイズ」は「くさい」展開だが、それなりに感動しました。

2009/10/04

安心感を持つ出だしです
春から始まり
終わりに終わる

作品の中で4っつの鉢の話がある
そしてそのヒトツ一つに名前がある

憎くて憎くて愛しい
だから殺したい

その名前をつけることで姿を重ねて

人ではなく
想いを殺してるのだろう

2009/10/07

花をモチーフにした短編集なのかな。
ミステリーと恋愛小説の要素が半々という感じ。

女性特有のまどろっこしさも若干あるものの。
家族や恋愛を絡めたミステリーは結構好きですね。

どんでん返しというほどのものではないにしても。
ちょっとした驚きの繰り返しが楽しめます。

先が読めてしまう展開もなかにはありますが。
決して嫌な感じがしないのが良いですね。

重い話が好きな人にはちょっと軽く感じるかな。
爽やかで読みやすいので、さらっと読めました。

不幸のどん底にいても、いつかいいことある。
そんな風に思わせてくれる不思議な短編集でした。

2013/08/13

花をモチーフにした四つの短編集。

題名でもある｢十八の夏｣
あんまり好きな話じゃなかった。
たいした謎でもなく、ちょっと唐突なところもあった。

｢ささやかな奇跡｣
普通のあったかい話だけど、面白くはなかった。

｢兄貴の純情｣
兄弟の性格がいい！
ただ、話が普通すぎる。

｢イノセント・デイズ｣
4つの中では一番おもしろかった。
ミステリーっぽいけど、切ない感じ。

2009/10/04

不倫とか、男女関係とか。やわらかいお話なのに、それらが含まれているためかだんだん読むのが辛くなってきた（そういったものは苦手なので；）。後書きを読んで、はじめて花がモチーフの短編集だったことがわかったよ･･･。夾竹桃が毒をもっていることは知らなかったなぁ。

2009/10/07

短編集なのだが、賞を受賞した「十八の夏」以外は良かった。いや、マジで。俺がズレているのか？　いや、まぁ好みなんだろうが、それだけオリジナリティが全くなくて軽く感じた。他は良かったと思う。別に通ぶるわけではなく、素直にそう思った。まぁ、トータル可もなく不可も無い感じです。

2009/10/07

初の光原作品です。地元の作家という事で読んでみました。面白かったです。4つの短篇集です。『イノセント・デイズ』が気に入りました。が、全体的にインパクトが弱いかな?

2009/10/04

第55回日本推理作家協会賞受賞作。

切なすぎる短編「十八の夏」。

その華を思わせる作風から、華をモチーフにした作品集が出される事となり･･･。

素敵な4編の連作短編集が出来あがりました。

2003年版このミステリーがすごい!第6位の実力をお確かめください。

2009/10/04

花をモチーフにした短編集。収録された４編に何かつながりがあるのかな？と思って読んでましたが、特にそういうことはなかったみたいですね。好きなのは３話。お兄ちゃんのキャラがとっても笑えました。どれも家族の形が主題にあるような気がします。悲しかったり、笑えたり、ちょっとじいんときたり。色々な感情が味わえます。