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カラー版 遺跡が語るアジア の商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2019/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

遺跡を巡りをしていると時々不思議な感覚に落ちる。昔は栄えていた町が廃墟になってしまっている。何があったのかはわからない。僕が今立っている場所にかって知らない人が立っていた。時間の流れが流れている感覚がわかるような気がするのだ。遺跡の前に佇むといつも少し悲しくなる。

Posted byブクログ

2016/10/24

アジアの遺跡が鮮やかな写真とともに述べられている。文章からも鮮やかに現地の様子が眼前に浮かび上がってくる。イラクの遺跡も取り上げられているが、今どうなっているのかと気になる。

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2017/08/15

 アジアと言ってもW杯の地域割と同じように中東の方まで入っているので、文化圏としてはかなり広い範囲の遺跡を紹介している。アジアじゃないアウシュビッツも入っている。  NHKの特番とか放送すれば、だいたい見ているし、ある程度はこの辺りの遺跡のこともわかっているとは思っていたけど、...

 アジアと言ってもW杯の地域割と同じように中東の方まで入っているので、文化圏としてはかなり広い範囲の遺跡を紹介している。アジアじゃないアウシュビッツも入っている。  NHKの特番とか放送すれば、だいたい見ているし、ある程度はこの辺りの遺跡のこともわかっているとは思っていたけど、内容はあまり理解できなかった。ひとつひとつの遺跡の紹介が短すぎるし、その都度、著者がどういう状況下にいるのか、まず理解してから読み始めない話が飲み込めないので、とっつきにくい。ああ、そういうことかとわかった頃にはもう終わっているくらいに短い。もっと紹介する遺跡を厳選して文章を長くしてくれたほうが良い本になったと思う。  この著者は同じ空間にいない読者に、いかに伝えようかという努力が足りない気がする。人気のある旅ブログとか眺めて、勉強した方がいい(学術的なことではなくて、臨場感を伝えるという意味において)  写真はきれい。写真集と思えばいいかもしれない。    現地に行ったことがある人には面白いと思う。

Posted byブクログ

2013/08/31

古本で購入。 著者がアジア各国で撮影した遺跡の写真と文章が収録されている。 個人的な趣味・興味のありどころによるのか、インドを中心にした南~西アジアが多い。 「アジア」と銘打ちながらアウシュビッツが収録されているのは奇異な感じがするが、アジアの遺跡では悠久の時によって浄化され...

古本で購入。 著者がアジア各国で撮影した遺跡の写真と文章が収録されている。 個人的な趣味・興味のありどころによるのか、インドを中心にした南~西アジアが多い。 「アジア」と銘打ちながらアウシュビッツが収録されているのは奇異な感じがするが、アジアの遺跡では悠久の時によって浄化された「人間の声、痛み」が生々しく残る場所として取り上げられている。 アジアの遺跡が「問題をかかえてあえいでいる姿に目を向けようと」する著者にとっての、言わば原点なのだ。 写し出される絶滅収容所は、まさに最たる蛮行の痕。「負の遺産」という言葉すら軽いその光景に対する、著者の怒りが滲み出ている。 ところで著者がアウシュビッツで見たという「人間石鹸」だが、結局事実なのだったか。 たしかガセだったという記憶があるのだけど… 人間の手により失われつつある遺跡が多く取り上げられる中、個人的に惜しいと思うのは旧朝鮮総督府。 これは「失われつつある」ではなく「失われた」だが、「植民地支配の象徴にして目障りな建物」ゆえに破壊するというのは、歴史との向き合い方として間違っている。破壊に対して喝采を挙げるなど幼稚だ。 たとえ負の遺産であっても、そこに宿る歴史を保存し伝えることは重要だと思うのだが。

Posted byブクログ

2009/10/04

 全編オールカラーでアジアを代表する遺跡を紹介。綺麗な写真が多く、遺跡の魅力が伝わってくる。ただ紹介する遺跡の数が多い為、それぞれの頁数が少ないのが残念。もう少し遺跡の数を絞り込んでくれたら。疑問なのはアウシュヴィッツが含まれていること。どうしてあそこがアジアなのか。

Posted byブクログ