私が見たと蝿は言う の商品レビュー
フェラーズが幻の作家…
フェラーズが幻の作家と言われていた頃、代表作といえばこれでした。当時は翻訳のせいで「つまらぬ作家」扱いされましたが、この翻訳は読みやすい。ロンドンの安アパートでピストルが見つかり、直後その部屋の住人が射殺体で見つかった。アパートの住人たちはそれぞれ勝手に推理しはじめ、勝手なことを...
フェラーズが幻の作家と言われていた頃、代表作といえばこれでした。当時は翻訳のせいで「つまらぬ作家」扱いされましたが、この翻訳は読みやすい。ロンドンの安アパートでピストルが見つかり、直後その部屋の住人が射殺体で見つかった。アパートの住人たちはそれぞれ勝手に推理しはじめ、勝手なことをしだして捜査はぐちゃぐちゃに・・というユーモアミステリ。気軽に楽しめます。
文庫OFF
犯行に使われたピスト…
犯行に使われたピストルはいつ、どうやって隠されたのか? フェラーズのノンシリーズ長編。
文庫OFF
フェラーズ作品は最初…
フェラーズ作品は最初の方はあんまり注目されていなかった、というようなことがあとがきにありましたが、良い作品は後になってでも必ず紹介される機会があるものですね。アパートの住人の死をめぐって、そのアパートで暮らす皆が探偵となり容疑者となるおもしろいストーリー。誰もが善良な探偵に見え、...
フェラーズ作品は最初の方はあんまり注目されていなかった、というようなことがあとがきにありましたが、良い作品は後になってでも必ず紹介される機会があるものですね。アパートの住人の死をめぐって、そのアパートで暮らす皆が探偵となり容疑者となるおもしろいストーリー。誰もが善良な探偵に見え、誰もが腹に何かを抱えている犯人役を演じる素質を持つキャラ設定なのもおもしろかった。
文庫OFF
【 全く古臭さを感じない 】 原作が1945年に書かれたとは信じられない スルスルと読めた 作品全体を見ても決して大きな波や山場があるわけでもない なのに一貫して一定の波長のまま楽しく読書ができた 作品に古臭さを感じなかったのは何でだろう もちろん作中で描かれる時代背景や...
【 全く古臭さを感じない 】 原作が1945年に書かれたとは信じられない スルスルと読めた 作品全体を見ても決して大きな波や山場があるわけでもない なのに一貫して一定の波長のまま楽しく読書ができた 作品に古臭さを感じなかったのは何でだろう もちろん作中で描かれる時代背景や人々の営み、捜査方式や手法は現代社会とはまるで違う なのにへたな最近の小説より、よっぽど読書するリズムが心地よかった 登場人物らの会話のテンポは理由の一つに上がるだろう きちんと登場人物1人ひとりの面倒くささ、傍目に見ている分には面白いが、いざこんな人が自分の隣人だったら厄介だな、 そんな癖のあるキャラクター像が作られている しかも、その人物がなぜそんな人となりに落ち着いてしまったのかも何となく透けて見えてくる 読者が脳内で容易にイメージできるだけの キャラクターのバックボーンの立て方が上手いんだ 登場人物らが暮らすアパートと、その近隣の通り この極めて局所的なスポットにしか焦点は当てられない それでそのまま始まってそのまま終わる しかも、終わり方は非常に唐突で心地良い 日本の小説のような長ったらしい語りを使ってさも店仕舞いだ、なんてものじゃない 台詞で物語全体をぶつ切りにして終えるのは外国の小説特有で小気味よさすらある
Posted by
日本でフェラーズが幻の作家だった頃、代表作と言われていたこの本の翻訳が今ひとつだったせいで、つまらない作家の烙印を押されていた感がある、と言う人もいる。さあ、新訳はどうなのか。ロンドンの安いアパートでピストルが見つかり、その部屋に住むナオミが射殺死体で見つかると、アパートの住人た...
日本でフェラーズが幻の作家だった頃、代表作と言われていたこの本の翻訳が今ひとつだったせいで、つまらない作家の烙印を押されていた感がある、と言う人もいる。さあ、新訳はどうなのか。ロンドンの安いアパートでピストルが見つかり、その部屋に住むナオミが射殺死体で見つかると、アパートの住人たちはそれぞれ勝手に推理を始め、捜査はぐちゃぐちゃに…というユーモアミステリ。私が見たと蝿が言う、はマザーグースのクックロビンを殺したのはだあれ?の一節だが決してストーリーには関係ない。マザーグースではスズメが殺して、蝿が死体を見つけて、魚が血を受けて…と続くが関係者がわあわあ出てくるストーリーとダブらせているのだろう。フェラーズが人気のトビーのシリーズから脱却したくて書いた1作目だがあまり個性のない話になってしまった感はある。翻訳の問題ではないだろう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ケイの向かいの部屋にすむパメラの部屋で発見された拳銃。ガス工事の際に床下からの発見。パメラの前に住んでいたナオミの遺体発見。管理人のトヴィーが拾ったと言うネックレス。ケイに預けられたネックレスの盗難。ケイの部屋に残された怪しい取引に部屋を使っているフラワーの香水のにおい。事件に興味をもち首を突っ込むチャーリー。管理人トヴィーの遺体発見。それぞれに秘密を抱える住人たちの推理。
Posted by
前読んだ『猿来たりなば』がめちゃくちゃ面白かったんで期待してたんだけど、ちょっとがっかり。期待が過大だった。 決してつまらなくはないけど、まあ普通の本格推理小説。技巧を凝らしているのはわかる。
Posted by
読み終わった後に、なるほどあれは読者に与えられたヒントだったのかといろいろ気づくことができる非常にオーソドックスで基本に忠実なミステリだった。今一つ登場人物が好きになれなかったのは残念。
Posted by
個性豊かな面々が暮らす安アパートの一部屋で拳銃が発見され、以前の住人だった若い女性が無惨にも殺されていたことが分かる。容疑者とされた住人たちは、誰が犯人かをそれぞれ推理し始めるが…。 みんな事件に対して意見を持っているけれども、個人の主観による偏見や歪みが入っていて、どれも微妙に...
個性豊かな面々が暮らす安アパートの一部屋で拳銃が発見され、以前の住人だった若い女性が無惨にも殺されていたことが分かる。容疑者とされた住人たちは、誰が犯人かをそれぞれ推理し始めるが…。 みんな事件に対して意見を持っているけれども、個人の主観による偏見や歪みが入っていて、どれも微妙に怪しいのが面白いです。 特に他人の性格なんて、分かったつもりで全然分かっちゃいないんだなあ、と思いました。
Posted by
マザーグースのタイトルに惹かれて手に取った。設定にゴージャス感のないクリスティみたい。すごく面白かった! 何人もの素人探偵が、それぞれに推理を披露するが、実はその中のひとりが…。この作家の他の本も読んでみたい。(2008-11-21)
Posted by
- 1
- 2
