もう、家に帰ろう の商品レビュー
写真はある場面のほんの一瞬を切り取ったものだけれど、その一瞬にもそれぞれ物語があるので、写真から想像力を掻き立てられて一枚一枚思いを巡らせながら眺めていた。 何度でも見返したいなと思う。 好きだなと思った一言をピックアップ。 ''あまりこの距離であみを眺め...
写真はある場面のほんの一瞬を切り取ったものだけれど、その一瞬にもそれぞれ物語があるので、写真から想像力を掻き立てられて一枚一枚思いを巡らせながら眺めていた。 何度でも見返したいなと思う。 好きだなと思った一言をピックアップ。 ''あまりこの距離であみを眺める事は少ない。 いつも彼女は隣を歩いている。'' ''君より長く生きたい'' ''時間を止めたくて写真を撮るわけではない むしろその逆だ'' ''あみはこんなふうに手を握る癖がある 食事の時もよくこうしている'' 愛だなぁと読みながら幸せな気持ちになった。
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写真そのものも美しいが、何より、ファインダーを通した藤代冥砂の視線が愛に溢れている。カメラの向こう側の被写体より、カメラを通してそれを見つめる目と心の動きに関心がある。
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田辺あゆみというモデルさんも、藤代冥砂という写真家も知らなかったけれど、タイトルに惹かれて手に取った。 日常の中で、あるいは旅行先で、奥さんの写真を撮り続けているが、その写真の中にめいいっぱいの愛を感じる。 「私は毎日君へと帰っていこう」 帰る家に、迎えてくれる人がいること...
田辺あゆみというモデルさんも、藤代冥砂という写真家も知らなかったけれど、タイトルに惹かれて手に取った。 日常の中で、あるいは旅行先で、奥さんの写真を撮り続けているが、その写真の中にめいいっぱいの愛を感じる。 「私は毎日君へと帰っていこう」 帰る家に、迎えてくれる人がいることは幸せなこと。 自分の家に、帰ってきてくれる人がいることは幸せなこと。 この写真集をみていると、幸せな気持ちがどんどん流れ込んでくる。
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初版の帯は、Mr.Childrenの桜井和寿さんが書かれています。帯ごと大事にとってある、素敵な写真集です。
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著者が妻を撮り続けた記録。 著者の、妻への深い愛情が感じられる。 写真に添えられた一言も素敵。 見ていると、無性に人物を撮りたくなる。 こんな素敵な人物写真を撮ってみたい!と 思わせるのは、被写体であるあみさんの 自然体で素敵な姿なのだろうな、と。 そして、そのような妻の姿を撮...
著者が妻を撮り続けた記録。 著者の、妻への深い愛情が感じられる。 写真に添えられた一言も素敵。 見ていると、無性に人物を撮りたくなる。 こんな素敵な人物写真を撮ってみたい!と 思わせるのは、被写体であるあみさんの 自然体で素敵な姿なのだろうな、と。 そして、そのような妻の姿を撮れるのも、 夫である著者だけなのだと思う。
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藤代冥砂が自分の持てる力を使って綴ったラブレターであり、プロポーズの花束なんだと思う。 生きることを求める文章に心打たれました。
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凄い写真集だと思った。 妻は、カメラのレンズの先にある夫の目の動きと、顔の表情と、姿全体を見ている、そういう姿を、夫はカメラを消して切り取っている、そういう印象を受けた。 モデルとカメラマンの間には距離がないような印象を受けた。 温かく幸せな気持ちになる本だし、ずっと大切に、...
凄い写真集だと思った。 妻は、カメラのレンズの先にある夫の目の動きと、顔の表情と、姿全体を見ている、そういう姿を、夫はカメラを消して切り取っている、そういう印象を受けた。 モデルとカメラマンの間には距離がないような印象を受けた。 温かく幸せな気持ちになる本だし、ずっと大切に、部屋の一番手前の本棚に置いてある。
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一読者として:ずっと欲しかったけれど、なんか手が出なかった。この間、ブックオフで見つけて、その時はずっと買ってしまった。たぶん、私が本を選んだんじゃなく、本が私を選んだんだと思う。 一カメラマンとして:いつか彼女ができても、藤代さんと田辺さんのように撮るプロ撮られるプロの二人じ...
一読者として:ずっと欲しかったけれど、なんか手が出なかった。この間、ブックオフで見つけて、その時はずっと買ってしまった。たぶん、私が本を選んだんじゃなく、本が私を選んだんだと思う。 一カメラマンとして:いつか彼女ができても、藤代さんと田辺さんのように撮るプロ撮られるプロの二人じゃないだろうけれど、百回に一回ぐらいこんな彼女を撮ってみたいもんだな。
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早く起きた、よく晴れた日曜日。 人との関係に疲れた夜。 おいしいチャイを淹れられた時。 翌日、何も予定のない日の夜更かし。 そんなとき、わたしはこの本を開きます。 夫の藤代冥砂から、妻・モデルの田辺あゆみに宛てた 壮大なラブレター。そんな写真集です。 飾った美...
早く起きた、よく晴れた日曜日。 人との関係に疲れた夜。 おいしいチャイを淹れられた時。 翌日、何も予定のない日の夜更かし。 そんなとき、わたしはこの本を開きます。 夫の藤代冥砂から、妻・モデルの田辺あゆみに宛てた 壮大なラブレター。そんな写真集です。 飾った美しい写真ではなく、彼らの日々。 【出会った頃は一緒にいるだけで楽しかった 今は、これから一緒にい続けられることが嬉しい】 【ひとり旅をあまりしなくなった どこかに行きたい時は必ずあみを誘う】 どこかで続く、彼らの生活が幸せであることを願う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
愛にあふれた写真集。 視線、ことば、情景・・・ ページをめくるごとに、愛が深まっていくような感覚。 被写体である妻を撮った初めての写真につけられたことば。 「まだ二人とも未来に何がおこるのか知らなかった」 から始まり 「出会った頃は一緒にいるだけで楽しかった。 今は、これから一緒にい続けられるのが嬉しい」 「君より長く生きたい」 「猫のように家へと帰るのではなく、 君へと帰ろう」 さまざまなシーン、さまざまな表情を見せてくれる 愛妻のショットにさりげなく置かれた言葉に とてつもない愛を感じて、 本を閉じたとき、深く充実した幸せを思った。
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