極限推理コロシアム の商品レビュー
見覚えのない部屋で目を覚ました会社員の『駒形』。そこは外部と遮断された建物で、同じような状況で七人の人間が集められていた。状況が掴めない彼らへ『主催者』と名乗る人物から連絡が入る。それはここと、もう一つの同じ条件下にある二つの館で起こる殺人事件の犯人を当てろというものだった。負け...
見覚えのない部屋で目を覚ました会社員の『駒形』。そこは外部と遮断された建物で、同じような状況で七人の人間が集められていた。状況が掴めない彼らへ『主催者』と名乗る人物から連絡が入る。それはここと、もう一つの同じ条件下にある二つの館で起こる殺人事件の犯人を当てろというものだった。負ければ死が待っている。そして被害者となるのもこの中の人間・・・命をかけたサバイバルゲームが始まった。 突然不条理な状況に追い込まれた登場者たち。意味も分からず始まる死の推理ゲーム。 ストーリーでも文章でも楽しませる気はないようなので、ここは純粋に推理を楽しむものなんだろうな、と読んでみました。にしても情報が少なすぎやしませんかね~、と言う間に人数も減ってきちゃうし。相手の館の情報なんて皆無に等しいし。ここはまさかの外部説?それはないだろとか考えてみたりして、いやいやいきなりでてない犯人持ってくるのは反則だしとかね。 結果、びみょう・・・ 以下ネタばれありです アリバイありとされた人に関しては、当初から崩せると思ってたんだけど、つうかそれさえも無意味だった。ヒントなさすぎの序盤に比べ、解決編では安易に提示してきて、しかもそれは反則ギリギリじゃないですか?推理の楽しさが味わえなかったなぁ・・発想自体は悪くないと思うんだけどもっていきかたがねぇ・・ つうか、アルマジロの牙なんて知らないよ!
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とても面白い設定で引き込まれました。 途中ぞくぞくっとするような誰だかわからない犯人への恐怖は とてもよかったです。 しかし最後が少し残念だなと思いました。 なぜこのゲームを誰がおこなったのかなど もう少しこのゲームの真髄を知りたかったです。
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第30回メフィスト賞受賞作ということ。 貴志祐介さんが解説を書いているという事で読んでみました。 目が覚めると奇妙な建物に幽閉されていた7人の男女。 主催者を名乗るものの話では、どこか別の場所にも同じ状況の建物に同じように男女7人がいるという。 そしてそれぞれの場所で殺人事件が...
第30回メフィスト賞受賞作ということ。 貴志祐介さんが解説を書いているという事で読んでみました。 目が覚めると奇妙な建物に幽閉されていた7人の男女。 主催者を名乗るものの話では、どこか別の場所にも同じ状況の建物に同じように男女7人がいるという。 そしてそれぞれの場所で殺人事件が行われる。 両建物の人間に課されるのは、互いに連絡を取り合いながらその両建物の犯人を推理し特定すること。 先に当てた方が勝利。敗者達には死が待っている。 コンセプトは良かったのですが、構成などがイマイチ。 もう少し心理戦のような展開が広げられたら面白かったと思います。 貴志祐介さんが解説を書いているのは、貴志さんのあの作品とストーリーが似ているからでしょう。
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完全に「推理ゲーム」の世界。こんなゲーム……放り込まれたくないわ。ロマンス部分がどうもとってつけたようにも思えるんだけど、まあいいか。 メインのトリックはわかったのだけれど、「ヒント」の意味は解けなかった~。なるほどねえ、と納得。個人的にはこの部分が一番好きだったり。 しかしこれ...
完全に「推理ゲーム」の世界。こんなゲーム……放り込まれたくないわ。ロマンス部分がどうもとってつけたようにも思えるんだけど、まあいいか。 メインのトリックはわかったのだけれど、「ヒント」の意味は解けなかった~。なるほどねえ、と納得。個人的にはこの部分が一番好きだったり。 しかしこれじゃ……「夏の館」と「冬の館」、公平じゃあないと思うんだけどな。結果的にはアレだったんだけどね。
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B+ 主催者によって館×2に拉致られた集団で殺人犯は誰かを当てるゲーム。 なかなか良いね。 久々に王道館もの読んだ。 ただ人々のパニック的行動が少ないなぁと。その上でのお互い+主催者への駆け引き欲しかった。 題材は良かったから主催者の空気っぷりが勿体ない。
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時限絶命マンションがくそ面白かったのでちょっと拍子抜け。シリーズに大仕掛けを期待してしまうのは良くない癖だなあ。
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結構説明部分が長くて.最初飽きそうだったけど.おもろかった☆ 途中まじで怖かったけどね 苦笑 一気に読んじゃうねー。 解決したら.すーーーっきり♪
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デビュー作。 文章は読みやすいけど、色々失敗しています。 とりあえず動機が不明。 そしてトリックも意味不明。(不可能という意味ではなく) 「箱の中の天国と地獄」も筆力が不足している部分があると思ったけど、これに比べればずいぶん進化してたんだな。うん。
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前置きは一切無し。理由の説明もなし。いきなり殺人ゲームに参加させられる、という設定は映画「cube」に通じるものがあるような。それでも緊迫感はかなりのものです。犯人と閉じ込められ、いつ自分が被害者になるか分からない恐怖。結束しなければならないのに完全には他人に心を許せない緊張。さ...
前置きは一切無し。理由の説明もなし。いきなり殺人ゲームに参加させられる、という設定は映画「cube」に通じるものがあるような。それでも緊迫感はかなりのものです。犯人と閉じ込められ、いつ自分が被害者になるか分からない恐怖。結束しなければならないのに完全には他人に心を許せない緊張。さらに他のチームより犯人を早く見つけなければならないという焦燥。ある時点でトリックが読めてくるのと、これだけ無機に近い状況なのに甘やかな感情が入り込んでくるのがちょっと残念です。
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非日常ミステリー。 雪山の山荘よりも、嵐の孤島よりもありえない。 バトルロワイヤル的展開、と感じた。 究極の状態、究極の選択。 まさに『極限』
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