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親指のうずき の商品レビュー

4.2

30件のお客様レビュー

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おしどり夫婦トミーと…

おしどり夫婦トミーとタペンスシリーズ。亡くなった叔母の遺品である風景画にまつわる事件に首を突っ込むことになったタペンス。老人ホームの場面は強く印象に残った。

文庫OFF

トミーとタッペンスの…

トミーとタッペンスのおしどり探偵シリーズです。この本ではもう二人とも孫のいる初老夫婦なのに、超アクティブなタッペンスが素敵です。おかげでトミーは心配し通しですが。全体的にはホラーとかじゃないのですが、後で「あの言葉」が意味していたことが分かったとき「ぞぞっ!!!」としました。一瞬...

トミーとタッペンスのおしどり探偵シリーズです。この本ではもう二人とも孫のいる初老夫婦なのに、超アクティブなタッペンスが素敵です。おかげでトミーは心配し通しですが。全体的にはホラーとかじゃないのですが、後で「あの言葉」が意味していたことが分かったとき「ぞぞっ!!!」としました。一瞬の「ぞぞっ!!!」を味わいたい人、ぜひ!

文庫OFF

2024/09/13

【トミー&タペンス】 1968年クリスティー78歳。 あんなに若々しかったトミー&タペンスが初老に。だけど気持ちは二人とも全然変わってない。 このシリーズは、夫婦が仲良くてどんな時でもポジティブで明るいのが良い。読むほどに2人が大好きになる。 家で待ってる奥さん...

【トミー&タペンス】 1968年クリスティー78歳。 あんなに若々しかったトミー&タペンスが初老に。だけど気持ちは二人とも全然変わってない。 このシリーズは、夫婦が仲良くてどんな時でもポジティブで明るいのが良い。読むほどに2人が大好きになる。 家で待ってる奥さんではなくて、女性が歳を重ねても活躍し続けているのはクリスティー自身のよう。 暴走し続けるタペンスを温かく見守るトミー。この夫婦はいくつになってもお互いをリスペクトしているのが最高。 名脇役アルバートもかなり良い味出してる。 今回は今までのトミタペにはなかった強烈な衝撃もあった。そしてあの一言が光ってる。 クリスティーの名セリフシリーズ好きだなぁ。 「トミーとタペンスは今なにをしてますか?」という手紙が世界各国からたくさんクリスティーに届いたので、この物語を執筆したと冒頭に書いてあった。 手紙を書いた当時の人達、本当にナイス!! 手紙の書き方に愛しか感じない笑 前回の『NかМか』から27年!も経ってるので、待ち望んだリアルタイムのファン達はこの作品を読んでどれだけ嬉しかっただろう。 私は我慢できずに2週間と間をあけず読んでしまって申し訳なくなってきた。 ポアロとマープルは独身生活を謳歌していて、トミー&タペンスは仲良し夫婦で子供もいる。三者三様の魅力的なキャラクターを創り出せるクリスティーは本当にすごい。 どのキャラクターも好き過ぎて、1番好きは選べない。 このシリーズ残すはあと1冊。 あと1冊で2人の世界が読めなくなってしまうなんて寂しい。 しかも『運命の裏木戸』は全ての作品の中でも1番最後に執筆した長編とのこと。 最後に書いたのはポアロでもマープルでもなく、トミー&タペンスだったんだ。

Posted byブクログ

2024/04/27

ポー、横溝正史ときてクリスティーです なんかそういう時ってある どういう時かっていうとそういう時だ トミー&タペンスのおしどり探偵も初老と言われるお年、孫もいます だけんども二人(特にタペンス)はまだまだ元気 家族的には困っちゃうおじいちゃんおばあちゃんよね も〜いい加減落ち着...

ポー、横溝正史ときてクリスティーです なんかそういう時ってある どういう時かっていうとそういう時だ トミー&タペンスのおしどり探偵も初老と言われるお年、孫もいます だけんども二人(特にタペンス)はまだまだ元気 家族的には困っちゃうおじいちゃんおばあちゃんよね も〜いい加減落ち着いてよ〜って言われてそう いや実際娘に言われてたな そしてだいたい面と向かって言われるのはお父さんの方 しっかり見張っててよ!とか言われる いやもう無理やん なんで無理だってことが分かっててお父さんにばっかりそういうこと言うのか! 「旦那さんの役目でしょ!」とか言われる だから無理だっての! 今回もタペンス暴走、トミー後始末という役割分担w しかも今作は二人の単独行動の時間が長い それだけに二人が合流した時の安心感といったら そしてあいかわらず会話がいかしてる やっぱりクリスティーは会話の妙よね〜 そしてしっかり意外な結末が用意されてていて流石! 流石のアガサ・クリスティー!

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2023/03/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

アガサクリスティーってだいすき。タペンスは元気いっぱいで、読んでてもあまり初老の退屈な女って見た目が想像できなくて、なんとなく秘密機関のときの女の子みたいなイメージで読んでしまった。でも、ランカスター夫人と格闘になったときの恐怖と諦めは、昔のタペンスではなかっただろうな。 それもあれも、あの話もこの人も関係ないんかい!!て感じで、全てに意味がある登場人物に限りがあるミステリーを読むのとちょっと勝手が違うけれども、タペンスの魅力と、いろいろ出てくる中年女たちのキャラクターの違いとか会話のおもしろさで読んでしまえる。 トミーが絡むくだりは全部ダミーなのが味噌で、男と女とじゃ見えてる世界が違うっていう趣向が興味深いと思った。

Posted byブクログ

2021/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毎回同じこと言うけど、タペンス、やりすぎ!すでに初老を迎えたトミーとタペンス。今回はトミーのエイダ叔母さんを老人ホームで見舞うが、暫くしてエイダ叔母が亡くなる。エイダ叔母さんがランカスター夫人からもらった1つの絵画が事件の起点となる。ランカスター夫人の失踪で、この絵画の風景の町に行くタペンス。そしてタペンスが何者かから一撃される。怪しい人達が複数。さらにこの町にまつわる子どもの殺害事件などが緻密にリンクする。犯人当ては完敗。確かに伏線はあったがスルーでした。犯人の動機には若干の疑問は残るものの納得です。⑤

Posted byブクログ

2021/10/23

2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。導入部分では想像できないような展開。何が起こっているのかさっぱり分からず、スパイ捜査とそんなに変わらないような人物観察。後半の第四部では、そういう話になるの、と思うような話が関わっていたとは。もっとも最後は二人をこの事件に巻き込んっだ話...

2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。導入部分では想像できないような展開。何が起こっているのかさっぱり分からず、スパイ捜査とそんなに変わらないような人物観察。後半の第四部では、そういう話になるの、と思うような話が関わっていたとは。もっとも最後は二人をこの事件に巻き込んっだ話で終わる。ところで、殺そうとしたあの人は最後死んでいない、のだろう。 解説は竜弓人(評論家)

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2021/07/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おばあさんを助けようと一生懸命になっていたタペンス。 最後にひっくり返る結末、つながる真実が面白い。

Posted byブクログ

2021/04/29

トミー&タペンス。叔母さんと同じ老人施設にいた夫人を助けようとするタペンス。終盤恐ろしくて斜め読みして、ラストになってから読み直した。

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2021/02/01

トミー&タペンスもの 冒頭のクリスティーのメッセージを読むと、読者からの「トミーとタペンスはその後どうなりましたか?」という問い合わせに応えるかたちで本書が書かれたように思えます。 なので、既に発行されているトミー&タペンスものは、当然読んでいるよね?という前提を感じさせる小ネ...

トミー&タペンスもの 冒頭のクリスティーのメッセージを読むと、読者からの「トミーとタペンスはその後どうなりましたか?」という問い合わせに応えるかたちで本書が書かれたように思えます。 なので、既に発行されているトミー&タペンスものは、当然読んでいるよね?という前提を感じさせる小ネタがそこかしこに見受けられますので、是非「秘密機関」「おしどり探偵」「NかMか」を読んでから、本書に取り掛かることをお勧めします。 さて、すっかり中年というか初老にさしかかっているトミーとタペンスですが、二人の軽快なやり取りは全然年齢を感じさせません。 タペンスは相変わらずアグレッシブで、トミーの伯母の遺品である風景画に描かれた家が“気になる!”のと、さらにその絵画の元々の所有者だった老婦人のある台詞が“気になる!!”為、単独で探索の旅に出てしまいます。 タペンスの行方を追うトミーの方も、思わぬ犯罪の影に迫る事になります。という訳で、今回はトミーとタペンスは、ほぼ別行動でした。 靄に包まれたような過去の悲劇の犯人は意外な人物で、作中のタペンスと同じくらい驚いてしまった私です。 因みに、何か重大なヒントらしきものを発見した、と思った途端に背後から襲われ気を失うパターンは、このシリーズのお約束なのでしょうか。(今まではトミーが殴られる事が多かったのですが、今回はタペンスでした) あと、アルバートは、前作「NかMか」ではパブの亭主だったはずですが、本書では召使になっていました。パブ辞めたのですかね。。。

Posted byブクログ