僕たちの戦争 の商品レビュー
現代の人間と戦時中の人間が入れ替わる話 最後まで読むと 先日、映画と小説で大ヒットしたあの作品と似てる 微妙かなって思ってたけど、すらすらと読めた でも荻原浩はほんとラストをもう少し書いてほしい ミナミと文子は幸せになれたかな
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新しい環境に順応しようとしたとき、それまでの価値観に縛られない柔軟性が必要と思いますが、現代と第二次世界大戦中の若者がタイムスリップすると、どう順応していくのかという点で面白く読めました。 現代人の健太が特攻までに至る心理は、結局愛する者を守りたいというものになっていますが、逃...
新しい環境に順応しようとしたとき、それまでの価値観に縛られない柔軟性が必要と思いますが、現代と第二次世界大戦中の若者がタイムスリップすると、どう順応していくのかという点で面白く読めました。 現代人の健太が特攻までに至る心理は、結局愛する者を守りたいというものになっていますが、逃げ出せない土壇場であれば、そういう自己美化的な思考によってしか救われないのではないかとも感じました。 ベタな設定であっても飽きさせないのは主人公の心の変化が丁寧に描かれているからなのだと思いました。
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朝日新聞121103より 入れ替わり。 長いが最後がいい。 戦争は国家体制的洗脳主義で、決してあってはならない。 めちゃめちゃベッピン! 小柄でほっそりしていて、切れ長の目はびっくりするほど大きく、うつむいた頬に影が落ちるほど睫毛が長い。染めていないセミロングの髪を後ろ...
朝日新聞121103より 入れ替わり。 長いが最後がいい。 戦争は国家体制的洗脳主義で、決してあってはならない。 めちゃめちゃベッピン! 小柄でほっそりしていて、切れ長の目はびっくりするほど大きく、うつむいた頬に影が落ちるほど睫毛が長い。染めていないセミロングの髪を後ろに束ねている。 文子さん 48 100, 「誰か故郷を想わざる」102, 何を守るために…206, バカ日本.本当に必要なモノは昭和十九年とたいして変わらない。箸、茶碗、歯ブラシ、石鹸…263, 291, チンカス拷問退治。乾新悟殺しに似る。294-8
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「芝居」として何回か芝居小屋で観てきた 原作であったことを今回初めて知った。 敗戦直前の時代に生きている「若者」から 見た2000年の今の現代風俗、風景、有り様 の描写が秀逸です。 倉本聰さんの同じような設定の芝居にも そういえば同じような描写があったなぁ 物語の流れよりも...
「芝居」として何回か芝居小屋で観てきた 原作であったことを今回初めて知った。 敗戦直前の時代に生きている「若者」から 見た2000年の今の現代風俗、風景、有り様 の描写が秀逸です。 倉本聰さんの同じような設定の芝居にも そういえば同じような描写があったなぁ 物語の流れよりも さることながら 今回は その「現代批評」を 十分に堪能させてもらえた
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健太が迷い込んだ1944年の軍隊での生活風景、今では考えられない封建社会。憂さ晴らしとしか思えない上官からのしごきにどうなることやらと思いながら読みました。 吾一は迷い込んだ2001年の若者文化にただただ目を見張るばかりで「これが英霊達や我々が命を掛けて守ろうとした国の行く...
健太が迷い込んだ1944年の軍隊での生活風景、今では考えられない封建社会。憂さ晴らしとしか思えない上官からのしごきにどうなることやらと思いながら読みました。 吾一は迷い込んだ2001年の若者文化にただただ目を見張るばかりで「これが英霊達や我々が命を掛けて守ろうとした国の行く末か!」と嘆く声に、深くため息が出ました。
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現代と戦時中の青年が入れ替わってしまうタイムスリップもの。 戦争を扱っているけれどユーモアもあって読みやすかった。 最後はあいまいだけれど、どちらが帰ってきたとしても、ちと切ない。
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「僕たちの戦争」荻原浩 タイムスリップSF。藍色。 タイムスリップで入れ替わった、戦争末期の飛行兵と21世紀のフリーター。 お互いの姿形がそっくりだったために、入れ替わったままで人生の波に飲み込まれていく。 全体的に設定が御都合主義で、タイムスリップの理由もそっくりな理由も人...
「僕たちの戦争」荻原浩 タイムスリップSF。藍色。 タイムスリップで入れ替わった、戦争末期の飛行兵と21世紀のフリーター。 お互いの姿形がそっくりだったために、入れ替わったままで人生の波に飲み込まれていく。 全体的に設定が御都合主義で、タイムスリップの理由もそっくりな理由も人生がクロスする理由も説明はありません。 ストーリーが淡々と“生きる時代が入れ替わった二人の男”を描いているだけなので、プロット的にはだいぶ薄いかなあ…。 結局ストーリーをそういう方法で終わらせるんだ!てのはなかなか。 星3.5のくりあげ、(4)
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平成の世を生きるフリーターの小島健太。戦時中の空軍飛行術練習生の石庭吾一。 何故か見た目も体格もウリふたつの2人が、タイムスリップで入れ替わってしまう 自分たちが命を捨てて護ろうとした祖国の未来が、欲望と快楽の渦巻く世界であることに失望する吾一 人間魚雷の特攻隊に任命されてし...
平成の世を生きるフリーターの小島健太。戦時中の空軍飛行術練習生の石庭吾一。 何故か見た目も体格もウリふたつの2人が、タイムスリップで入れ替わってしまう 自分たちが命を捨てて護ろうとした祖国の未来が、欲望と快楽の渦巻く世界であることに失望する吾一 人間魚雷の特攻隊に任命されてしまう健太 ふたりは無事に自分たちの世界に戻ることができるのだろうか。。 ラスト、結局帰ってきたのがどちらのケンタなのかわからないところが もやもやするような、これでよかったような・・・ 引きこまれました!
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NYの貿易センタービルに飛行機が突っ込んだ日、良くも?悪くも今時の青年、健太と、昭和19年に19才だった、伍一が入れ代わってしまった。 同じ日本なのに、全く違う世界。 一方は、平和ボケの世界から叩き起こされ、一方は、こんな者たちの為に命をかけてきたのかと思う…。 でも、同じもの...
NYの貿易センタービルに飛行機が突っ込んだ日、良くも?悪くも今時の青年、健太と、昭和19年に19才だった、伍一が入れ代わってしまった。 同じ日本なのに、全く違う世界。 一方は、平和ボケの世界から叩き起こされ、一方は、こんな者たちの為に命をかけてきたのかと思う…。 でも、同じものだってある。家族、恋人、大切な人たちを守りたいという気持ち。 ブルーハーツの君のためという曲は知らなかったけれど、探してききながらラストを読みました。 ああ君のため 僕たちのがしてあげられることは それぐらいしか 今はできないけれど ラスト、どちらが帰ってきたのかわからないけれど、それでよかったと思います。どちらだったとしても悲しいから。
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