コーポレート・ファイナンス入門 の商品レビュー

砂川伸幸(著者)

2012/04/27

お金が苦手です。

そんな思いが大きな壁で
それだけでファイナンスなんて言うと
いや～（xx；）という心の声が湧いてきます。

この一冊で、そんな嫌な思いが消えた！
とは言えませんが、もう少し分かりたい気持ちができました。

そして、コーポレートファイナンスとはなんぞや？という大きなことを平素な言葉ですっと理解ができ、
↑ヒト・モノ・金というよく言う企業活動２必要なつの要素には、人件費、原料費、そしてお金費？
そうなのです、「お金を調達するコスト」（≒資本コスト）があるということ。

その資本コストが企業が真に未来に投資をするための判断を極める指標の一つであることを知りました。

企業の生産性とイノベーションのための創造性の共生のための経営のあり方に興味をもっているのですが、
コーポレートファイナンスとは、この共生を健全につくるために、あるいは健全であるために持つべきものなのだと捉えています。

さっと読める一冊ではないですが、はじめに読み切れる一冊です。

2012/04/25

目次

[ Ⅰ ] コーポレート・ファイナンスへの招待

1 －コーポレート・ファイナンスとは
2 －コーポレート・ファイナンスの視点
3 －なぜコーポレート・ファイナンスを学ぶのか
4 －資本コストと資金の流れ

[ Ⅱ ] 基礎（ 1 ）リスク・リターン関係と資本コスト

1 －リスクとリターン
2 －企業の資本コスト
3 －資本コストを求める

[ Ⅲ ] 基礎（ 2 ）現在価値とキャッシュフロー

1 －コーポレート・ファイナンスと現在価値
2 －リスクがないキャッシュフローの現在価値
3 －リスクがあるキャッシュフローの現在価値
4 －企業価値とキャッシュフロー

[ Ⅳ ] 企業の投資行動はどう決まるか

1 －コーポレート・ファイナンスと企業の投資決定
2 －投資の価値は NPV
3 －プロジェクトを行うかどうか決定する
4 －プロジェクトに順位をつける
5 －リアル・オプション

[ Ⅴ ] 企業の資金調達

1 －企業の資金調達と投資行動
2 －資本構成と企業価値
3 －法人税とデフォルト・コスト
4 －資金調達の方法

[ Ⅵ ] 企業の利益還元と配当政策

1 －配当と株主価値
2 －現実的な諸要因と配当政策
3 －自社株買いと株主価値
4 －配当政策の動向
5 －まとめ

ブックガイド

2012/02/12

資本コストについての分かり易い入門書。Mckのvaluationの本読みかけの、もう一度読み直したい！

2011/12/31

大学の授業でテキストだった。この授業は、珍しく熱心に聞いてたな～。
今になって、改めて重要さを実感。次は中級レベルを読もかな(´ｰ｀)

2011/09/16

前半は他書で読んだ内容だったので、読む必要なかったかなと思ったが、リアルオプションの話や、株式リスク、ビジネスリスク、ファイナンシャルリスクの話は、いまいち理解してなかったので、よかった。

2011/06/05

会社会計の仕組みが非常にわかりやすく説明されていた。以前、参加したMBAのセミナーの講師「これ以上分かりやすくファイナンスのことを説明した本はない」と言っていたのを聞いて、購入したが、本当にその通りだった。常に手元において、読み返したいと思う。

2011/06/01

初心者のためにわかりやすく噛み砕いてくれている。
しかし私はファイナンスがすごく苦手なので１回では理解できなかった。
よってもう一回読みます。

2011/07/03

就活の時に読みましたpart3。
企業における、財務的な面からみた、ビジネスの意思決定方法について分かりやすく書かれている。資本コスト、現在価値をわかりやすく説明し、それを元に企業の投資行動や資金調達を説明してある。

会計とマーケティングとコーポレートファイナンスの本を読んで、
自分としては会社をマクロ的に見ることが出来るようになってよかったです。
おすすめ！（に）

2011/02/05

『ファイナンスとはなんだ⁉』ということを資本コストを中心に平易に説明している書籍。簿記3級程度の知識があれば難解な専門用語を用いていないため、読めると思います。

2010/12/04

今までこういう本を読んだことなかったが、重要なトピックに絞られて丁寧に解説してくれるので、結構すんなり理解できた。中級レベルも読んで見る気にさせる本。