やさしい訴え の商品レビュー
繊細で現実離れしたよ…
繊細で現実離れしたような幻想的な話です。新感覚が味わえます。
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同じ物語を別の人がか…
同じ物語を別の人がかけば陳腐になりそうなテーマです。なのに、やはり美しくて心にも響く大人の物語です。
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楽器を静かに奏でるよ…
楽器を静かに奏でるような小説。少し艶かしいけれどそこも魅力。
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小川洋子の感性が光っ…
小川洋子の感性が光っている、細やかなレース編みのような小説です。
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小川洋子作品らしい、…
小川洋子作品らしい、幻想的で不思議な感覚の小説です。
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淡々としているので、…
淡々としているので、人によっては退屈に感じるかも。クラシック音楽を聴いているような世界観です。
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不思議だけれどもダー…
不思議だけれどもダークさの薄い作品。『博士の愛した数式』の小川洋子が好きな人に良いかも。
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小川洋子の紡ぐ物語には静寂と愛と少しの狂気がいつもあって、その世界観が何故か心地いい。 林の中の3人(と一匹)の間で、それぞれが心の中の欠けたピースを埋めるべく、何かを求めあい、補い合うというのが愛というのなら、愛の形はほんとうにそれぞれなのだなと思ったりしたし、たぶんそれでい...
小川洋子の紡ぐ物語には静寂と愛と少しの狂気がいつもあって、その世界観が何故か心地いい。 林の中の3人(と一匹)の間で、それぞれが心の中の欠けたピースを埋めるべく、何かを求めあい、補い合うというのが愛というのなら、愛の形はほんとうにそれぞれなのだなと思ったりしたし、たぶんそれでいいんだろうなとも思った。 人はいろいろな人と関わりながら、自分の人生を生きていく。 読了後、youtubeで「やさしい訴え」のチェンバロ演奏を観た。この物語のマスターピースがピアノではなくチェンバロであることの必然性がすんなりと理解できた。 チェンバロには慎ましいのにきらきらした美しさがある。機会があれば演奏会に行ってみたいなと思った。
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描写がいちいち悲しくて泣きそうになる感じ、これが私にとっての小川洋子かも。冷静に考えると瑠璃子は突然やってきて新田を手に入れたり顔で振る舞う、不幸な割に図々しい関わりたくないタイプの人で共感はできなかった。夫婦関係の悪化のせいで壊れてしまったのかな。愛する薫との北海道行きを辞めた...
描写がいちいち悲しくて泣きそうになる感じ、これが私にとっての小川洋子かも。冷静に考えると瑠璃子は突然やってきて新田を手に入れたり顔で振る舞う、不幸な割に図々しい関わりたくないタイプの人で共感はできなかった。夫婦関係の悪化のせいで壊れてしまったのかな。愛する薫との北海道行きを辞めた新田の心の内も知りたくなる。瑠璃子視点でしか描かれない寡黙な新田氏、いまいち掴めなかった。楽器職人って、指先と視線が色気あるんだろうな。 ひとまず私もグラスホッパーの奥さんに胸の中で慰められたいよーと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
瑠璃子の嫉妬が生み出した物語。 新田は薫を大事で愛していて、薫も新田を大事で愛しているとしても。 2人に恋愛的な描写はなく、それは、精神的な繋がりや師弟愛のようなものと私は感じたけれど、瑠璃子の目を通すとものすごくドロドロとした嫉妬の感情が乗っかってくる。 仕事なのに、犬を脅しに使って、新田に薫と一緒に行かないでって怖い。 瑠璃子、マジ怖いよ。 あんな行動されたら、冷める。 それまでは、新田も「瑠璃子ってステキ」だったと思うよ。 なのにねー。 残念だ。 夫と揉め事が絶えなかったというのは、はじめは夫の不倫が原因だと思っていたけれど、度重なる揉め事が不倫に至らせた可能性あるね。暴力ふるって、最悪な夫には違いないけど。 そういえば、はじめのオムレツのところに、瑠璃子の妄想的な性質がしっかりと描かれていたじゃないか。 思考は物語。 霊媒師のおばあさんの自叙伝はなかなか破天荒だったけれど、それもおばあさんの思考から作り上げられたストーリーなんだろうな。 事実と答え合わせすると、全然違ってんだろうね。 薫の目を通した物語も読んでみたい。 実は薫も嫉妬に狂った物語だったら面白い。 グラスホッパーの奥さんがいい人で癒される。 私にもグラスホッパーの奥さんがいて欲しい。 小川洋子さんの物語らしく、最後は何ともいえない喪失感で終わっててよかった。 瑠璃子は、これから仕事頑張れ。
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