名将 大谷刑部 の商品レビュー
大谷刑部若い頃から武将として身を立てたいとの思いとは裏腹に秀吉は官僚としての才能を見い出し中々戦場での働きが叶わない。しかし次第に病魔が体を蝕みはじめ政務を行うのも困難となり領国に戻り半分隠居状態になる。秀吉が吉継を見舞う時自分の死後家康が覇権を争う事を想定し対家康包囲網の戦略を...
大谷刑部若い頃から武将として身を立てたいとの思いとは裏腹に秀吉は官僚としての才能を見い出し中々戦場での働きが叶わない。しかし次第に病魔が体を蝕みはじめ政務を行うのも困難となり領国に戻り半分隠居状態になる。秀吉が吉継を見舞う時自分の死後家康が覇権を争う事を想定し対家康包囲網の戦略を示した。盟友三成は家康を嫌い徹底的に排除する方針を打ち出すが吉継は家康をあえて豊臣政権に組み込む事で豊臣家の安泰を図る考えを示す。三成の強行姿勢を諌めつつ最後は三成との友誼をとり共に関ヶ原へ散ってゆく。
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豊臣秀吉の子飼いの武将の中でもひときわ人望の厚かった大谷刑部吉継について書いた本です。 大谷刑部は秀吉から大軍を指揮させてみたい、と言われたエピソードがあります。 最初、大軍を指揮させる機会がなかったのかと思っていましたが、この本では武将としての能力が高いが、それ以上に官僚とし...
豊臣秀吉の子飼いの武将の中でもひときわ人望の厚かった大谷刑部吉継について書いた本です。 大谷刑部は秀吉から大軍を指揮させてみたい、と言われたエピソードがあります。 最初、大軍を指揮させる機会がなかったのかと思っていましたが、この本では武将としての能力が高いが、それ以上に官僚としての腕を買っていた秀吉が、他の武将派のように戦場に出さず、手元に置いていたのを悔いているような内容でした。 ところで、大谷刑部は小早川秀秋の裏切りを予想し、伏兵を配置して、何度も押し返したとされています。大谷軍はほとんど戦の経験がないはずですが、なぜこれほど強かったのか?、という疑問は残念ながら解消されませんでした。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-87b8.html
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最も好きな武将。ただ側室がいらないと思ってしまった。でも彼女に救われているのも確かだからなんとも言えない。三成との友情と、大谷公の武士としての心意気はすごく感じられた。関ヶ原はあっさり描写。
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すごく…R18です… やたら熱くやたら石田治部へのツッコミが激しい大谷吉継在中。敦賀時代の様子や正室が榊原息女という辺りはかなり面白く読めたのだが、R18シーンが波状攻撃という。
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非常に日本人好みの格好良い武将だと思います。 史実とフィクションとのバランスも良い感じです もうちょっと関ヶ原の場面を詳しく書いてほしかったかも。。。
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大谷刑部と側室(オリジナル)の恋愛のお話。 ごめんなさい自分には合いませんでした… 閨でのアレコレや時々話のつじつまがアレ?ってなる事が多いですが、細かいことを気にしたら負けです。 高いスルースキルが必要な一冊かも。
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側室への筆者の肩入れっぷりに、筆者自身の理想とする女性像が表れているよう。あまり好きではない。表題に名将と入れている割にそれが感じられず、盛り上がり所の関ヶ原の描写も全く面白くなかった。 期待していただけに残念。
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三成とともに秀吉に仕えた大谷吉継の一生。 濃茶事件とかも含めて三成との友情がいっぱいに描かれている。 初めて大谷刑部についての本を読んだけれども、とても魅力的な人物。 病気になってからの妻との関係も、また良いなぁと思える書き方。
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歴オタから腐女子まで、みんな大好き大人気武将・大谷刑部少輔吉継の一代記。 賤ヶ岳の戦いで後れをとって以来、ずっと智将の道を歩みつづけ、しかも不治の病におかされ一線を引いた刑部。それでも彼は武勇へ夢を抱いていた。そんな彼にまさかの武将への道。それは無二の親友・三成が、幼少のころ刑部...
歴オタから腐女子まで、みんな大好き大人気武将・大谷刑部少輔吉継の一代記。 賤ヶ岳の戦いで後れをとって以来、ずっと智将の道を歩みつづけ、しかも不治の病におかされ一線を引いた刑部。それでも彼は武勇へ夢を抱いていた。そんな彼にまさかの武将への道。それは無二の親友・三成が、幼少のころ刑部の憧れだった家康と戦う、関ヶ原の戦いだった――とあらすじ的にはこんな感じ。 正則・清正たち武断派と三成はじめとする五奉行の文官派、その中間地点に位置して双方を諫める刑部の冷静さや、なにかにつけ武将への想いを抱く彼の愛しさ、千絵や高姫への愛、そして不治の病に魅入られてしまった悲しみなどなど、様々なエッセンスが入っていまして最後には燃える合戦シーン。うーん、戦国スキーにも戦国初心者さんにもお勧めなカンジです。話題のエロさは小説の七分の一くらいです。 それにしても刑部かっこいいよ刑部。もう諦めかけてたのに戦いが転がってくるなんてなんてドラマティカル。もう目も見えないし体もボロボロなのに三成の為・豊臣の為戦おうとするなんてなんてダンディズム。一番好きなシーンでうるっときたのは夕暮れの中、家康と戦うのだ……って闘志がふつふつと燃え上がってくるあたりです。フヒーかっけえ! 関ヶ原で采配を振る彼も超カッコ良かったです。キャー大谷サーン!
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大谷は謎の多い人なので書いた者勝ちな武将で、 創作や想像多いに結構なのだが この作品は評判ほどにはイマイチ乗り切れなかった。 男女の理も、作品に描写されていいとは思うが なんとなくこれは違うんじゃないかな? と思ったりしてしまう。 南原氏の作品は何冊か読んだがたいてい似た気持ちに...
大谷は謎の多い人なので書いた者勝ちな武将で、 創作や想像多いに結構なのだが この作品は評判ほどにはイマイチ乗り切れなかった。 男女の理も、作品に描写されていいとは思うが なんとなくこれは違うんじゃないかな? と思ったりしてしまう。 南原氏の作品は何冊か読んだがたいてい似た気持ちになる。 苦手なのかもしれない。
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