面白いほどよくわかる 図解 世界の哲学・思想 の商品レビュー
60超の哲学者を紹介。図解があって理解はしやすい。古代中世部分は自分があまりよく知らない哲学者も含まれており参考になる。 尚、前書きが非常に印象的で「功利性」を否定する立場から論じられており、学生時代にもっと勉強すればよかったと感じる人は、仮にそれが可能になったとしても同じことを...
60超の哲学者を紹介。図解があって理解はしやすい。古代中世部分は自分があまりよく知らない哲学者も含まれており参考になる。 尚、前書きが非常に印象的で「功利性」を否定する立場から論じられており、学生時代にもっと勉強すればよかったと感じる人は、仮にそれが可能になったとしても同じことを漫然と繰り返すだけであると辛辣である。
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哲学者たちのセオリーを、図示して解説してくれている本。 第一章は、そもそもの「哲学とは」という命題について、政治や脳死、自己責任や幸福などと照らし合わせながら、説明しています。 第二章からは、古代~中世~近代~現代と、歴史の流れとともに、哲学者の思想を一人一人まとめています。 ...
哲学者たちのセオリーを、図示して解説してくれている本。 第一章は、そもそもの「哲学とは」という命題について、政治や脳死、自己責任や幸福などと照らし合わせながら、説明しています。 第二章からは、古代~中世~近代~現代と、歴史の流れとともに、哲学者の思想を一人一人まとめています。 確かにクリアでわかりやすくなってはいますが、深遠な哲学という領域を簡潔にまとめるのは非常に至難の技だっただろうと思います。 私にとっては、ゼノンの「アキレスと亀」のパラドックス辺りから、かなり頭が飽和状態になってきました。 哲学をしっかり学び、基礎知識がある人でないと、いくらわかりやすいとはいっても、初めてのことが多くて読み通すのが大変そうです。 おそらく個々の哲学者の本をきちんと読まないと、一つ一つを理解するのは難しいと思うため、漠然とした理解程度でよしとして、ある程度割り切って読んでいかないと、いつまでも読み終えられなさそうです。 私は、社会の授業で習った古代ギリシア哲学はなんとか理解できましたが、中世のキリスト教哲学は宗教が絡んでくるため、一人ひとりの思想の違いを区別していくのが大変になりました。 さらに時代が進むにつれて、名前と主義がなかなか一致せず、どんどん疎くなっていくこともわかりました。 世界史ではざっくりとしか学ばなかったことだらけなので、新鮮でもあります。 哲学の授業であまりピンときていなかった、ベーコンの「イドラ論」やライプニッツの予定調和説について、シェリング論を批判したベーコンは、彼と大学時代からの友人だった話、ショーペンハウアーの世界観は仏教の影響を強く受けていた点、ドゥルーズとガタリのリゾームなどが、イラストによってぐっと明快なものになっていました。 タイトルに「面白いほどよくわかる」とあり、実際、哲学を学ぶ人々にとってはその通りだと思いますが、素人にはやはりこれだけで哲学を理解するのは無理な話です。 哲学の流れ自体について、きちんと把握できていなかった私には、まだレベルの高い本でした。 全体的な知識を身につけてから、またこの本を読みなおすと、理解が深まるだろうと思います。
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これまで適当な選んで読んでいた哲学書の理解を深めるため、体系的な哲学の流れを踏もうと思って買った本。 本当に簡単な流れと、興味ある哲学者を知れたのが良かったです。
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コンパクトにまとまっていてわかりやすい。 常識として知っておきたい哲学者とその思想についても十分取り扱われていると思う。 古代から哲学研究の発達や変遷もわかりやすい。
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歴史上有名な哲学者・思想家の考えが平易な文章でまとめられている。哲学書は難しくて読む気がしないが、誰がどんな考えをしたのか程度は知っておきたいという人には好適。
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おもろい!よく分かる! 哲学の難しさはどこへ行った!? 登場人物が普通の会話をしているので、哲学的な考えはこういうことかとわかる。 図解でわかりやすい。 まず、ここから哲学へ。
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