砂漠でみつけた一冊の絵本 の商品レビュー
柳田邦男 著 ブクログのレビューで知った本 柳田邦男さんがノンフィクション作家である事は、存じ上げてましたが、柳田さんの本を読むのは 初めてでした。ノンフィクション作家のイメージとは…程遠い 数々の絵本を実体験を交えながら紹介して下さっており、「大人こそ絵本を読もう」のキャンペ...
柳田邦男 著 ブクログのレビューで知った本 柳田邦男さんがノンフィクション作家である事は、存じ上げてましたが、柳田さんの本を読むのは 初めてでした。ノンフィクション作家のイメージとは…程遠い 数々の絵本を実体験を交えながら紹介して下さっており、「大人こそ絵本を読もう」のキャンペーンをされて、それに寄せられた読者のお便りも紹介されている。 「そうだなぁ…絵本の世界から随分離れてしまったなぁ」と、つくづく思う。 自分で絵本を手に取ることも、あまりなくなったが、好きな絵本作家さんや挿絵の素敵な絵本を見ると 微笑ましく感じる。 子どもの時に、親に絵本を読んでもらった記憶が一切ないのだが、向かいに住む、当時多分、大学生だったお姉さんに 小さい頃…添い寝状態で、色んなお話しを、聞かせてもらったことが、自分が本好きになる第一歩だった気がする。 現在その優しかったお姉さんのことは全然行方知らずなのだが…その人が耳元で聞かせてくれるお話しは話し方も、とても上手で…(多分だが、本を読みながらでなくて、ご自分が読んだ絵本、童話の話しを忠実に覚えており、私に聞かせてくれたと思う)あまりに巧みな話し方で「耳なし芳一」の話しなんて怖くて怖くて…その恐ろしい場面が声がそこにいるかのように聴こえて震えたのを今でも忘れられない かと思えば…すごく楽しい冒険話もしてくれて夢中になって、想像するだけで、ワクワクしたものだ(あの…お姉さんは今頃、何処で何をしてるんだろう) とにかく、子どもの頃から本が大好きで…… 高校時代に絵本作家になるのが夢だった 何で絵本作家なのかって言うと小説を書く作家なんて難しすぎる(リサーチも設定も…文章長いし、)なんて思っていたからだ、なんて単純なんだ!と今なら思う 高校生の時、よくノートの切れ端に、詩なんて書いて、同級生にめちゃくちゃ褒められて、いい気になっていたんだ 高校生と言ってもまだ皆、子どもだったんだ!って今更のように思うし、大人になるにつれ、「絵本」なんて小説書くより難しいじゃんと思えるようになった あの言葉少ない頁に自分の想いや魂を、詰め込むなんて出来やしない 短いからって単純でも、簡単なんてもんじゃなく… あの絵本の中の言葉にどんなに勇気づけられ、その言葉一つ一つが心に染み込んできたことか。 絵本に対する価値観や、尊敬の念…あの中に込められて、ずっと長く愛読され何度見ても読んでも感動出来る本を描けるなんてすごいし、自分は絶対無理だ!って思った(当たり前!!)そして…長い間…自分から絵本に触れることはなくなった(自分に子どもでも居れば、もっともっと触れる機会があっただろうに…。)しかしながら、自分の友達に児童文学書や絵本大好きな人が、いて 時々、絵本を送ってくれたり 便りの葉書の中に…児童文学書や絵本の中の言葉の引用文を書いてくれてたりして…とてもホッコリするし、今は、どちらかと言うと小説好きな自分が、彼女はずっと絵本好きな少女のような気がして…懐かしい絵本を、開いた気分になれることもある 絵画にしても…絵本の挿絵を描いた絵本作家からの絵から好きになった絵画も、沢山あるし、絵本はずっと読み続けられる唯一の夢と心の世界 そして…生きてゆく為のヒントを得られる最大の友かもしれないって この作品を読んでも、改めて感じた。 まだ…純粋で無垢な気持ちが自分の中にも潜んでいることを感じられる瞬間だ! 絵本好きの友達の葉書(この葉書も絵本作家さんの挿絵だったりする)の中に… 「たとえば…夢に飢えてる人達に いっぱいの思いを積み重ねて 静かに物語りを聞かせてあげたい いつか あたし…」 って 一コマが、書いてあった なんと…それは私が、絵本作家になりたいと熱望していた時に ノートに書いた言葉だったそうだ 「えっ!」と思ったし、忘れていた。 よくまぁ覚えてくれてる事自体に感激した。 きっと今は そんな同じような思いを持った人の 絵本の物語りを聞かせてほしい と強く思うし、いつまでも友達にも感謝。
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絵本紹介。 絵本は文字が少ないせいか、いろいろな解釈ができるのかもしれない。深読みしようと思えばいくらでも深読みできる、みたいな。 ・絵本は子どもだけのものではない ・絵本の読み聞かせの効能 ・おすすめの絵本 ということがわかった、気がする。 払ってもいい金額:500円
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不勉強であまり存じ上げなかったのですが、絵本を翻訳されたり書いてらっしゃることを知って、読まなければと思い至った次第(ぉ
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柳田邦男氏が大人に薦める絵本の紹介.中井貴恵さんとお仲間たちの読み聞かせの会は素晴らしいと思いました.
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体をお湯に沈めた瞬間、 ピリッ、と走る痛みによって 「傷」があった事に気がつくことがある。 知らぬ間に裂けていた皮膚。 流れていた血。 著者はただ、 これまで読んで感銘を受けた本の紹介を しているだけなのに、 なぜか ひりひりと心が痛んだ。 柔らかく降る雨の様に、 絵本のな...
体をお湯に沈めた瞬間、 ピリッ、と走る痛みによって 「傷」があった事に気がつくことがある。 知らぬ間に裂けていた皮膚。 流れていた血。 著者はただ、 これまで読んで感銘を受けた本の紹介を しているだけなのに、 なぜか ひりひりと心が痛んだ。 柔らかく降る雨の様に、 絵本のなかの言葉が 著者の思いが しとしと、と 痛む心に沁み入って行く。 久々に絵本を開いてみたくなった。
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柳田邦男さんと絵本が結びつかなかったのだけれど…。大人が絵本から学ぶことの素晴らしさを教えてくれる。絵本指南書?
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大人のための絵本紹介本で、柳田視点での紹介文はなかなか良いのだけど、既読本が多かったせいか、「こんな本があるのか!」という新鮮な驚きには欠けた。
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著者は語る。人間が生きるのを支える言葉というものは、 何万語も連ねなくても一行で足りてしまいそうです。 絵本には、無限の可能性を感じさせる力があるのでしょう。 と。私も同感です。自分のために楽しめる一冊探しをしてみませんか?
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