1,800円以上の注文で送料無料

悲しきアンコール・ワット の商品レビュー

3.4

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

遺跡あるところに盗掘…

遺跡あるところに盗掘は必ずありますが、社会問題として、黒い背景があるところまで言及しています。

文庫OFF

2018/10/22

手に取らで やはり野に置け レンゲ草 美しい 野の草 で あっても 貴重な 文化遺産で あっても そこに ある からこそ 意味があることは すべからく同じだ さすがに アジア、アフリカの厳しい現実を撮ってこられた ジャーナリスト三留さんだな と 思わされた アンコール...

手に取らで やはり野に置け レンゲ草 美しい 野の草 で あっても 貴重な 文化遺産で あっても そこに ある からこそ 意味があることは すべからく同じだ さすがに アジア、アフリカの厳しい現実を撮ってこられた ジャーナリスト三留さんだな と 思わされた アンコールワット盗掘 と クメール・ルージュが こんなにも密接な関係があることは 始めて知りました 戦争には始まりだけがあって その終わりがないことを 改めて実感させられました

Posted byブクログ

2014/10/05

[ 内容 ] ロダン、マルロー、三島由紀夫といった大物芸術家たちに愛されたアンコール遺跡群は、組織的盗掘と国境を越えた密売ルートによって日常的に切り崩されている。 カンボジアでは、クメール文化の切り売りは、いまや一つの「産業」となっているのだ!長年、カンボジア取材を続けてきた報道...

[ 内容 ] ロダン、マルロー、三島由紀夫といった大物芸術家たちに愛されたアンコール遺跡群は、組織的盗掘と国境を越えた密売ルートによって日常的に切り崩されている。 カンボジアでは、クメール文化の切り売りは、いまや一つの「産業」となっているのだ!長年、カンボジア取材を続けてきた報道写真家の著者は、十年以上にわたってアンコール遺跡の盗掘と密売を独自に取材してきた、日本で唯一のジャーナリストだ。 本書は、世界遺産が直面する惨状を、豊富な現地写真とともに生々しくレポートした問題作である。 [ 目次 ] 第1章 悲しきアンコール・ワット 第2章 王国の盛衰と植民地の時代(上野の森のアンコール展;アンコール遺跡の再発見者アンリ・ムオ;アンコールを訪れ、惹かれた外国人たち;マルローの『王道』に見る盗掘の実態;奪われた青銅像の行方) 第3章 国境を越える窃盗団(石像一キロ、金一グラムの世界;国境の町の骨董店;密輸街道を行く;手を失った石像;バンテアイ・チュマールをめざす;郡長の悩み) 第4章 密輸ルートを追う(返還された千手観音像;マジック・ドアに隠されたクメールの彫像;「売ってはいけないもの」が公然と売買させる日本) 第5章 荒廃・盗掘と戦う(アンコールは誰のもの;遺跡を守る考古学者タイ下院骨董品の密輸の研究・監視委員会の活動;石工を育てる;国際協力で進められる保存・修復) 資料編 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted byブクログ

2014/04/29

10年前の著書ゆえ、現状が気になりました。アンコールワットにあってこそ石像等の美しさが引き立つのは言うまでもないですが、今日の保護状況を考えると少し心配です。遺跡の上に観光客が座ってますから。。

Posted byブクログ

2013/05/28

東南アジアを取材してきた報道写真家による、カンボジアの遺跡が盗掘・密売についてのルポ。 カンボジアの歴史や現状を踏まえた内容で、日本が関わる遺跡修復についても触れている。 遺跡の保護について、まずは知ることが大切であるが、盗掘・密売については解決の糸口が見えていないのが現状。また...

東南アジアを取材してきた報道写真家による、カンボジアの遺跡が盗掘・密売についてのルポ。 カンボジアの歴史や現状を踏まえた内容で、日本が関わる遺跡修復についても触れている。 遺跡の保護について、まずは知ることが大切であるが、盗掘・密売については解決の糸口が見えていないのが現状。また、その一端を日本が担っているという残念な現実がある。

Posted byブクログ

2013/04/03

アンコール遺跡の彫刻や石像が闇ルートで高値で世界中に密輸されてきたというショッキングな内容。カンボジアに行く前に読んでおけばアンコール遺跡への見方が違ったかもしれない。やはりアンコールのものはアンコールにあってほしいと思うのは自分だけではないだろう。

Posted byブクログ

2012/04/20

アンコールワットの盗掘の状況が書かれている。ややあっさりしている。もう少し緊迫感があるのを期待していた。

Posted byブクログ

2012/04/15

アンコールワット遺跡を巡る実情を歴史(主にヴェトナム戦争時の話とタイとの関係)の話も踏まえながら、現地・そして日本での著者の体験を語られていく。 描写は事実を忠実に述べていく感じで、イメージしやすい。 ガイドブックを買う目的でふらっと寄ったところで気になって、つい購入したのだけ...

アンコールワット遺跡を巡る実情を歴史(主にヴェトナム戦争時の話とタイとの関係)の話も踏まえながら、現地・そして日本での著者の体験を語られていく。 描写は事実を忠実に述べていく感じで、イメージしやすい。 ガイドブックを買う目的でふらっと寄ったところで気になって、つい購入したのだけれど、現地訪れる前に読んで知っておけてよかったかも、という感じ。多分読んでいくのと読まずに行くのとで感じ方が違いそう。やっぱり予習って大事だね・・・と実感(するであろう)

Posted byブクログ

2011/08/30

報道写真家の足で得た生情報に基づく、アンコールワット遺跡を対象とした盗掘の悲劇を伝える。お金やコレクションのために盗掘する盗掘団と、その盗掘団から必死に遺跡を守り・修復を続ける政府や民間。この悲劇は遺跡の価値がなくなるまで永遠と続くのだろうか。価値の高い一部の遺跡には極めて精巧な...

報道写真家の足で得た生情報に基づく、アンコールワット遺跡を対象とした盗掘の悲劇を伝える。お金やコレクションのために盗掘する盗掘団と、その盗掘団から必死に遺跡を守り・修復を続ける政府や民間。この悲劇は遺跡の価値がなくなるまで永遠と続くのだろうか。価値の高い一部の遺跡には極めて精巧な模造品が埋め込まれているらしく、本物と模造品の区別がつかない一般人としては、このような事実を知ってしまうと何を信じれば良いのか疑ってしまう。遺跡はそこにあるから価値があるのだ、という遺跡を愛する作者の言葉は心に重く残る。遺跡の事実を知るのに良書といえる。

Posted byブクログ

2011/07/15

今年念願のアンコールワットを訪れたが、事前に読んでいれば、また見方が変わったかもしれない。 現地でも、首のない仏像について、盗掘のためだとうことは聞いていたが、それに軍や国家がこんな関わり方をしているとは思いもよらなかった。 内容については非常に興味深かったが、現状の報告にとどま...

今年念願のアンコールワットを訪れたが、事前に読んでいれば、また見方が変わったかもしれない。 現地でも、首のない仏像について、盗掘のためだとうことは聞いていたが、それに軍や国家がこんな関わり方をしているとは思いもよらなかった。 内容については非常に興味深かったが、現状の報告にとどまるように感じたため、この評価。 (2011.7)

Posted byブクログ