インターネット時代の表現の自由 の商品レビュー

ジェレミー・ハリスリプシュルツ(著者),尾内達也(訳者)

2011/12/18

インターネットは放送でもあり、公共通信メディアでもあるため、従来型の規制モデルは通用しない。
出版事業者という観点で見れば、インターネットは広大なプラットフォームを構成し、何百万もの読者や視聴者から成る世界規模のオーディエンスに向けて送受信ができる。
インターネットの歴史的重要性はメッセージを発信し言論の自由を実現する機会を周辺部に阻害された数段や個人に新しく提供した点にある。
表現の自由は、思想の自由市場の問題というだけではない。市場は個人から成り、個人は様々な社会的経済的制約だけでなく、法的制約にも直面し市場参加が制限されている。表現の自由にはそれ相当の代償が必要なのだ。