きれぎれ の商品レビュー
自身の頭の中がきれぎれで、だから今夜はこの『きれぎれ』で混沌としたまま眠りたい、と。「きれぎれ」「人生の聖」の2篇。解説は池澤夏樹。明日の朝には、私のきれぎれの欠片がくっついて、違うものになり変わっていそうな気がする。この人の文体には、そういう「何か」が宿っている。
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浦野所有。 いつか読もうと思っていた町田康。アマゾンなどでみると、芥川賞受賞作の「きれぎれ」はあまり評判よくないですね。「もっと別の作品に町田康の神髄がある」というコメントがかなり多く見られました。 私も、「きれぎれ」と、カップリングされている「人生の聖」の2作を読んだだけで...
浦野所有。 いつか読もうと思っていた町田康。アマゾンなどでみると、芥川賞受賞作の「きれぎれ」はあまり評判よくないですね。「もっと別の作品に町田康の神髄がある」というコメントがかなり多く見られました。 私も、「きれぎれ」と、カップリングされている「人生の聖」の2作を読んだだけですが、後者のほうがおもしろかったですね。純粋に、その独特の世界観を楽しめました。 それにしても町田康は独特だなぁ。ストーリー性が薄いというか、主人公が実際に目にしたこと、過去の思い出、妄想などが、主人公が見たり考えたりした順番に淡々と書き綴られていく。そんな文体だったんですね。 あまりにも独特すぎて、非常に読みにくいです。
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ぶっとんでます。ええ。わたしとしてはきれぎれよりも人生の聖のが好きでしたが、これはなんなんでしょう。文学作品を読んでいるのかその人の脳みその中をそのままのぞき込んでいるような、ぐちゃぐちゃとして理路整然としていない感じだったのですが、そのリズム感というか作品の持つ魅力なんでしょう...
ぶっとんでます。ええ。わたしとしてはきれぎれよりも人生の聖のが好きでしたが、これはなんなんでしょう。文学作品を読んでいるのかその人の脳みその中をそのままのぞき込んでいるような、ぐちゃぐちゃとして理路整然としていない感じだったのですが、そのリズム感というか作品の持つ魅力なんでしょうけれどもそれにとりつかれつつ結局読み終わってしまったという感じです。 きっと嫌いな人はすごく嫌いなんでしょう。
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若い友人が、複数大プッシュしていたため、一度読んでみたかった。 う~ん(笑)。個性的、は確かです。 幻想的なようでいて、妙なところでとてもリアル。 若いファンが多いの、わかります。私は・・・どうしましょう。もう一冊くらいは。
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グネグネぶっ飛んでます。 町田康の作品は独特のリズム感があって、 なんだかコンセプト・アルバムの歌詞を読み込んでる気分になる。 これも一冊通してそんな感じ。
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素晴らしい日本語力。そして想像力とセンス。突き放して惹きつける。振り返ると、青空。きれぎれになって腐敗していて。
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夢(妄想)おち?すっとぼけている。 どれくらい読み取れたのか自信がない。 エッセイの方が好きかな。
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読んでる時は可笑しく、読み終わるとなんだか哀しい作品でした。 道化だから、哀しいのか。哀しいから、道化なのか。 この人の作品はいつも、これどう終わらせるつもりだ、って思うけど、不思議なほど綺麗に終わるからすごい。
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現実と想像が入り交じり、今どこに立っているのかわからない感覚が心地よい。言葉の難しさもあるけど、選び方は好きだなぁ。そして、口語体の親しみやすさ、良い。ラストもきれい。きれい。きれい。
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今の自分は本来ありたい姿ではない。 なりたい姿、あり得べき姿は朧げに見えているんだけど、手が届かない。 そんな時、この「きれぎれ」のラストシーンはガツンと来る。
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