間宮兄弟 の商品レビュー

江國香織(著者)

2011/08/01

最近ほのぼのしてない「ほのぼの欠乏症」の人へ　これを読んでみてっ！決してこの兄弟の恋人にはなりたくないけれど、こんな人が近くにいたら「人生って温かいかも」って思えるでしょう。せめて本の中でいいからほんわかしたいって時にお勧めします。

2009/10/04

こんな兄弟いいな〜って思った。純粋で心優しくて・・でもモテないのも分かるような。友達としてなら・・って女の子はみんな思いそう。それもなんか切ないけど。間宮兄弟の家に遊びに行ってみたい！本当に寛いで何時間でも居れそう。ほんわかした作品。

2009/10/04

映画の予告を見てから読んだ。
『さつまあげ』っていう単語がなぜか印象にのこった。
読み終わってすぐに映画も見た。佐藤隆太以外は、ぴったりキャストで良かった。

2009/10/04

兄の明信と弟の徹信。
もてないのを筆頭に、映画好き、読書好き、ジグソーパズル好き等の趣味は共通しているけど、性格は逆。積極的な撤信に対して消極的な明信。二人とも恋愛に発展するようなタイプの男ではないと自覚しているのだけれど、徹信はそんな事は気にせずどんどんぶつかる。いくらもてないといえども出会いのきっかけはあり、その延長線上で間宮兄弟の自宅でカレーパーティーをやったりして、間宮兄弟なりのもてなしをするのです。実家に帰省する時は、母から言付かった事細かいみやげの要求を嫌がりもせず受けている所もいい。
例えば「〜で水曜日にだけ出店のある和菓子屋の菓子」など、購入時に条件が必要だったりするんです。
でもそんな要求をする母がいい味出してます。間宮兄弟はきっとずっと間宮兄弟であり続けるんだろうなあと思うと、ほんわかする小説でした。2006.07.20読了

2009/10/04

昭和の子供たちがそっくりそのまま大人になったらきっとこんな大人になるだろう。
微笑ましい。この二人なら一生を笑ってすごし続けられるだろう。
こういう兄弟が町内に一組はいてほしい。なごむ。
映画もなかなかよい出来だった。

2009/10/04

なんかそりゃもてないだろって突っ込みたくなる感じなんだけど人として好きかも♪
男としては…ですけど…
でもすごくいいんです〜周りの女性も間宮兄弟に関わって変わっていったりいろんなことを考えたりして成長してく。
もちろん間宮兄弟もいろんな目に合いながらも頑張ってくんです。
この小説自体に流れるのんびりしてる感じがすごい好き!
親思いだし、尊敬です☆
映画化もされましたよね!
でも兄の役佐々木蔵之介は格好良すぎです（苦笑）

2009/10/04

映画も凄く良かった。兄弟と言うより、恋人同士のような関係ですよ・・彼らは。見ていて、癒されるうぅ。。。ほわあ〜ん。

2012/03/31

2012.03.31.　疲れていると読みたくなる。安心できる兄弟。読みながらつらつら考える。もし、この本を書いているのが江國さんじゃなくて、中年のおじさん作家だったら、印象は違っただろうとか（でも、長嶋有だったらアリかな、とか）。もし、身近にこんな兄弟がいたら、ご近所さんとしては心和むけど、恋愛対象にはやっぱりならないだろうな、とか。のびやかに、心穏やかに暮らすため、もう女の尻は、追わない。

2011.09.07.　やっぱりいい。読んでてのびのびする。この兄弟生活、うらやましいくらい。私も、将来35歳とかになったとき、妹とこんな風に暮らせてたら、恋人と暮らしてるよりは、きっと心穏やかだろうし、幸せかもしれない、と思う。
★5つ

2011.05.12.　久しぶりに読みたくなって。すごく、くつろぐ。私まで、間宮兄弟の家に遊びに行ったように。やはり、この本は買って手元に置いておきたいナ。★5つ

2010.02.23.　なんともくつろいだ気持ちになれる。くすくす笑えて、心がりらっくす。
★5つ

2008.10.01.　おお、前回も同じこと思ってる。「間宮兄弟」は、やっぱり江國さんの中で変わらず1番だ。こんなのんびり、ほかほか、うれしい気持ちになれる間宮兄弟に万歳。「にいちゃん」って呼び方も、すごく好き。「おもしろ地獄」も、私も好きだった。恋人なんて、できひんかってもいいやんねぇ。
★5つ

2006.07.14.　江國さんの小説の中でダントツ１位。こんなにゆったりゆったり読める小説は、なかなかないと思う。別に変わった設定じゃない(と思う)んだけど、2人の兄弟のこだわりとか行動がいちいち微笑ましい。…現実に存在したらどうなんだろう…と、いうことは考えない方が良いかもしれないけど。
★5つ

2005.09.10.　よかった～◎最近、江國さんさけてたけど、やっぱり支持されてて、映画化されるだけあるわ。人物描写もうまいし、なにより兄弟ふたりがいい！こんなん、いたらいいな。私は兄がいいな。妹と私、30代になってこんな関係やったらいいな。
★5つ

2009/10/10

【だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。"そもそも範疇外、ありえない"男たちをめぐる物語】

こんな兄弟、いいですね。
ほのぼのした気持ちになりました。

映画化決定。2006年公開。
http://www.mamiya-kyoudai.com/main.html

2009/10/04

江國香織の作品なのに　男と女の匂いがしない・・・
ただそれだけの理由で　これまで敬遠してきた。
　このたび映画化され　その映画がことのほかおもしろかったので　遅ればせながら原作を読む　という運びになった。
　こんなふうに暮らしていけたらいいな　と思う。
毎日毎日　変わりばえしない生活の中に　ささやかな喜びと楽しみを見つけて　二人で丁寧に生きてる気がする。
それも　男二人の兄弟で・・・　間宮兄弟のこれまでの生涯は決して楽しいことばかりではなかったろう。
いや　むしろつらいことの方が多かったのではないかと思う。
　なにしろ兄弟そろって　女の人にまるでもてない。
もてない男達のささやかな泣き笑いが　ほんとに暖かいタッチで描かれている。
　女の人にもてなくたって　何を悲しむことがあるだろう・・・
　間宮兄弟は　誠実に一生懸命生きている。
そんな二人に　なんだかとても励まされた気がして　ちょっと嬉しい気持ちになった。