夜回り先生 の商品レビュー
おすすめです。
淡々と綴られた言葉が響く。静かに、忘れられない重さを持って。子供をめぐる問題について、正論を吐くことは簡単だし楽だ。でも彼は、夜回り先生は、行動で示し続ける。愚直に。真摯に。それが、人を動かす。人を変える。
yama
どこまでが本当だろうかと、つい疑いたくなる。しかも泥臭くもある。はたしてこれは偽善か。少なくとも、何もしない大人に語る資格はないだろう。 マサフミがヘッドライトの向こうに見た世界は、はたしてどのようなものだったのだろうか。
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感想 若い人の心に触れる。瑞々しく傷つきやすい。そこに触れるのは怖い。だけどもあえて踏み込む。そうしないと助けられないから。
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水谷先生でさえ、最初から聖人君子ではなかった、と正直にお書きになっていた。失敗を重ねて、それを活かして「子ども」に向き合っている、と知った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2004年刊行。いわずと知れた街を彷徨う少年少女の神とでもいうべき存在である著者。彼の存在を世に知らしめた一書である。彼のような理想を掲げる人は存在するだろうが、それを行動に移せる人はほとんどいない。システムとしては、彼のような超人がいなくても非行少年の心の支えとなるような相談窓口と人員が必要となるのだろう。とはいえ、彼の言行一致が驚嘆すべきことであることは間違いない。
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覚悟をもって仕事と向き合うこと。 死んではダメだ。 心の栄養剤、とでも言おうか。 そんな大事な一冊に出会った気分。
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安直な言葉だけどもすべてのこどもに読んでほしい。苦しんでいる子はとくに。そして先生のようなひとに会えたならと思う。 水谷先生みたいにはなれなくても、わたしもこどもにやさしくありたい。わたしも本のなかの子たちみたいだった。でも話を聞いてもらえてやさしくしてもらえて向き合ってもらえ...
安直な言葉だけどもすべてのこどもに読んでほしい。苦しんでいる子はとくに。そして先生のようなひとに会えたならと思う。 水谷先生みたいにはなれなくても、わたしもこどもにやさしくありたい。わたしも本のなかの子たちみたいだった。でも話を聞いてもらえてやさしくしてもらえて向き合ってもらえるひとがいたから、先生みたいなひとに会えたから いまにつづいているんだと思う。わたしが大切にしてもらえたように わたしも大切にしていきたい。
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ここまでの覚悟をもって教師をしているか,非常に心に訴えてくる本だった。子どもたちのために自らの命をも投げ出す覚悟のある水谷氏はもはや教師の枠を超えている。やはり覚悟と執念だ。
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まるで作り話のように感じるほどに、自分とかけ離れた世界。 それは、私がとても恵まれているからなのだと気付かされた。 まるで当たり前のように思えていた子供時代がいかに恵まれ、そして生まれてきた環境の違いだけでこんなにもつらく哀しい思いをしている子供たちがいるのだと痛感させられた。
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こんな先生もいるのだな~と思ったら、先生自身も寂しい子供時代だったとわかって、先生の行動に共感できた。
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