デザイン・ルール の商品レビュー
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コンピュータ業界における設計、生産のモジュール対応について、コンピュータのアーキテクチャのモジュール化はフォン・ノイマンに遡るという。 しかし、まあ、プログラミングでは、モジュール化なり、隠蔽なり、ブラックボックス化なり、常識と言える。何を今さら言うことがあるのか?
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Baldwin, C. Y. and K. B. Clark (2000). “Design Rules: The Power of Modularity.” MIT Press, Cambridge, MA
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コンピュータ、ソフトウェアを部品として設計するさいのよい指針の具体例を提示している。 指針だけを示されても、現実の具体例がないと、うさんくさいと感じることがしばしばだった。 IBMを中心に、UNIXの例も示しながら、部品設計の現場での話しが掲載されているので、そこから何を汲み取るかは読者の力量だと思いました。 自分が考えている設計指針、過去から提唱されてきた、いろいろな設計指針を本書に記載されている経験からすると、どういう価値があるのかを考えることができるよい題材だと思いました。 課題としては、技術的な側面が弱く、経済的側面が強いので、読み分ける必要があるような気がしました。 ライフサイクルコストと呼ばれる、製品寿命費用を考える際に、経済的側面が重要ですが、その大きな影響を与えるものに技術があるはずなのに、技術の具体的事例が希薄になっているような気もしました。機密事項がいろいろあるのでかけないのかもしれません。
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本書の原著は、すでにモジュール化に関する分析の古典ともいうべき地位を占めている。オプション理論の部分やコンピューターの内部構造を記述した部分は、ややとっつきにくいが、そういう技術的な記述をとばしても、十分理解できる。情報産業だけでなく、これからの日本経済を考える上でも、ヒントが見...
本書の原著は、すでにモジュール化に関する分析の古典ともいうべき地位を占めている。オプション理論の部分やコンピューターの内部構造を記述した部分は、ややとっつきにくいが、そういう技術的な記述をとばしても、十分理解できる。情報産業だけでなく、これからの日本経済を考える上でも、ヒントが見つかるだろう。
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