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邪魔(上) の商品レビュー

3.6

189件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    64

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2018/10/20

平凡なパート勤めの主婦の生活が、夫の会社で起こった放火事件をきっかけに壊れ始める。 一方、その事件を受け持つことになった刑事もまた、同僚からの逆恨み等により、変化していく。 自分の生活を守るために、深い闇に堕ちて行くような… 2018.10.16

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2018/10/08

奥田英朗らしいというか、人の内面の気持ちの悪い部分と不幸な部分がサディスティックなまでに気持ちが悪く書かれている、もの凄くうまいんだと思う、かなり気持ちがやられるので通勤通学にはおすすめできない、内容は素晴らしい

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2018/10/01

「最悪」「無理」「邪魔」の三部作の中で、これが一番好き。 主な主人公二人。 警官久野は男らしくも痛々しく、主婦恭子も普通の奥さんだったのがどんどん良くも悪くも変わっていくのが辛い。 二人とも可哀そうなのだが、ページをめくる手が止まらなかった。 (上下巻ともに読んだ感想)

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2018/07/21

奥田英朗 著「邪魔(上)」、2001.4刊行、2004.3文庫化、再読ですが、以前読んだという感じはなく、ほぼ初読の状態で読み進めました。愛する妻が妊娠中に交通事故死して7年、その間もずっと義母をお母さんとして接し続けている警部補九野薫36歳を中心に話が展開。元婦警脇田美穂26歳...

奥田英朗 著「邪魔(上)」、2001.4刊行、2004.3文庫化、再読ですが、以前読んだという感じはなく、ほぼ初読の状態で読み進めました。愛する妻が妊娠中に交通事故死して7年、その間もずっと義母をお母さんとして接し続けている警部補九野薫36歳を中心に話が展開。元婦警脇田美穂26歳、美穂にぞっこんの巡査部長花村46歳、犯罪の匂いを漂わせている及川茂則とその妻恭子・・・。タイトルの「邪魔」の意味は上巻からは伺えないです。

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2018/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作* 夫を放火魔と疑う平凡な主婦、妻を喪い精神安定剤を服用する刑事、虚勢を張った不良高校生、の三本柱でストーリーが展開するため、全く飽きることなくぐいぐい引き込まれる。それぞれの不安定さや心の隙間にするりと入り込んでしまう闇の深さがどこまで行くのか…下巻が早く読みたくて気が焦るほど。頁をめくる手が止まりません。

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2017/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は2. 第4回(2002年) 大藪春彦賞受賞 内容(BOOKデーターベース) 及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

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2016/12/12

上巻では、二人の主人公(?)が放火事件とそれぞれの関わりを持ち、その生活への影響を描く。警察官の九野は、交通事故で亡くした妻を未だに思いその義理母を慕う。上司から同僚監視という厄介な仕事を押し付けられ、その同僚から恨みを買う。及川恭子は、夫の放火疑惑から逃れたいあまりに、パート先...

上巻では、二人の主人公(?)が放火事件とそれぞれの関わりを持ち、その生活への影響を描く。警察官の九野は、交通事故で亡くした妻を未だに思いその義理母を慕う。上司から同僚監視という厄介な仕事を押し付けられ、その同僚から恨みを買う。及川恭子は、夫の放火疑惑から逃れたいあまりに、パート先のスーパーでの労働形態の抗議に出る。

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2016/11/18

人は誰もちょっとした満たされない思い、思うままにならない状況、いたたまれないほどではないが逃れられない立場等を抱えている。そのうような否定的な環境にありながらそれぞれがそのストレスを何らかの形で発散している。ただしそれは倫理的道徳的法律的に許される範囲である。 しかしこの物語では...

人は誰もちょっとした満たされない思い、思うままにならない状況、いたたまれないほどではないが逃れられない立場等を抱えている。そのうような否定的な環境にありながらそれぞれがそのストレスを何らかの形で発散している。ただしそれは倫理的道徳的法律的に許される範囲である。 しかしこの物語では登場人物たちの多くが超えてはいけない一線を越えていってしまう。それも本人さえ気がつかないようなちょっとした逸脱が重なって、重大な状況に陥っていくのである。人はこのようにして堕ちていってしまうのかと考えさせられる。とはいっても物語の展開は重たいものではない。いろいろな立場の違う登場人物たちが、絡まり合って一つの物語を作っていく。先の読めないストーリー展開で読者を引き込んで、最後まで一気に読んでしまうエンターテイメント作品である。

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2016/02/20

及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこん...

及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作

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2016/02/19

映画館も無い文化度の本城市。 そこで起きた一つの放火事件。 警察・ヤクザ・パートの主婦、様々な思惑が巡る物語。

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