ZOKU の商品レビュー
悪事ではなく悪戯組織…
悪事ではなく悪戯組織のZOKUと、それを阻止する組織TAIの暗闘を描いた脱力系小説です。とにかく笑えます。
文庫OFF
「何がしたいわけ?」…
「何がしたいわけ?」この本はこの言葉一言で言い表せそうです。安全に楽しめるちょっと変わった作品☆正義と悪の戦いか!?と思いきや自棄にほのぼのなノリ(笑)。ハラハラドキドキといった緊張感とは一切無縁な読み手がニヤニヤしてしまう面白さ。趣味って!とかいろんな箇所で突っ込みを入れてしま...
「何がしたいわけ?」この本はこの言葉一言で言い表せそうです。安全に楽しめるちょっと変わった作品☆正義と悪の戦いか!?と思いきや自棄にほのぼのなノリ(笑)。ハラハラドキドキといった緊張感とは一切無縁な読み手がニヤニヤしてしまう面白さ。趣味って!とかいろんな箇所で突っ込みを入れてしまいたくなります(笑)。詩的な表現と言われているスカイクロラが気に入ったので読んでみたけれど、あまりの違いに驚きでした。なんか脱力系癒し系です。何か仕掛けやどんでん返しがあるのでは?と疑って読んでは駄目です。素直に流すように楽しむの
文庫OFF
森ミステリィとは一風…
森ミステリィとは一風変わった作品。ちょっとした悪戯のために時には大金を注ぎ込むZOKUと、それを阻止するTAIという2つの組織を巡る物語。両組織のヒロイン、永良野乃とロミ・品川はじめ個性的な登場人物たちが面白い。
文庫OFF
特撮モノが全盛期だっ…
特撮モノが全盛期だった頃に少年時代を過ごした人に読んでもらいたい作品です。この微妙にノスタルジックな雰囲気は出そうと思って出せるものではないでしょう。
文庫OFF
ドロンジョ様降臨(⑅•ᴗ•⑅) 2003年というと四季シリーズが出ていた頃。 尖った初期作が大好きで全作品読もうと思ったモリヒロさん、意味なしジョーク、いやおやじギャグ的なノリを全面に?押し出した作品も可愛くて大変にはまった。 無理な高笑いをロミに注意された黒古葉が可愛い 「先...
ドロンジョ様降臨(⑅•ᴗ•⑅) 2003年というと四季シリーズが出ていた頃。 尖った初期作が大好きで全作品読もうと思ったモリヒロさん、意味なしジョーク、いやおやじギャグ的なノリを全面に?押し出した作品も可愛くて大変にはまった。 無理な高笑いをロミに注意された黒古葉が可愛い 「先日もドクタから、検査の結果をお聞きになったばかりでは?血圧のお薬はもう飲まれましたか?」 「飲んだ」 ――とっても素直(笑) episode5・黒古葉と木曽川の会話もおもしろい。老いた旧友は、お互いの見栄や加齢をも容赦なく攻めるネタにする。
Posted by
Zシリーズ ZOKURANGERを先に読んじゃったけど、まったくもって オッケーでした(笑) 登場人物の名前が共通なだけで、完全に別の話。 犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体〈ZOKU〉彼らの悪行を阻止せんとする科学技術禁欲研究所〈TAI〉 彼らのバカバカしい平和な日...
Zシリーズ ZOKURANGERを先に読んじゃったけど、まったくもって オッケーでした(笑) 登場人物の名前が共通なだけで、完全に別の話。 犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体〈ZOKU〉彼らの悪行を阻止せんとする科学技術禁欲研究所〈TAI〉 彼らのバカバカしい平和な日常(?) ZOKUの壮大ないたずらが、だんだんみみっちくなっていくのが笑える。 そしてラストのあの一文。 え?!マジで???
Posted by
最後の最後まで「えーなんだよ、読めるけど、なんだよー。どうすんだよー」というまま読み進める。そして、あのラスト。うっわぁ。なのだ。ボリュームありすぎだろう前ふり(笑)。
Posted by
「ZOKU」があるとは知らずにZシリーズ2作品目の「ZOKUDAM」から読んでも何の支障も無かったのだと「ZOKU」を読んで思いました。 短編の中で「ガンダムに乗りたい」「遊園地が基地」と言う記述があった時には、なるほどこれが「ZOKUDAM」に繋がってるんだなと思いました。 壮...
「ZOKU」があるとは知らずにZシリーズ2作品目の「ZOKUDAM」から読んでも何の支障も無かったのだと「ZOKU」を読んで思いました。 短編の中で「ガンダムに乗りたい」「遊園地が基地」と言う記述があった時には、なるほどこれが「ZOKUDAM」に繋がってるんだなと思いました。 壮大な悪戯を繰り広げる「ZOKU」とその悪戯をわざわざ防ごうとする「TAI」の大掛かりな割に地味な感じのささやかな対決が読んでいて楽しいです。 小ネタも挟みつつ始終平和に進んでいきます。 最後のオチ(と言うのか)はなんなんだろうかと思いましたが、少し考えてみるとそういうことなのか?と言うような考えがでてきましたが。 ふとした瞬間、この現象は「ZOKU」の悪戯なのでは…なんて想像すると愉快な気分になりそうです。
Posted by
微妙な迷惑の為に動くZOKUを阻止せよ! 読了日:2006.02.15 分 類:長編 ページ:264P 値 段:829円 発行日:2003年10月光文社、2004年10月発行 出版社:光文社KAPPA NOVELS 評 定:★★★ ●作品データ● -------------...
微妙な迷惑の為に動くZOKUを阻止せよ! 読了日:2006.02.15 分 類:長編 ページ:264P 値 段:829円 発行日:2003年10月光文社、2004年10月発行 出版社:光文社KAPPA NOVELS 評 定:★★★ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 :ZOKU、TAI 語り口 :3人称 ジャンル:コメディ 対 象 :一般向け 雰囲気 :ギャグ イラスト:山田 章博 デザイン:岩郷 重力 ---------------------------- ---【100字紹介】---------------------- 犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体ZOKUと、 彼らの悪行を阻止しようとする科学技術禁欲研究所TAI。 平穏な日常の裏側で今日も、 やられた者すら気付かない迷惑行為を巡り 悪と正義の暗闘が続いていた! ----------------------------------------- 長編で、こんなに大真面目に、ギャグを書いてしまうわけですね。とても、著者らしい雰囲気の作品です。 メインキャラは謎の悪戯組織ZOKUの黒幕の秘書であり、年齢に挑戦するかのような高露出度黒服+黒マントのロミ・品川、ZOKUの新米メンバで情けない男ケン・十河、ZOKUに対抗するTAIのエリート研究員の揖斐純弥、TAI所長の孫のお元気少女・永良野乃など。 キャラは個性的といえば個性的。どこかで見たことのありそうな、でも新しいような、絶妙な感じです。例えば揖斐&野乃の組み合わせは、犀川&萌絵的。でもやっぱり少しずれています。ロミ・品川&ケン・十河だって、子供向けアニメの悪役でいかにもありそうな感じだけど、ロミが年齢を気にしていたり、ケンがちょっと反抗的な面も見せたりと、少し外した感じ。 面白いのはZOKUの発想かな。表紙見返しの紹介を読めばそれだけで「何だそりゃ?」と思わず首を傾げてしまいそうです。以下、引用。 ---------------- 大臣の自宅だけに響くバイクの暴走音。 女子高の授業中、一斉に振動する携帯のバイブ機能。 畑の薩摩芋がすべて芋判に変えられ、また埋められる。 映画の真っ最中、誰も笑っていないのに響く大爆笑の声。 ---------------- ええ、意味不明ですね。なんだそりゃですね。犯罪のような犯罪じゃないような(でもやっぱり犯罪だと思う)。こういうくだらない発想が読みどころ。しかも荒唐無稽なことは書かないのがこの著者の特徴。ちゃんと科学的にこうしてやってます、ということまで考えられていて、決して不可能なことは描かれないのです。こういうところがやっぱり、理系的かなあと思いますね。 全体として、こんな感じの漫画、森博嗣の著作に載っていたような気がするなあと…。のんたまんだったか、なんだったか。 とにかくそんなわけで、原材料は森博嗣らしさ100%、みたいな、森博嗣てんこ盛りの1冊。森博嗣のあの独特の世界観が好きな人にはたっぷり堪能して欲しい作品。 ●菜の花の独断と偏見による評定● --------------------------------- 文章・描写 :★★★ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★ 独 自 性 :★★★★ 読 後 感 :★★★ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…庄内 承子 「終わりなんてないわよ。人生の終わりは死ぬとき」 (ロミ・品川) 勿論、「人生ゲーム」についての説明(笑)
Posted by
おもしろいっ! 会話のテンポが最高ですね。クスッと笑えるポイントが多々あります。 夢があるような、ないような…。なぜロボ?なぜそんな悪戯を? そんな疑問がわきます。わくんですけど。 最終的には……そうなるか!っていうオチ。 最後の最後まで、森博嗣に振り回されましたー。
Posted by