ZOKU の商品レビュー
マンガも描いちゃう作者ならではの表現が満載で、こちらの想像を小気味良く掻き立てる書き方は、計算されていて良い感じ。短編5編からなる物語は、最後の文章で本当に「何がしたいわけ?」という帯コピーの意味が分かる。いつもながら、卑怯な文章だよなぁ…(笑)。中でもお気に入りはこの文章。「男...
マンガも描いちゃう作者ならではの表現が満載で、こちらの想像を小気味良く掻き立てる書き方は、計算されていて良い感じ。短編5編からなる物語は、最後の文章で本当に「何がしたいわけ?」という帯コピーの意味が分かる。いつもながら、卑怯な文章だよなぁ…(笑)。中でもお気に入りはこの文章。「男の人は、服は障害物だって思ってるって…」…はい、そうです。特に自分の服がね…(笑)。
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犯罪未満の微妙な迷惑に資金を使い、そしてお金を使う集団。 ZOKUの一員「ロミ品川」多分本気でキャッツアイの格好で勝負するおばさんが、終始笑わせてくれた。
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森博嗣氏が好きな私でさえも、何これ?って思ってしまう本です。すべてがFのころの森氏はいずこへ?売れるからって赤川次郎のように軽い小説ばかり書くようになってますからね・・・ 「悪の組織」と「悪戯の組織」をかけて巧いこと思いついたなんて言わないことを願って・・・
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表紙がかわいかったので買ってみた。 ここの新書はなんか装丁がどれもかわいいので集めたい☆ それにしてもこの人の作るキャラクターはどうにもオタク臭が・・・
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本当に「なにがしたいわけ?」です。ギリギリ平和、でもそれはまったく危険ではない。微妙であることが絶妙。凄い。
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映画館での場違いな笑い声。 特定の家に突然聞こえるバイクの暴走音。 授業中にいっせいに鳴り響く携帯の着信バイブ。 一体ダレがそんなことを? それはもちろん犯罪未満の壮大ないたずらを目的とする非営利集団『ZOKU』の仕業。 いたずらのためなら多大な出費もいとわずにみんなにちょっとし...
映画館での場違いな笑い声。 特定の家に突然聞こえるバイクの暴走音。 授業中にいっせいに鳴り響く携帯の着信バイブ。 一体ダレがそんなことを? それはもちろん犯罪未満の壮大ないたずらを目的とする非営利集団『ZOKU』の仕業。 いたずらのためなら多大な出費もいとわずにみんなにちょっとした困惑を与えるこのお騒がせ集団に対抗すべく組織されたのが、TAI(科学技術禁欲研究所)。 いたずらを巡り対立するZOKUとTAIの馬鹿らしくて真面目な戦いが密かな笑いを誘う新感覚コメディ!!
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森博嗣らしい皮肉をやんわりと込めたほのぼのコメディと言うべきものか。最後の一ページの仕掛けはさすがと言える。ガンダムをきってすてるところなんか森博嗣の現実主義らしい一面が見える。その反面、鉄道や飛行機に対する愛着も。イイ意味で森博嗣の趣味の権化のような作品か。
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おっもしろい!森作品は前からすごい読みたくて、でも何から読んでいいのか悩んでました。そんな中これ発見して、聞いたことないノベルズからだったから即買い。読んだらこれがまた面白い。なんていうか、会話が。小気味いいっていうか、コント?みたいな。頭の中に映像見えるみたいで楽しいです。本読...
おっもしろい!森作品は前からすごい読みたくて、でも何から読んでいいのか悩んでました。そんな中これ発見して、聞いたことないノベルズからだったから即買い。読んだらこれがまた面白い。なんていうか、会話が。小気味いいっていうか、コント?みたいな。頭の中に映像見えるみたいで楽しいです。本読み初心者でもすんなり読めると思う。(2005.04.21)
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カヴァ可愛いです。中身も可愛い。わけのわからん二つの団体が対決しているお話。ばかばかしさが売りでしょう。
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森氏100冊目の本。悪の組織・・・じゃない「悪戯の組織」ZOKUとそれを防ごうとするTAIのささやかな戦いの話。明るい軽い流れと思いきや、ラストできっちりどんでん返しをもってくるのはさすが。山田氏の挿絵もセンスがよい。
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