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カルトの子 の商品レビュー

4.3

23件のお客様レビュー

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たとえ、親であっても…

たとえ、親であっても宗教は人に押し付けるモノではない。今、親である人、これから親になる人には、ぜひ読んで頂きたい1冊です。

文庫OFF

何かを信じるってなん…

何かを信じるってなんだろう何かを信じなければ人間は生きてはいけない。私が、私の為に、私である事そのことを、私はいつも信じて承認してあげているだろうか。自分が信じてたものが、間違っていたと気付いたとき、人は、自分を信じるという事の難しさと、素晴らしさを知る。

文庫OFF

現在親である人、もし…

現在親である人、もしくはこれから親になる可能性がある人はぜひ読むべき本。親がカルト宗教に入れ込んだ結果犠牲になるのは子どもだということがよくわかる。そして、新興宗教の怖さも。かなりの労作ノンフィクション。

文庫OFF

2022/12/12

元首相襲撃事件から後、宗教と政治の話題がマスコミに出ない日は無い。この本の単行本はそうとう前に出版されている。私が学生時代だった30年前にも統一教会や霊感商法、オウムやヤマギシの話はよく耳にし、学生に被害者も出たことから、学生が集められ散々注意喚起が行われていた。読み直すと非常に...

元首相襲撃事件から後、宗教と政治の話題がマスコミに出ない日は無い。この本の単行本はそうとう前に出版されている。私が学生時代だった30年前にも統一教会や霊感商法、オウムやヤマギシの話はよく耳にし、学生に被害者も出たことから、学生が集められ散々注意喚起が行われていた。読み直すと非常に生々しく、これからの人生を立て直すために自己修復する時間がかかることがよくわかる。今だからこそ、また読まれるべきではないか。

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2021/09/10

怖かった。親の入信は、子どもにはどうすることもできないものであり、子どもにとてつもなく大きな影響を与えるものなのですね。

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2019/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・child abuse 不適切な養育。特に精神的虐待。この世の否定。二元論。地獄行きと脅す。子供より、宗教を優先。ありのままの子供を見てもらえなかった子供たち。愛着障害。

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2017/11/26

親がカルト宗教に入信したとき・脱退したとき、その子どもたちはどうなるのか?オウム、エホバ、統一教会、ヤマギシ等のルポルタージュ。 子どもを追ったルポはないというが、自分の意思で入信したわけではなく、心身の傷や葛藤を抱えた子どもたちは、追われたくはないだろう。 親が子に与える影響の...

親がカルト宗教に入信したとき・脱退したとき、その子どもたちはどうなるのか?オウム、エホバ、統一教会、ヤマギシ等のルポルタージュ。 子どもを追ったルポはないというが、自分の意思で入信したわけではなく、心身の傷や葛藤を抱えた子どもたちは、追われたくはないだろう。 親が子に与える影響の底知れぬ深さを知った。

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2017/08/10

『カルトの子 心を盗まれた家族』の続篇的内容でオウム真理教、エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)、統一教会、幸福会ヤマギシ会を取り上げる。ヤマギシ会は宗教団体ではないが、その閉鎖性や洗脳を考慮すればカルトの名に十分値する。正義を掲げる彼らの暴力性は弱者である子供に向けられる。そ...

『カルトの子 心を盗まれた家族』の続篇的内容でオウム真理教、エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)、統一教会、幸福会ヤマギシ会を取り上げる。ヤマギシ会は宗教団体ではないが、その閉鎖性や洗脳を考慮すればカルトの名に十分値する。正義を掲げる彼らの暴力性は弱者である子供に向けられる。そして正しいがゆえに全く手加減されない。 http://sessendo.blogspot.jp/2017/08/blog-post_10.html

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2017/01/30

一気に読んだ。読まされた。面白すぎる。 普通の人間の中に、狂気がある。 現代に生きていても、誰もが科学的、論理的思考をできるわけではない。自分が属する集団、信頼する相手の言葉を絶対のものとしてしまう。 アメリカで福音派、キリスト教原理主義が広まっているのも、人間の本性に訴えるもの...

一気に読んだ。読まされた。面白すぎる。 普通の人間の中に、狂気がある。 現代に生きていても、誰もが科学的、論理的思考をできるわけではない。自分が属する集団、信頼する相手の言葉を絶対のものとしてしまう。 アメリカで福音派、キリスト教原理主義が広まっているのも、人間の本性に訴えるものがあるからだろう。 ヤマギシ会はいわゆる宗教ではないかも知れないが、カルトの定義「組織や個人がある教えを絶対であると教え込み、それを実践させる過程で、人権侵害あるいは違法行為を引き起こす集団である」にはあてはまる。理想郷を目指した人々の間で、弱者への暴力がはびこるという皮肉。 自尊心の低い子どもを生み出すメカニズムは、どの家庭でも共通するのかも。やはり密室で育てる、閉鎖的な環境がやばいのだろう。幼児期の自己肯定と、成長過程で多様な価値観に触れること。どちらも大事。

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2015/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エホバの証人、オウム、統一教会、ヤマギシ会、ライフスペース。事件が起こりニュースやワイドショーで取り上げられる。宗教を信じるのも、カルトにハマるのも本人の自由だが、子供は?生まれる時に親を選べないように、親がカルトに入信してしまうと、子供(特に未成年、乳幼児)は必然的に入信させられてしまう。そしてそのカルトが子供の世界全てになり、疑うことすらなくカルトの中で生きて行くことになる。 大人ですら脱会後は大変だろうに、他の世界を知らずに育った子供達はどうなるのか。 まわりに溶け込めず、心を閉ざす子供達。心を開くことも、そもそも相手の立場にたって考える、という教育すら受けずに育ち、他者とのコミュニケーションすらとれないわけだから…保護した施設の方々の大変さは容易に想像できる。 巻末にヤマギシ会にいた子供達へのアンケートがあるが、虐待の凄まじさにページをめくる手が止まる。未だにこういった子供達をきちんと救うプログラムみたいなものはない?筆者の言う、オウム脱会後の子供達をモデルケースにしたプログラムなどをしっかり作って来なかった国の責任は大きいと思う。 乳幼児時代に親から受ける無条件の愛の大切さ。親として子供をどう育てるのか。カルトだけでなく、子供に対する過剰な期待や精神的呪縛がどれだけ影響するか。自分の育児経験とこれからについても改めて考えてみるきっかけになった。

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