カルトの子 の商品レビュー
カルトの子供へ対する虐待の実態 根の深い問題など考えさせられる内容 信教の自由、カルトにも許していいものなのか
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読みながら、なんだか色々考え込んでしまった、1冊。 というのは、私も物心着く前から、プロテスタント系の教会に通っていたこと があったからだ。 子供の頃だけだったが、それは少なからず自分の人格形成の一部を担っていたように思う。 何ページかは読んでうーんと唸り、またペ-ジを進める(な...
読みながら、なんだか色々考え込んでしまった、1冊。 というのは、私も物心着く前から、プロテスタント系の教会に通っていたこと があったからだ。 子供の頃だけだったが、それは少なからず自分の人格形成の一部を担っていたように思う。 何ページかは読んでうーんと唸り、またペ-ジを進める(なかなか読みにくい文章ではあったが) でも自分の過去を振り返るという部分ではよかったかもしれない。
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子供であった時期がいかにかけがえのないものか、大切なものかがよくわかる。 無条件の愛が受けられなかった、と感じた心がいかに未来に影を落とすのか。 その後にことばで弁解されたとしても、あまり意味はなくて、その子が全身で納得するかどうかが重要。 これはカルト、という側面から被害者の子...
子供であった時期がいかにかけがえのないものか、大切なものかがよくわかる。 無条件の愛が受けられなかった、と感じた心がいかに未来に影を落とすのか。 その後にことばで弁解されたとしても、あまり意味はなくて、その子が全身で納得するかどうかが重要。 これはカルト、という側面から被害者の子供を見ている本だけど、本質的にはいびつな親子関係についての本だと思う。 カルトでなくても、親の思う正義に振り回された子供は大勢いるんだろう。厳しいしつけも、おおらかな放任も、子供を、一人の人間としてラベリングせずに直視しなければすべてがエゴとなりうる。 子供のためを思って、というのが、本当に目の前の子供を見ているのかが焦点となる。 これから大人になろうとする人、大人であることを自覚している人すべてが読んだ方がよい本。
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教団で一生を過ごしたとして、はたして疑問をもたずに人生を終えることができるのだろうか。人間のすることなのだから、どこか抜け穴がありつじつまも合わなくなる。結局、社会に戻らざる終えなくなるのならば、洗脳期間は短い方がよい。両親が改宗していて自分の意思を持たず、教祖を信じる子供は大...
教団で一生を過ごしたとして、はたして疑問をもたずに人生を終えることができるのだろうか。人間のすることなのだから、どこか抜け穴がありつじつまも合わなくなる。結局、社会に戻らざる終えなくなるのならば、洗脳期間は短い方がよい。両親が改宗していて自分の意思を持たず、教祖を信じる子供は大変だ。社会にも馴染めず、自分で判断する力も養われていない。人にだまされずに自分を信じる力をつけよう、それは全ての人に通じることなのだ。
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『時間と学費をムダにしない「大学選び2011」』(光文社)の著者(石渡嶺司/山内太地)が選んだ「福祉・心理」に関する本。 (レベル3:大学生にも十分勝てる!) カルト宗教の信者の子どもに焦点を当てたルポ。 児童福祉という観点からも重要な問題であり、オウム真理教の子どもを保護し...
『時間と学費をムダにしない「大学選び2011」』(光文社)の著者(石渡嶺司/山内太地)が選んだ「福祉・心理」に関する本。 (レベル3:大学生にも十分勝てる!) カルト宗教の信者の子どもに焦点を当てたルポ。 児童福祉という観点からも重要な問題であり、オウム真理教の子どもを保護した児童相談所が登場。親の勝手に振り回された子どもをどのようにケアしていったのか、本書で知ってほしい。
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オウム真理教・エホバの証人・統一教会・ヤマギシの親を持つ子供の話。 child abuuse の実例。
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さまざまなカルト集団(教団)に、親が入信してしまうと子供の意思は関係なくたいていそのまま一緒に入信させられたり布教活動に連れまわされたり、集団生活を強いられたりするのですね。親は自分が行きたくていくのでいいのですが、その集団のルールによっては子供は子供らしく生きることを否定された...
さまざまなカルト集団(教団)に、親が入信してしまうと子供の意思は関係なくたいていそのまま一緒に入信させられたり布教活動に連れまわされたり、集団生活を強いられたりするのですね。親は自分が行きたくていくのでいいのですが、その集団のルールによっては子供は子供らしく生きることを否定されたり親と引き離されたり基本的人権(教育)すら奪われていることもあるようで、当然その後の人間形成にも悪影響があり、でもそういった現実って語られることがすごく少ない。なぜだろう。読んでいて本当にぞぞぞぞーっとする本です。2004年10月読
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カルトと呼ばれる新興宗教に属している親を持つ子供にフォーカスした話。 本当の被害者は子供達なんだなと考えさせられます。 子は親を選ぶ事は出来ないのでどうしようもないことですけどね。
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カルトと呼ばれる宗教団体に属していた子供たちを追ったルポ。「この世を救わなければ」と熱心に活動している親たちと、すぐそばにいる救われない子供たち。なんと皮肉なことか。
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少々読みにくい文章だが、がんばって読了。私の身内に狂信者がいるのだが、実子に対して虐待をしていたことを最近になって知った。実態は、ほぼこの本の通りであった。
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