下妻物語 の商品レビュー
一冊で何度もおいしい本。
ヤンキーとロリータ。お互いに譲れない主義を持ったふたりの、微妙~な友情。とにかく笑える、爽快・痛快・豪快、一冊で何度もおいしい本。映画も原作もそれぞれの良さが存分に生きていて、どちらも見逃せません!
TKS
最高に面白いです 基本は推理小説だけど、桃子とイチゴの会話とか、桃子のぶっ飛び方、息をするようにつく桃子の嘘とか、はまりました 息をするように嘘をつくことに憧れる
Posted by
中学生の頃、いじめられていた時に学校で読んでいた。大人になって改めて読むとそれはそれは当時のわたしの指針になっていたのだなぁと思い出して泣いてしまった。野ばら先生、生まれてきてくれてありがとう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
眩しい青春小説。 お互いの信念をリスペクトして、背中を押してくれる。 「なれると信じる自分となれると信じるダチがいれば、なれるんだよ。」 この言葉がこの本を表していると思います。
Posted by
むちゃくちゃにポップで分かりやすい内容でありながら、散りばめられる桃子とイチゴの美学と生き方がカッコよく思えます。 相手の好きなものをバカにしつつも、相手の大切な領域は侵さないという、一本芯の通った友情(というと桃子には嫌がられるだろうけど、「付き合い方」というとちょっと違って...
むちゃくちゃにポップで分かりやすい内容でありながら、散りばめられる桃子とイチゴの美学と生き方がカッコよく思えます。 相手の好きなものをバカにしつつも、相手の大切な領域は侵さないという、一本芯の通った友情(というと桃子には嫌がられるだろうけど、「付き合い方」というとちょっと違ってきちゃうし)の貫き方が素敵。
Posted by
10年以上前に読んで面白かった記憶があり再読した。 高校生のロリータ魂で生きる桃子と、ヤンキー魂で生きるイチゴが茨城県下妻市で出会う。 きっかけは桃子のダメ親父が大量生産したVersaceのバッタものをイチゴが買い求めに来たことから始まる。 普通に生きていたら交わることのなか...
10年以上前に読んで面白かった記憶があり再読した。 高校生のロリータ魂で生きる桃子と、ヤンキー魂で生きるイチゴが茨城県下妻市で出会う。 きっかけは桃子のダメ親父が大量生産したVersaceのバッタものをイチゴが買い求めに来たことから始まる。 普通に生きていたら交わることのなかったロリータとヤンキーだが、筋の通った生き方をする桃子と、頭脳は弱いが正直で真っ直ぐなイチゴはお互いを認め合う仲に。 しかし桃子は決してイチゴを友達だとは認めない。 その答えを明確な言葉にしてイチゴがミコさんに言い放つシーンは爽快で、イチゴが周りを良く観察し、よく考えて生きていることが窺われる。 しかしお互いに信頼できる存在というのはこの上なく羨ましい。 桃子もイチゴもお互いのファッションを心の中で『ダサい』と感じていたり、桃子はイチゴを『オツムが弱い』と思っているのに、それを傷つく言葉で相手に伝えたりはしない。 それぞれを個として尊重し、距離感が絶妙に良い。 序盤、状況説明が長いと感じたが、イチゴが現れてからの2人のやり取りが面白くあっという間に読み進んだ。 桃子とイチゴの今後はどうなるだろう。 エネルギーいっぱいのちょっと変わった熱い友情物語。 爽快さと純粋さと若さを味わいたい時に。
Posted by
私もふりふりひらひらのお洋服を着る者です。ロリータとコメディって共存しうるんだ…!!こんなにかわいいのにこんなにウケる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
趣味が正反対でも、思想が合わなくても、学校の偏差値が天と地ほど隔たっていても人間は「ダチ」になれる。サイコーですね。人間が友達になるのに必要なのは自分の生き方に筋を通すこと……そんな友達がいるなら、絶対離しちゃだめなんだと強く思いました。
Posted by
嶽本野ばらは、いつも気になる作家さんだ。 私自身はロリータファッションをする人でもなく若くもないけど、嶽本野ばらの作品からはロリータはただファッションではなく生き方そのものなのだ、ということがよく伝わってくる。 「スリーピングピル」、「シシリエンヌ」、「タイマ」と読んできて4冊...
嶽本野ばらは、いつも気になる作家さんだ。 私自身はロリータファッションをする人でもなく若くもないけど、嶽本野ばらの作品からはロリータはただファッションではなく生き方そのものなのだ、ということがよく伝わってくる。 「スリーピングピル」、「シシリエンヌ」、「タイマ」と読んできて4冊目。 話のテンポもよく、夢中で読み進めてしまった。 他の作品も一通り読むつもり。
Posted by
ヤンキーとロリータの女の子の友情物語…と言ってしまうと陳腐な感じがするけど、全然そんなことない。ふたりの生き様がかっこよくてしびれました。そして友情がないと言いつつもお互いの胸の裡にはたしかに友情が在って、とても胸があたたかくなりました。友情っていう安っぽい言葉がないからこその絆...
ヤンキーとロリータの女の子の友情物語…と言ってしまうと陳腐な感じがするけど、全然そんなことない。ふたりの生き様がかっこよくてしびれました。そして友情がないと言いつつもお互いの胸の裡にはたしかに友情が在って、とても胸があたたかくなりました。友情っていう安っぽい言葉がないからこその絆みたいなものを感じました。ふたりが将来どうなるのか楽しみですね。
Posted by