ブローチ の商品レビュー
12歳からおすすめ。 大人向け絵本と思いました。 好みが分かれるところ。 美しい色づかいに、繊細なつくり。 丁寧に扱ってほしい作品。
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大人向けの絵本 イラストが透けて、めくるたびにシーンがどんどん変わっていくのが素敵 アニメーションみたい インテリアとしても素敵 子供にはまだ触らせられない(笑)
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だいじなものを探す旅が、そのまま人生の歩みのようにも思われる文章と、トレーシングペーパーに描かれた、芸術性の高い繊細な絵とデザインが合わさった、この絵本は、今を生きている大人の女性に捧げられた作品だと感じました。 薄いトレーシングペーパーに描かれているので、次のページの絵や文章...
だいじなものを探す旅が、そのまま人生の歩みのようにも思われる文章と、トレーシングペーパーに描かれた、芸術性の高い繊細な絵とデザインが合わさった、この絵本は、今を生きている大人の女性に捧げられた作品だと感じました。 薄いトレーシングペーパーに描かれているので、次のページの絵や文章が透けて見える事で、今のそれと合わさった絵になるような構成は面白いが、実際捲ってみると、文章の真下に重なっていた文章が現れたり、思っていたのと違うデザインだったりと、その意外性は、まるで思い出せそうで思い出せない人間の心象風景のようにも思われますし、よくよく見ると、絵の中に目的のものが見えているのに、そこでは見付けられないところには、人間の不完全さを表しているようにも思われました。 しかし、不完全であるかどうかは、これまでの数え切れない人生の歩みを否定するわけでも、人生をつまらなくするわけでもなく、これまで色々あったとしても、この先何が起ころうとしても、「今どうしたい気分なの?」といった、シンプルな問いに帰結するようなメッセージも感じられました。 そして、それ以上に、私が最も印象的だったのは、内田也哉子さんの文章で、途中からの一連の流れは、恵まれているようで何故か生きづらく感じてしまう、その言葉にし難い心情の描き方に、とても共感できるものがあり(最後の言葉よりグサッときた)、それを書きたいのですが、ネタばれを気にする方はご注意下さい(結構、長々と書いてるので)。 隣のひとが 笑っている 「なに、笑ってんの?」 よせばいいのに むっとする そのうち 何だか おかしくなる わけもわからず けたけた からから 伝染する笑い 時には わけがわからないくらいの方が いまを味わえるのかもしれない なんて のんきに思ったり そして何だか 空しくなる またか 誰が何人まわりにいようと たったひとりの孤独 泣いてみたりする 叫んでみたりも 沈黙とも勝負する 溜め息をしすぎたら 深呼吸になった
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絵も綺麗だし、文章も好き。お気に入りです♡足りないことを数えすぎて満ちているいまを忘れてしまわないように小さな祈りを胸にかざる
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この絵本は大人向きだと思います。シルヴァスタインの『ぼくを探しに』のように、人間は今を認識しながら時の経過をスライドさせて生きていく生き物だと感じさせられました。トレーシングペーパーのかさなりがとても儚いけれど、テキストにとても合っています。私のブローチは何なんだろう。考えながら...
この絵本は大人向きだと思います。シルヴァスタインの『ぼくを探しに』のように、人間は今を認識しながら時の経過をスライドさせて生きていく生き物だと感じさせられました。トレーシングペーパーのかさなりがとても儚いけれど、テキストにとても合っています。私のブローチは何なんだろう。考えながら、これからの下山人生を歩みたいと思います。
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ブクログのレビューに興味をそそられて読んでみることに。 これは、本の形をした芸術品ですね。 ちょっと不思議な体験ができました。 電子書籍にはできない作品です。 次とその次のページが透けて見えるからではなく、そーっと優しくページをめくることが大切だからです。 図書館で借りたのですが...
ブクログのレビューに興味をそそられて読んでみることに。 これは、本の形をした芸術品ですね。 ちょっと不思議な体験ができました。 電子書籍にはできない作品です。 次とその次のページが透けて見えるからではなく、そーっと優しくページをめくることが大切だからです。 図書館で借りたのですが、(10年以上も経っているのに)綺麗なままでした。 この本を手にした皆さん全員が、丁寧に扱っている姿が目に浮かびます。 「あるかしら書店」にさりげなく置いてあるに違いないと思ったりして楽しめました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんて大胆で、そして繊細な絵本! トレーシングペーパーのような薄くて透ける白い紙に、緻密な色鉛筆のイラストが描かれていて、短いセンテンスの文章がぽつんぽつんと散りばめられている。 言葉が重なり合い、浮かび上がってくる。 読んでいると、まるで複数の人が朗読をしているような、そんな不思議な感覚になった。 イラストはどこかさみしそう、でも優しくて好き。 ぜひ手に取って“感じて”欲しい作品。
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美しい本ではある 忙しくページをめくって絵を鑑賞するのに集中してしまって 言葉を感じることを忘れてしまう
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新しい絵本のかたち。 透け感、手触り、分のリズムが心地よい。 すごく響いたわけではないけれど、 またひっそり開けたくなるそんな作品。 樹木希林さんの本を読みたいなと思っていた矢先、 ふとライブラリーで開いたこの作品の文が 内田也哉子さんで驚いた。 アンテナって貼った瞬間びっくり...
新しい絵本のかたち。 透け感、手触り、分のリズムが心地よい。 すごく響いたわけではないけれど、 またひっそり開けたくなるそんな作品。 樹木希林さんの本を読みたいなと思っていた矢先、 ふとライブラリーで開いたこの作品の文が 内田也哉子さんで驚いた。 アンテナって貼った瞬間びっくりするほど、飛び込んでくる。
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全ての頁がトレーシングペーパーで、色鉛筆で描かれた絵本。 トレーシングペーパーなので、次の頁が透けて、重なり合って、様変わりしていく。 お洒落な大人向け絵本。 描かれる絵も、綴られる言葉も、優しい感じがする。
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