マルクスだったらこう考える の商品レビュー
[ 内容 ] 民族、宗教、家族、二極化、戦争…。 19世紀の「あの人」が解く21世紀の超難問。 [ 目次 ] 序章 マルクス、二一世紀の東京に現わる 第1章 「二一世紀型」マルクス主義とは? 第2章 世界についてどう考える? 第3章 民族や宗教についてどう考える? 第4章 「他...
[ 内容 ] 民族、宗教、家族、二極化、戦争…。 19世紀の「あの人」が解く21世紀の超難問。 [ 目次 ] 序章 マルクス、二一世紀の東京に現わる 第1章 「二一世紀型」マルクス主義とは? 第2章 世界についてどう考える? 第3章 民族や宗教についてどう考える? 第4章 「他者」についてどう考える? 第5章 労働者についてどう考える? [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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色んなマルクス解釈を読みたいと思って、手にとったのがコレでした。 今まで読んだマルクス関係の本で一番読みやすかったです。新書でもわかりにくいのはわかりにくいけど。 的場さんの考案する21世紀型マルクス。 面白かったです。 この本を読んでも、他のマルクス研究の本を読んでも...
色んなマルクス解釈を読みたいと思って、手にとったのがコレでした。 今まで読んだマルクス関係の本で一番読みやすかったです。新書でもわかりにくいのはわかりにくいけど。 的場さんの考案する21世紀型マルクス。 面白かったです。 この本を読んでも、他のマルクス研究の本を読んでも、マルクスの言う幻想の共同体がもし実現するとしても何百年先の話なのかなぁと思ってしまいます。 国境を越えた市民の連帯。 資本という概念自体をなくす。 ならば私たちは将来の子孫たちの幸せのためにその前提、前段階であるグローバル資本主義によって苦しめられるまま仕方ないのか。 まぁまだマルクス主義というものをきちんととらえられていないので色んなマルクスの本と解釈の本を読みながら考えていきたいと思います。 的場さんの本は他にも色々読んでみたいです。
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マルクスとスピノザには共通する部分があった。時代は異なれ、ともにオランダ系ユダヤ人であった。 弁証法は西欧国家、とりわけイギリスの発展をすっきりと説明するには最適でした。 マルクスはキリスト教の最大の成果は、人々に子供を愛することを教えたことだといった。
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21世紀におけるマルクス主義。 グローバリズムは「労働者の国際連帯」の契機である。 マルクス主義は「国際的に連帯」することで初めて意味を持つ。逆に一国だけの連帯では、新たな差別を生むだけであるのだ。 「共産主義」とはあらゆる階級が融和した社会である。資本主義は「内部」と「外部」...
21世紀におけるマルクス主義。 グローバリズムは「労働者の国際連帯」の契機である。 マルクス主義は「国際的に連帯」することで初めて意味を持つ。逆に一国だけの連帯では、新たな差別を生むだけであるのだ。 「共産主義」とはあらゆる階級が融和した社会である。資本主義は「内部」と「外部」の関係で成り立つのであるが、「共産主義」では外部も内部も存在しない。 今までの「共産主義」という名目で存在した「ソ連型社会主義」は、徹底した「内部」と「外部」が存在した。基本的に国家への忠誠を強いられるからである。 (経営者=共産党幹部、従業員=労働者とみなせば、ソ連型社会主義国家はひとつの大きな企業のようなものであるとみなせるのですがね。) やはり・・・今のなってやっと資本主義が本気を出してきたのかもしれませんね。 マルクスやレーニンの考えた「資本主義」が今になってやっと現れたのでしょう。
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マルクスだったら現在の格差問題、グローバリゼーゼションなどの諸問題をどうとらえるか?というお話。 テーマ自体はおもしろいとおもったのですが、いかんせん文章が好きなタイプじゃないのが残念。 資本主義のグローバリゼーションによって中産階級が没落していくというのは同感。
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マルクス論を今の時代にどう生かすか、の観点で綴ったエッセイ。興味深いと思うが、マルクス紹介の合間で肯定否定の論が曖昧に漂い、ちょっと内容が頭に入らず。ある程度マルクスを読まないと、ついていけないかも。
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マルクス研究家が、マルクス主義を現代に当てはめて考えるならどうなるかということを考察した一冊。分かりやすい気もするが、気分が乗らずあまり集中して読めなかった。やはり原典を読んだ方がいいんだろうな。
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2008/1 現代でも使えるマルクス論。 導入部分でマルクス経済学のことを茶化しつつも、自然にマルクスの考え方の世界に引き込んでくれる。経済学を敬遠している人におすすめできる一冊。
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