あんちゃん の商品レビュー
恋心を抱いてはいけな…
恋心を抱いてはいけない妹に、恋した自分を知った兄…。江戸の市井の人々を描いた短編集。
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妹を恋してしまった兄…
妹を恋してしまった兄の苦悩を描いた表題作などの時代短編集です。
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山本周五郎の短篇小説集『あんちゃん』を読みました。 『編傑作選4 しづやしづ』、『花杖記』に続き、山本周五郎の作品です。 -----story------------- 妹に対して道ならぬ行為をはたらき、それを悔いてグレていった兄の心の軌跡と、思いがけぬ結末を描く『あんちゃん』...
山本周五郎の短篇小説集『あんちゃん』を読みました。 『編傑作選4 しづやしづ』、『花杖記』に続き、山本周五郎の作品です。 -----story------------- 妹に対して道ならぬ行為をはたらき、それを悔いてグレていった兄の心の軌跡と、思いがけぬ結末を描く『あんちゃん』。 世継ぎのいない武家の習いとして、女であるにもかかわらず男だと偽って育てられた者の悲劇を追った『菊千代抄』。 ほかに『思い違い物語』『七日七夜』『ひとでなし』など、人間をつき動かす最も奥深い心理と生理に分け入り、人間関係の不思議さを凝視した秀作八編を収録。 ----------------------- 昭和10年(1935年)から昭和33年(1958年)に発表された作品8篇が収録されています。 ■いさましい話 ■菊千代抄 ■思い違い物語 ■七日七夜 ■凌霄花 ■あんちゃん ■ひとでなし ■薮落し ■解説 木村久邇典 収録されている8篇のうち『菊千代抄』だけは再読… 共感できる好みの作品と共感できない作品が半々だったかなー 藩政改革に意欲を燃やす藩主の意を受け、大幅な緊縮財政を断行するため勘定奉行として江戸から国元へ下向した笈川玄一郎が、よそ者扱いされ反発されながら、実父の助けもあり改革を成し遂げる『いさましい話』、 後継者を絶やさぬため男として育てられた姫君の哀しみ、苦悩し嫌悪感に苦しめられる痛ましい半生を描いた『菊千代抄』、 こっけいものの一篇でユーモアたっぷり… 軽率でおしゃべりで粗忽を繰り返す典木泰三は、あまりにも迷惑なので閑職である古い帳簿を計算しなおす検計係に飛ばされてしまうが、そこで、藩内の不正金を見事に暴いてしまう という、愛すべき憎めない人物造形と痛快な展開が愉しめる『思い違い物語』、 旗本三千石の四男坊という一生うだつのあがらぬ星の下に生まれた本田昌平の境涯をがらりと変えてしまう七日と七夜を描いた物語… 新吉原などで大失態を起こし、金を巻き上げられ、自自暴自棄になった昌平が、町人たちの心の優しさに触れ武家を捨てて門前仲町の居酒屋で夫婦になり立派に町人として独り立ちするという心温まる展開が印象的な『七日七夜』、 が好みでしたねー 小説を愉しみながら、ひとの生き方を教えられたような作品たちでしたね。
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菊千代抄を読んだ。 1945年に第二次世界大戦が終わった。 この小説が発表されたのは1950年。 小津安二郎の「東京物語」は1953年。 なぜここで俺「東京物語」を持ち出すのかというと、戦争を引きずった作品だからだ。 菊千代抄は、武家の物語だ。最近のトレンドであるLGBTがテーマ...
菊千代抄を読んだ。 1945年に第二次世界大戦が終わった。 この小説が発表されたのは1950年。 小津安二郎の「東京物語」は1953年。 なぜここで俺「東京物語」を持ち出すのかというと、戦争を引きずった作品だからだ。 菊千代抄は、武家の物語だ。最近のトレンドであるLGBTがテーマでもある。 敗戦後、時代の空気は重かったのだろうか。もしくは、終戦後、ある種の開放感があったのだろうか。 菊千代が江戸にいた時代を戦時中に置き換えるなら、地方に移動した時代は戦後ではないか。暮らしは不自由だが、メンタルは自由に生きられたのかもしれない。 戦争が終わって、人は自由になった、という気持ちが、本作にはこめられているのではなかろうか。
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少し変わり種の設定が多い短編集、でも最後のオチはなかなか。もう少し良い環境、時間の時に再読したかったですな。 許すまじき輩どもの多いことよ。。。
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月組博多公演 月霧の橋 原作のひとつ、ひとでなしを読む。 短編で読みやすく、すごくよかった。 これを原作にして膨らます柴田先生すごいなぁ。
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鉄板でおもしろい山本周五郎.どれも人情味溢れる話だが,やっぱり藩政改革の「いさましい話」と「思い違い物語」かな,まったくトーンは違うのだけれども.
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図書館で。 思い違いの弟みたいな粗忽もの、苦手だなあ~ でも次女とは良い夫婦になりそう。お父さんは胃が痛いだろうけど。なんとも文章もお話も上手だなあ、というありきたりな感想しか出てこない。でもそれってすごい事なんだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和13年~33年にわたって発表された作品を集めた文庫だそうだが、 凌霄花(のうぜんかずら)が良かった。 狂おしいほどに渇望していたものでも、手に入れてしまえば当たり前になってしまう。 そんな人間の性がうまく書かれていて、グイグイと引き込まれてしまった。
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菊千代抄 思い違い物語 七日七夜 が良い感じ。 人間関係の不思議さを凝視した作品という解説があったけど、 人間関係というより、 一人一人の人間の心理と行動の不思議さに注目してる感じがしました。 人間関係の不思議さを突き詰めていくと個人の内面に到達するってことなのかな。
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