旅はゲストルーム の商品レビュー

浦一也(著者)

2023/08/08

いろんなホテルに泊まりたくなる。
ここまで堪能したら忘れないし、自分が心地よく感じるサイズも分かってよさそう。

2023/01/02

お爺さまが札幌グランドホテルの支配人をされていたとのことで
ホテルを身近に感じていた建築家の作者が
行く先々で滞在したホテルの部屋を実測したスケッチがまとまった一冊です

眺めているだけで楽しく、いつか行ってみたいな～と
想像が膨らんでしまいます

2022/01/22

本屋で平積みされていた２巻が
とっても私好みだったので
１巻もまとめて買っちゃいました。

舞台道具を作っていた妹尾河童さんの
『河童が覗いた…』って本があるけれど
こちらの著者の本業は建築家。
特にホテルなどのインテリアデザインを
数多く手がけているとあって
実際にメジャーで部屋を測ってから
図面に描き起こしちゃう。

趣味と実益を兼ねているから
けっこう「いいところ」泊まってます（笑）
掲載されているどこのホテルにも
私は泊まったことがないし
今後も泊まることはないでしょうが
それはそれで妄想の幅が広がるというもの。

なぜって床や壁の色合いやら
窓から見える景色まで
著者の目に留まったものが細かく描かれているから。

手元に置いておいて
たまにパラパラしたくなる本です。

2019/09/22

いいホテルに泊まりたくなる。
豊富な観察量、設備等にかかわる専門知識、それに小気味良い文章で惹き付けられる（ドアの材質やロック、防音にかかるコラムは出色）。意外に良書。

旅のあり方についてもいろいろおもう。ガイドブックやネットでわからない肌感覚とは、突き詰めると何なんだろう、とかと。

香港のインターコンチネンタルでは深夜騒音にクレームしたら大スイート（250平米、ジャグジーのあるルーフガーデン付き）に通されたというが、それでもささっと採寸やスケッチをしてしまっているのはさすが。25時だというにもかかわらず。

アメリカではタクシーにイエローモンキーは乗せないと言われ（ジスイズアメリカ）、
ケルンでは給水塔をリノベしたホテル（水がテーマ）にみせられ、
バリ島では優雅な長期滞在に夢見る。
そのひとつひとつが魅力的。

そういうように筆者にとってもはや趣味あるいは道楽にまで達しているのだろうが（筆者は「悪癖」とも表している）、そもそもの目的は非常に本質的。――

≪測り、描くという行動は、目と頭と手、それに体という連係をつくり出し、忘れかけている自分自身の「身体性」をよみがえらせてくれる。自然な生物としての人間の生活環境を考える者としてそれは欠かせない訓練でもある。≫（ヒューマンスケールに関するコラム、p316）

以前スケッチをした経験からしても共感。学生たちにメジャーの携行も勧めているというのも、よいなぁとおもう。

2018/12/11

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2016/11/30

ホテル好き（ちょっとマニアックな人。）＆計測好き？にはたまらない一冊だと思います。

妄想でその部屋に泊まった気分になっていました。

2015/09/04

読んでから思った。
この本何回も買ってるし読んでるわ！
でも又楽しく読んじゃいましたわ。
そんな本です。
建築の道はいつか目指したいですね。

2015/08/31

著者が訪れたホテルの部屋の中が分かる。なんでも著者はホテルに入ると、すぐにメジャーを持ち、そこここを測り出すらしい。測定オタクというのがあるのかしら。
なかなか普通では行けないホテルの、部屋の間取りを見入ってしまった。読むというより眺める本か・・・？

2015/08/23

一言でいうなら「最高」でしょ。
もう、ページめくるたび次はどんなホテルの間取りか
わくわくした。

旅は旅でも、まさか、ホテルの部屋の間取りを
測ってしかも本にしちゃうとか。こういう人好きだな

間取りのイラストの可愛さ、そして色使いはイラストレーターが描いたっていったら納得できるほど。
建築家やインテリアコーディネーターはみんな絵がうまいのかな。

イラストに添えてある文章も十分楽しめる内容だった！

わたしはすごくお勧めだけど、人によって好きかが
分かれる本かも。

2014/09/27

丹念に根気よく。ほんとにホテルが好きで、それをプロとして生業としている人の楽しんでいる姿とそのこだわりと向学心を垣間見る好著でした。