宗教改革の真実 の商品レビュー
宗教改革、というもの…
宗教改革、というものにはまあ一般的なイメージというのがあるわけなんですが、それに対しての反論、というのがおおまかな内容です。どちらかといえばカトリックに近い立場から書かれているかな。宗教改革の過程についての検証、また、宗教改革の背景にある、社会的な問題や、その結果としての社会の変...
宗教改革、というものにはまあ一般的なイメージというのがあるわけなんですが、それに対しての反論、というのがおおまかな内容です。どちらかといえばカトリックに近い立場から書かれているかな。宗教改革の過程についての検証、また、宗教改革の背景にある、社会的な問題や、その結果としての社会の変化などについて書かれています。
文庫OFF
「真実」と言われるとうさんくさく警戒していたが、意外にきちんとした社会史の本で、挿絵も多く軽く読めて良かった。宗教改革を社会史の観点で語っている。パラパラ興味あるところのみ読んだ。また読みたい
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宗教改革がもたらした社会の変化と、それでも変わらない一面に着目した良書。 宗教よりも愛欲。宗教の併存は自らを正義と信じるが故に軋轢を生む。
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社会史研究の発展◆活版印刷術なくして宗教改革なし◆書物の増大と識字率◆文字をあやつる階層と文字に無縁な階層◆素朴で信仰に篤い民衆◆聖画像破壊運動◆修道士の還俗と聖職者の結婚◆都市共同体としての宗教改革導入◆教会施設は二宗派共同利用で◆宗派が異なる男女の結婚◆グレゴリウス暦への改暦...
社会史研究の発展◆活版印刷術なくして宗教改革なし◆書物の増大と識字率◆文字をあやつる階層と文字に無縁な階層◆素朴で信仰に篤い民衆◆聖画像破壊運動◆修道士の還俗と聖職者の結婚◆都市共同体としての宗教改革導入◆教会施設は二宗派共同利用で◆宗派が異なる男女の結婚◆グレゴリウス暦への改暦紛争◆「行列」をめぐる紛争 著者:永田諒一(1947-、福岡市)
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「改革」というと、改革する側が善であり、改革される側は「抵抗勢力」で悪だと描かれる。ルターやカルヴァン、フスなどへの弾圧のみが取り上げられるが、実際には、生産力の工場などにより社会が大きく変化していく中で、人々が宗教という「普遍」に対して「外部」を創り出していったものであり、利害...
「改革」というと、改革する側が善であり、改革される側は「抵抗勢力」で悪だと描かれる。ルターやカルヴァン、フスなどへの弾圧のみが取り上げられるが、実際には、生産力の工場などにより社会が大きく変化していく中で、人々が宗教という「普遍」に対して「外部」を創り出していったものであり、利害関係があり挑発があり動乱があり矛盾があった。 本書では、いくつかのトピックを取り上げ、その「真実」を明らかにしていく。 たとえば、カトリックは「貧者の救済」は宗教の本義、という考えで、広場に浮浪者が寝泊まりすることを受け入れたが、「働かざるもの食うべからず」を地で行こうとする宗教改革派にとっては許せない存在だったため、実際に浮浪者を広場から追放した、など。 一気に読める刺激的な本でした。
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宗教改革の当時、現実にはどのようなことが起こっていたかということを歴史的に検証されたことを説明した本。 たとえば、ルターは教会に有名な95カ条は張り出していないとか、その当時の識字率はどの程度だったのか、また、宗教改革当時にどのようなことがおこったかが興味深く書いてあった。 ...
宗教改革の当時、現実にはどのようなことが起こっていたかということを歴史的に検証されたことを説明した本。 たとえば、ルターは教会に有名な95カ条は張り出していないとか、その当時の識字率はどの程度だったのか、また、宗教改革当時にどのようなことがおこったかが興味深く書いてあった。 宗教改革というのが、どうもイメージで語られることが多いが、その点をしっかりと検証の結果の真実を教えてくれる本。 その意味では有意義だった。
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タイトル通り、宗教改革期が題材ですが、普通の人たちの生活と照らし合わせているのが面白い所。 情報伝達、職業、結婚観、年中行事などなど、改革の意図した部分やそうでない所で影響があったことが、具体的な事例を含めてわかりやすく説明されていました。そこから当時の人々の「気持ち」も汲み取...
タイトル通り、宗教改革期が題材ですが、普通の人たちの生活と照らし合わせているのが面白い所。 情報伝達、職業、結婚観、年中行事などなど、改革の意図した部分やそうでない所で影響があったことが、具体的な事例を含めてわかりやすく説明されていました。そこから当時の人々の「気持ち」も汲み取ろうという試みも見えました。 印刷や建築の話題も登場するので、美術に興味がある人にもおすすめです。
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歴史は海のうねりのようにゆっくりと動く。劇的な変化もよく目を凝らして見れば、長期間にわたって圧力や負荷に覆われていることがわかる。小事が積もり積もって大事へ至る。 http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20101123/p6
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[ 内容 ] 中世の人々は、カトリックへの反逆をなぜ受け入れたのか? ルター伝説の真相から聖画像破壊まで、大転換期の諸相を描ききる。 [ 目次 ] 社会史研究の発展 活版印刷術なくして宗教改革なし 書物の増大と識字率 文字をあやつる階層と文字に無縁な階層 素朴で信仰に篤い民衆 ...
[ 内容 ] 中世の人々は、カトリックへの反逆をなぜ受け入れたのか? ルター伝説の真相から聖画像破壊まで、大転換期の諸相を描ききる。 [ 目次 ] 社会史研究の発展 活版印刷術なくして宗教改革なし 書物の増大と識字率 文字をあやつる階層と文字に無縁な階層 素朴で信仰に篤い民衆 聖画像破壊運動 修道士の還俗と聖職者の結婚 都市共同体としての宗教改革導入 教会施設は二宗派共同利用で 宗派が異なる男女の結婚 グレゴリウス暦への改暦紛争 「行列」をめぐる紛争 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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当時のヨーロッパ各国における「宗教改革」の動向とカトリック側の対応を社会とのかかわりのなかで論じています。 手軽に読める本ですが、内容的にはとても充実しており、「宗教改革」の概説として最適の1冊です。 本文の小見出しが示唆的です。 小見出しは、 ●民衆は文字を読んではならな...
当時のヨーロッパ各国における「宗教改革」の動向とカトリック側の対応を社会とのかかわりのなかで論じています。 手軽に読める本ですが、内容的にはとても充実しており、「宗教改革」の概説として最適の1冊です。 本文の小見出しが示唆的です。 小見出しは、 ●民衆は文字を読んではならない ●村のお坊さんはラテン語が読めない などなど。 宗教改革勃興の理由が当時のカトリック教会の腐敗にあったことはもちろんだが、改革派の側には個人的な理由もあったりしたという(苦笑)。 わが国でも似たようなケースがあったりするが、つまるところは「権威と権力」「経済」など宗教そのものとはちがったところでの対立だったりするということ。 オススメ度 ☆☆☆☆ 4.5です。 ・・・・・・・・・・ 副題: カトリックとプロテスタントの社会史 新書: 232ページ 出版社: 講談社 (2004/3/21) [出版社/著者からの内容紹介] ルターの「論題貼り出し」はウソ! 中世はこのようにリストラされた! 中世の人々は、カトリックへの反逆をなぜ受け入れたのか?ルター伝説の真相から聖画像破壊まで、大転換期の諸相を描ききる。 [目次] 社会史研究の発展 活版印刷術なくして宗教改革なし 書物の増大と識字率 文字をあやつる階層と文字に無縁な階層 素朴で信仰に篤い民衆 聖画像破壊運動 修道士の還俗と聖職者の結婚 都市共同体としての宗教改革導入 教会施設は二宗派共同利用で 宗派が異なる男女の結婚 グレゴリウス暦への改暦紛争 「行列」をめぐる紛争
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