追憶の作家たち の商品レビュー
松本清張「人生を知らない者に人間が描けるはずはないよ」三島由紀夫と川端康成が清張を純文学作家と認めなかった。三島が自殺した時清張は書けなくなったから自殺したんだと言い張った。
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ここに出ている作家は、松本清張と大岡昇平しか知りませんでしたが、何気に面白かったです。やはり、老舗の出版社は作家の紹介がないと入社できないんですね。 穏やかな内容のなかで、一人痛烈に批判されてる、Y氏と言うのは村上春樹の原稿を勝手に古本屋に売った方でしょうか。こんなこともすぐ...
ここに出ている作家は、松本清張と大岡昇平しか知りませんでしたが、何気に面白かったです。やはり、老舗の出版社は作家の紹介がないと入社できないんですね。 穏やかな内容のなかで、一人痛烈に批判されてる、Y氏と言うのは村上春樹の原稿を勝手に古本屋に売った方でしょうか。こんなこともすぐに調べられるインターネッツはすごい。
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文芸誌の黄金期とその陰り、という観点で興味深い内容。父性原理を目いっぱい利用した才媛、という紋切り型の記録、とも。島尾敏雄の章で、ヤスケンをお上品かつ目一杯罵倒する様に、この人の本領をみた気がする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 小説のなかに、作品の背景に、作家自身の顔を想像することはないだろうか。 作家はあらゆる人間を描くことが可能であるが、それでは、人間とは何かを考え、創作する人間、つまり作家とはどんな人間なのだろうか。 ―わが国で初めて文芸誌の女性編集長になった筆者が、親しく仕事をつづけた多くの作家のうち、とりわけ思い出深い七人の作家、松本清張、西条八十、埴谷雄高、島尾敏雄、石川淳、大岡昇平、日野啓三それぞれの実像を、あざやかに描出する。 [ 目次 ] 第1章 松本清張 第2章 西条八十 第3章 埴谷雄高 第4章 島尾敏雄 第5章 石川淳 第6章 大岡昇平 第7章 日野啓三 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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中央公論社で編集をされていた著者が担当した作家たちの想い出を綴っています。その作家たちがすごいんです。松本清張 埴谷雄高 石川淳 島尾敏雄大岡昇平 西條八十 日野啓三どの作家も文学史からうけるイメージよりもず〜っと人間的でおもしろい!興味深くさくさく読めました♪
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