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物理学者ランダウ の商品レビュー

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2024/02/01

ランダウ・リフシッツ「場の古典論」をミーハーで購入して、1ページたりとも読んでいない私にとって、本書はランダウの人間像を知る良き1冊となった。前半は、ランダウの生い立ちから物理の専門的業績などの記述が多く、やはりすごい物理学者だったのだなあ、と漠然と思っていた。ボーア、ハイゼンベ...

ランダウ・リフシッツ「場の古典論」をミーハーで購入して、1ページたりとも読んでいない私にとって、本書はランダウの人間像を知る良き1冊となった。前半は、ランダウの生い立ちから物理の専門的業績などの記述が多く、やはりすごい物理学者だったのだなあ、と漠然と思っていた。ボーア、ハイゼンベルク、シュレディンガー、ディラックなどが第一級の物理学者であり、アインシュタインは二分の一級であるなんていう一文を読むと、やはりミーハーの私はぞくぞくする。しかし、後半に入って様子がおかしいことに気付く。前半でも逮捕歴があるとの記述はあるが、いかほどのものかは不明である。ところが、後半ランダウ自身の証言事実を読むと、そこまでだったのかと驚かされる。時代がそうさせたのか、ランダウ自身の性格なのか。さらには、女性との関係については、さらっとしか記述がないが、なかなか問題が多かったようである。山本氏の訳者あとがきも興味深い。山本氏自身の著作は手を出さずじまいなのだが、一度しっかり読んでみたい。「場の古典論」も数式飛ばし読みでもしてみたくなって、書棚の奥から引っ張り出しておいた。自動車事故についての記述はほとんどなかったように思うが、実際にはどうだったのだろう。ただの事故だったのかどうか。図書館で偶然見つけて読んでみました。

Posted byブクログ

2012/07/27

超自然現象について「恐ろしげな雪男よりも黒猫の影響を信じる方が、より根拠のあることだと思います。というのも猫は現実のものですから。」思わずワロタ。

Posted byブクログ