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黄金旅風 の商品レビュー

3.7

24件のお客様レビュー

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2009/10/04

朱印船/奉書船貿易について、教科書レベル以上のことはほとんど知らなかったが、末次平左衛門らの目を通して当時の対外関係や幕府の考えなどを知ることができるとともに、島原の乱をテーマにしているという『出星前夜』へと繋がっていきそうなエピソードも散見され、このあとを期待させる読み応えがあ...

朱印船/奉書船貿易について、教科書レベル以上のことはほとんど知らなかったが、末次平左衛門らの目を通して当時の対外関係や幕府の考えなどを知ることができるとともに、島原の乱をテーマにしているという『出星前夜』へと繋がっていきそうなエピソードも散見され、このあとを期待させる読み応えがあった

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2009/10/07

登場人物の描写がたくみ、魅力的な人物が何人も現れる。 やや残念なのは、主人公的な人物が多く、生き様がが絞りきれていないように思われる。

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2009/10/07

いつの世も、希望は人に宿る―江戸寛永年間、海外貿易都市・長崎に2人の大馬鹿者が生まれた。その「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称された2人の問題児こそ、後に史上最強の朱印船貿易家と呼ばれることになる末次平左衛門(二代目末次平蔵)とその親友、内町火消組惣頭・平尾才介である。...

いつの世も、希望は人に宿る―江戸寛永年間、海外貿易都市・長崎に2人の大馬鹿者が生まれた。その「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称された2人の問題児こそ、後に史上最強の朱印船貿易家と呼ばれることになる末次平左衛門(二代目末次平蔵)とその親友、内町火消組惣頭・平尾才介である。卓越した外交政治感覚と骨太の正義感で内外の脅威から長崎を守護し、人々に希望を与え続けた傑物たちの、熱き奔流のような生涯!

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2009/10/04

あの『始祖鳥記』から三年。数々の賞を辞退し、文壇で知る人ぞ知る歴史小説の巨人が 遂に新刊を出します。今回は、飯嶋作品中最大の長編、原稿枚数一千枚超の大作です。 いつの世も、希望は人に宿る―江戸寛永年間、海外貿易都市・長崎に2人の大馬鹿者が生まれた。 その「金屋町の放蕩息子」「平戸...

あの『始祖鳥記』から三年。数々の賞を辞退し、文壇で知る人ぞ知る歴史小説の巨人が 遂に新刊を出します。今回は、飯嶋作品中最大の長編、原稿枚数一千枚超の大作です。 いつの世も、希望は人に宿る―江戸寛永年間、海外貿易都市・長崎に2人の大馬鹿者が生まれた。 その「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称された2人の問題児こそ、後に史上最強の 朱印船貿易家と呼ばれることになる末次平左衛門(二代目末次平蔵)とその親友、内町火消組 惣頭・平尾才介である。卓越した外交政治感覚と骨太の正義感で内外の脅威から長崎を守護し、 人々に希望を与え続けた傑物たちの、熱き奔流のような生涯!

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2009/10/04

人物や設定が魅力的で、わくわくしながら読みました。飯嶋作品は素敵な登場人物が多いけど、肩入れしてるとアッサリ死んだりするので油断がならないです。

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2010/03/28

時は江戸時代。鎖国以前、貿易都市の長崎を舞台とした「黄金旅風」。秀忠から将軍家光へと権力が移りゆくなか、長崎を取り巻く情勢は大きく変化していく。そのなかで、放蕩息子と南蛮斬りの二人、末次平左衛門と平尾才介はどのような夢を描くのか。

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2009/10/04

江戸幕府3代目将軍・家光の時代。次第に鎖国へと向かう時代、異国貿易で栄える長崎は利権を漁る諸大名や外国勢力の思惑が複雑に絡み合う。 長崎一の海商として長崎の民衆のことだけを考える末次平佐衛門や、町を守る火消しの親分・才介など、窮屈な時代に精一杯前を見てひた走る生き様が感動的。...

江戸幕府3代目将軍・家光の時代。次第に鎖国へと向かう時代、異国貿易で栄える長崎は利権を漁る諸大名や外国勢力の思惑が複雑に絡み合う。 長崎一の海商として長崎の民衆のことだけを考える末次平佐衛門や、町を守る火消しの親分・才介など、窮屈な時代に精一杯前を見てひた走る生き様が感動的。 渋い歴史モノというよりは息もつかせぬスリルと人間ドラマで、用語の煩雑な所さえ慣れてしまえば一気に読まずにはいられない傑作。 第2回本屋大賞で次点だった作品。

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2009/10/07

 末次平蔵の息子、平左衛門が主人公の江戸時代の長崎の物語です。歴史に名を残すくらいだからやはり凡人とは違うとは思うのですが、作者がそれを何度も繰り返しすぎだと思いました。  ネタばれ含みますが、才介が意外と早く・・・だったのと、真三郎が2人と再会できなくて救われないなぁと思いまし...

 末次平蔵の息子、平左衛門が主人公の江戸時代の長崎の物語です。歴史に名を残すくらいだからやはり凡人とは違うとは思うのですが、作者がそれを何度も繰り返しすぎだと思いました。  ネタばれ含みますが、才介が意外と早く・・・だったのと、真三郎が2人と再会できなくて救われないなぁと思いました。期待してたのですが、ちょっといまいちでした。

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2009/10/04

昨年の本屋大賞第5位に選ばれた寡作な飯嶋和一の長編小説。 鎖国へ向う江戸時代の長崎で、長崎の人々のために戦った二人の男と彼らを取り巻く人々の物語。 火消しの頭領才介とその幼馴染の貿易商の平左衛門。 才介の不慮の死の後、彼の「腹をくくれ、平左、お前ならできる」の言葉を胸に敢然と幕府...

昨年の本屋大賞第5位に選ばれた寡作な飯嶋和一の長編小説。 鎖国へ向う江戸時代の長崎で、長崎の人々のために戦った二人の男と彼らを取り巻く人々の物語。 火消しの頭領才介とその幼馴染の貿易商の平左衛門。 才介の不慮の死の後、彼の「腹をくくれ、平左、お前ならできる」の言葉を胸に敢然と幕府に立ち向かい、戦った平左衛門。 貿易の街、長崎の市塀に生きる人々を描く傑作。

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2009/10/04

この本は2005年度本屋大賞の第8位ですね。この本ミステリーだと絶対伏線だと思われるようなものが生かされていませんが、そんな事は気にならないぐらい面白かったです。

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