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砂の器(上) の商品レビュー

3.9

193件のお客様レビュー

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推理小説は映画になっ…

推理小説は映画になったものよりも原作の方が面白いのですが、この「砂の器」に関しては映画の方が良かった。

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中居君も読んだと聞い…

中居君も読んだと聞いて、必死に読みました。どんどんハマって一気に読みましたっ。松本清張って難しいのかな?って思ったけど普通に読めました♪

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ドラマを見た人でも楽…

ドラマを見た人でも楽しめる一冊。

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差別などの社会問題が…

差別などの社会問題が書かれており、考えさせられました。昔の話なので今では「んっ?」と思ってしまうようなこともちらほら。上巻。

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最近ドラマ化されたの…

最近ドラマ化されたのの原作です。しかし、これは昔に丹波哲郎主演で映画化されたものもあります。原作、映画、ドラマ、この三作品の中で一番のお勧めは昔の映画です。小説と共に是非!

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ドラマで中居君が演じ…

ドラマで中居君が演じましたね!!是非購読してみてください。

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2024/11/19

誰しも忘れたい過去があるはずだ しかし 振り返って手を伸ばしてみても 掴んで修理することはできないし スマホのデータのように きれいさっぱり消去することもできない 「俺から逃げることはできねぇぜ」 忘れたい過去はそんな風にくっきりと あるいはもやのようにぼんやりと 僕たちに...

誰しも忘れたい過去があるはずだ しかし 振り返って手を伸ばしてみても 掴んで修理することはできないし スマホのデータのように きれいさっぱり消去することもできない 「俺から逃げることはできねぇぜ」 忘れたい過去はそんな風にくっきりと あるいはもやのようにぼんやりと 僕たちにいつまでもまとわりついてくる この小説の主人公である和賀も そんな過去に苦しめられる一人だ 天才音楽家として名声を手にし 彼の目の前には前途有望な将来しかない だが過去は彼を逃がさない どこまでいっても どんな解釈を試みようとも 和賀の過去は和賀を追いつめていく しかし過去と対峙しその過去を糧にして 力強く前向きに生きることができる 人間などいるのだろうか 僕たちは 和賀の犯した罪を責めることができるのか? この小説のラスト一行は、美しい 和賀が奏でる音楽のように どこまでも優しく暖かい。 何度も映像化された名作中の名作。 時代背景の古さなどお構いなしに これからも読者の心を打ち抜いていくだろう

Posted byブクログ

2024/11/18

普通推理小説を読んでいると「理屈ではあり得ても人間の感情ってそんな簡単じゃないだろう」と思ってしまうことが多い。ただ、松本清張作品はあまりそういうことを感じることが少ないように思われる。奇抜なトリックやどんでん返しなどが少ないせいだろうか。どこにでも起こりえそうなそんな話なのに、...

普通推理小説を読んでいると「理屈ではあり得ても人間の感情ってそんな簡単じゃないだろう」と思ってしまうことが多い。ただ、松本清張作品はあまりそういうことを感じることが少ないように思われる。奇抜なトリックやどんでん返しなどが少ないせいだろうか。どこにでも起こりえそうなそんな話なのに、なぜだか惹きつけられる。 砂の器というタイトルの理由が上巻だけではまだ深くわからない。ただ砂のイメージから、さらさらと流れていってしまう具体的な形を伴わないもの、という予測を立てている。下巻を楽しみに読みたい。、

Posted byブクログ

2024/10/19

上巻読了。昭和30年代の時代背景以外には、古くささの全くない文章。読み易くてくど過ぎない。登場人物が推理する論拠も受け入れ易く、行き詰まっていた捜査が前進する瞬間の心地良さは素晴らしい。

Posted byブクログ

2024/09/30

上下巻の感想です。 ミステリーの名作でググるとでてくる作品の一つ。 約60年前のものなので読めるか心配だったけど時代のギャップも楽しめて面白い。 例えば大阪への移動が夜行だったり、男女の上下関係、個人情報がダダ漏れ、2人で飲んで750円などなど、それに人々の付き合いも密だったんで...

上下巻の感想です。 ミステリーの名作でググるとでてくる作品の一つ。 約60年前のものなので読めるか心配だったけど時代のギャップも楽しめて面白い。 例えば大阪への移動が夜行だったり、男女の上下関係、個人情報がダダ漏れ、2人で飲んで750円などなど、それに人々の付き合いも密だったんですなと。 内容も前半は刑事と関係者が近所だったり、ちょっと強引だなと思ったりしたけど、これも時代背景かなと。 所々、他の本(当作品より後のもの)を連想させるものがあり、色々な作家に影響を与えてるのかなと思いました。

Posted byブクログ