1,800円以上の注文で送料無料

播磨灘物語 新装版(三) の商品レビュー

3.9

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

官兵衛が裏切ったと勘…

官兵衛が裏切ったと勘違いした信長は息子を殺すように命ずるが、半兵衛が匿っていた。この信長の命に逆らっても官兵衛を信じる心に感動させられた。

文庫OFF

2022/08/09

手に汗をして働いたことのない人物には通常、倫理感覚は育ちにくい。 死後このように言われるようにはなりたくないものだ。

Posted byブクログ

2020/04/29

官兵衛の主人・小寺藤兵衛(御着城主)が〝官兵衛を殺してくれ〟と言い送った荒木村重(摂津守)のもとに、毛利への寝返りを翻意させるべく伊丹を訪れた官兵衛だったが、有岡城の土牢に幽閉されてしまう。信長は官兵衛が裏切ったと思い、官兵衛の嫡子(松寿丸)を殺すよう秀吉に命じるが、竹中半兵衛の...

官兵衛の主人・小寺藤兵衛(御着城主)が〝官兵衛を殺してくれ〟と言い送った荒木村重(摂津守)のもとに、毛利への寝返りを翻意させるべく伊丹を訪れた官兵衛だったが、有岡城の土牢に幽閉されてしまう。信長は官兵衛が裏切ったと思い、官兵衛の嫡子(松寿丸)を殺すよう秀吉に命じるが、竹中半兵衛の機転の策で、長浜城から救い出された。一年有余の幽閉後に救出された官兵衛は、竹中半兵衛が病死していたことを知らされ号泣する。三木城が陥落し姫路に戻った官兵衛は、信長と秀吉に対し懐疑的な思惑を抱き始める・・・。興奮冷めやらぬ第三巻。

Posted byブクログ

2020/01/15

膨張していく織田信長勢力圏。 いよいよクライマックスへ。 どんな場面でも涼やかな黒田官兵衛がカッコイイ。

Posted byブクログ

2020/01/06

荒木村重の逃亡についての描写は,なんとなくだが司馬さんの理解が正しいように思う。司馬さんも描ききれてないようにも読めたが。

Posted byブクログ

2018/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 たしかに官兵衛は妙な男だった。  この男はつねに、物事を、表と裏や前後左右から見てしまうために、藤兵衛への絶対的な怨恨というものが、心の中で成立しにくいのである。  悪い取巻がいた。藤兵衛はその取巻連中との政争にやぶれたわけであって、藤兵衛を恨むわけにはいかない、と思っている。

Posted byブクログ

2018/08/28

秀吉は色んな物語で「大気者」として描かれているが、ここに描かれているように、逆だったのかもしれませんね。その方が色々辻褄が合うかもしれません。秀吉としても、信長の振舞いにギリギリだったのかもしれません。そういう空気があったのでしょうね。 官兵衛は良く生き延びましたね。これがあった...

秀吉は色んな物語で「大気者」として描かれているが、ここに描かれているように、逆だったのかもしれませんね。その方が色々辻褄が合うかもしれません。秀吉としても、信長の振舞いにギリギリだったのかもしれません。そういう空気があったのでしょうね。 官兵衛は良く生き延びましたね。これがあったから、深く人の機微を読める軍師となったということですね。 それにしても、やっぱり半兵衛はカッコ良過ぎ!

Posted byブクログ

2017/07/13

毛利方についた荒木村重によって幽閉されてしまうという、官兵衛最大の苦難の時期。そして、官兵衛の子を殺害せよとの信長の命令に背き、保護する竹中半兵衛の友情。この物語のクライマックスともいえるこの巻。 司馬は様々な場面で、官兵衛の人となりを著述する。 他の者に対しては利害を説く策士と...

毛利方についた荒木村重によって幽閉されてしまうという、官兵衛最大の苦難の時期。そして、官兵衛の子を殺害せよとの信長の命令に背き、保護する竹中半兵衛の友情。この物語のクライマックスともいえるこの巻。 司馬は様々な場面で、官兵衛の人となりを著述する。 他の者に対しては利害を説く策士という功利主義者だったが、自分一個に対しては主家を裏切ることができない、倫理主義者になってしまう、と。 また、官兵衛ほどに人間の善悪や心理の機微の洞察に長じた者はいない、とか。 さらに、人を恨むという感覚が欠如しており、彼の一代を見ても、人を恨んでどうこうした言行が見当たらない、と。 そして、人間というものは行動を美しくしなければどうしようもない、と人一倍考えているのが重大な一特徴である、と。 官兵衛に対し、彼は栄達よりも構想を立てることをよろこび、その構想を実現させることで彼の欲望のすべてが充足されてしまう、と述べる一方で、秀吉については、こう酷評している。 「秀吉の身上というのは、その明るさということもあるが、ようするに才智の人であった。才智だけで浮上している人物で、それ以外に何程の思想があるわけででもない。」 官兵衛と秀吉との、対比が面白い小説でもある。

Posted byブクログ

2015/01/04

NHK大河ドラマになっているので読んでみた。全4巻。官兵衛の足が悪くなる事件から中国攻略までの物語。大きなチカラの前で、窮屈ながらも自分の才覚をふるって家族を家臣を守ろうと頑張る官兵衛。だんだん盛り上がってきた。

Posted byブクログ

2014/11/07

荒木村重による囚われの身から毛利攻めまでを描いたもの。 信長には謀反と判断され官兵衛の息子を殺すよう言われた竹中半兵衛。しかし実際は殺さず生かしておくのだけど、このくだりがとても好き。 なかなかNHKに追いつかない・・

Posted byブクログ