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かなり気がかりな日本語 の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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いまどきの若者の日本…

いまどきの若者の日本語はひどい。だがそれは若者のせいなのか?外国人に日本語を教えている著者は、文法書では説明されていない「新用法」ともいうべき日本語の使われ方に頭を悩ませている。本来ありえないはずの日本語は、すでに巷に溢れており、それを時代の流れと受け止めるか、誤用とみなすか、判...

いまどきの若者の日本語はひどい。だがそれは若者のせいなのか?外国人に日本語を教えている著者は、文法書では説明されていない「新用法」ともいうべき日本語の使われ方に頭を悩ませている。本来ありえないはずの日本語は、すでに巷に溢れており、それを時代の流れと受け止めるか、誤用とみなすか、判断は難しいと思った。

文庫OFF

間違った日本語をとり…

間違った日本語をとりあげて書いてある本。著者が見聞きした最近の学生の言葉などもとりあげてある。日本語を見直すことができる。

文庫OFF

著者はじめての本との…

著者はじめての本とのことですが、とても参考になり、かつ面白かったです。今、巷で使われているおかしな日本語をピックアップして、それらを論理的に解説していき、どのように対処していくべきかを書いています。

文庫OFF

2021/12/04

日本人と留学生に日本語を教える著者による、日本語の違和感について論じた一冊である。 全五章構成で、必見なのは三章「当世敬意表現」と五章「豊かな日本語力を(後略)」である。日本人に馴染み深い敬語の誤解と、正しく美しい日本語力を習得するための方法が記されている。 本書は日本人が普段生...

日本人と留学生に日本語を教える著者による、日本語の違和感について論じた一冊である。 全五章構成で、必見なのは三章「当世敬意表現」と五章「豊かな日本語力を(後略)」である。日本人に馴染み深い敬語の誤解と、正しく美しい日本語力を習得するための方法が記されている。 本書は日本人が普段生活していて気が付かないことを読者に教唆するが、恐ろしいのは本書が2003年に書かれたことである。本評は2021年12月に書いているが、出版時から日本語の誤解が解消されたとは思えない。むしろ、スマートフォンやAIの普及で悪化の一途をたどっている。日本、いや世界中がITに支配され、対面コミュニケーション(この言葉が存在すること自体おかしいのだが)が失われている今、本書の重要性がより高まっている。 日本語や対面コミュニケーションの喪失に危機感を覚えている方は是非本書を手にとってもらいたい。

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2018/03/14

エッセイ集のように、日本語に関する様々な話題が取り上げられている。 なかでも、日本語を勉強している外国人学習者に関するエピソードは面白い。

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2015/09/21

とっても面白く読めた。ある人のボキャブラリーは、その人が属している世界や読み書きしている範囲に限定される、というのは改めて指摘されると目からウロコだった。SNSやニュースサイト、TVにしか接していない人は、そこで使われる語彙しか知らないわけだ。納得。 本や新聞を読まない人と会話し...

とっても面白く読めた。ある人のボキャブラリーは、その人が属している世界や読み書きしている範囲に限定される、というのは改めて指摘されると目からウロコだった。SNSやニュースサイト、TVにしか接していない人は、そこで使われる語彙しか知らないわけだ。納得。 本や新聞を読まない人と会話したくないのは、こういうことだったのかと合点した。

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2012/01/29

大学生のなかで使役形が嫌われているのは事実である。それを私は身を以て実感した。 言葉遣いが妙に馬鹿丁寧なのだ。いちいち「〜させていただく」と言っている。ぼかしを入れると言おうか、婉曲な表現が多く話していて疲れた経験がある。

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2014/10/26

[ 内容 ] 日本語ブームが起きて久しいのに、ちまたで聞こえる人々の日本語はなぜヒドイ状態のままなのだろう? 敬語や慣用句は間違って使われ、陳腐な接客マニュアル語は一向に改められない。 大人たちは若者コトバを取り上げて、「まともな日本語が話せないなんて!」と嘆くが、当の大人たちも...

[ 内容 ] 日本語ブームが起きて久しいのに、ちまたで聞こえる人々の日本語はなぜヒドイ状態のままなのだろう? 敬語や慣用句は間違って使われ、陳腐な接客マニュアル語は一向に改められない。 大人たちは若者コトバを取り上げて、「まともな日本語が話せないなんて!」と嘆くが、当の大人たちも語彙は乏しく、言語コミュニケーションも苦手のようだ。 日本語と外国語を、外国人と日本人に教えている著者は、最近、日本人の日本語が「かなり気がかり」になっている。 大学生の使う言葉や、流行している言い回し、いまどきの敬意表現、言語コミュニケーションの空虚な実態などに、耳をそばだてメモをとりながら、著者は徹底的に観察している。 そして、日本語力を高めるためのトレーニング方法を提案する。 [ 目次 ] 第1章 大学生と言葉(遠慮がちな大学生 嫌われる使役形 ほか) 第2章 「はやり言葉」考(「やぱり」 つなぎの言葉 ほか) 第3章 当世敬意表現(敬意に向かう先 身内への尊敬語 ほか) 第4章 空虚なコミュニケーション(「やまびこ挨拶」の目的 リアクションを期待しないコミュニケーション ほか) 第5章 豊かな日本語力をつけるためのセルフ・トレーニング(正しい日本語、美しい日本語とは何か 「人の振り見て我が振り直せ」) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/04/24

「暑いかもしれない」断定を避けて文末をあいまいにした表現。考えさせられました。外国人向けの日本語教育をされているからこその視点ですね。 やまびこ挨拶という言い方を初めて知りました。お店でひとりの挨拶をきっかけにして、他の店員もいっせいに挨拶する。 もう日常で気になって気になって。

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2009/10/04

これは明らかにおかしいだろうと、本当に使われているのか疑ってしまうような言葉遣いも沢山ありましたが、これはどこが変なんだろうと思う言葉遣いもあって、かなりショックを受けました。何だかもう何もかもが間違っていそうで怖くて喋れませんね。コミュニケーションの“コ”は、ラテン語語源の「と...

これは明らかにおかしいだろうと、本当に使われているのか疑ってしまうような言葉遣いも沢山ありましたが、これはどこが変なんだろうと思う言葉遣いもあって、かなりショックを受けました。何だかもう何もかもが間違っていそうで怖くて喋れませんね。コミュニケーションの“コ”は、ラテン語語源の「ともに」「結合」「同伴」を意味する接頭辞だそうで、カタカナ語の頭についている言葉はどれも他者なしでは出来ないものばかりでした。しかし、この本に書かれているコミュニケーションはどれも相手の事を考慮していないものばかり…。そんな“投げやり”な事にはならないよう、日本語とコミュニケーション能力を高めようと思いました。

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