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袋小路の男 の商品レビュー

3.7

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2013/09/21

う〜ん、淡々とし過ぎていて… でも、付かず離れずで続くこの様な関係もありかな。 どっちかというと表題作関連よりもう一つの姪っ子との方がよかったかな。

Posted byブクログ

2013/07/23

くっつくようでくっつかない二人の関係。作品の中の言葉を借りるなら、「…角砂糖が紅茶に溶けるようにほろほろと崩れて、甘い気持ちになる」ように、読んだ後の甘さと、不思議な爽快感でいっぱいになる。だけど、ずっと同じ人を好きでいる、続けること…少し考える。この本に出会ったとき、ページをめ...

くっつくようでくっつかない二人の関係。作品の中の言葉を借りるなら、「…角砂糖が紅茶に溶けるようにほろほろと崩れて、甘い気持ちになる」ように、読んだ後の甘さと、不思議な爽快感でいっぱいになる。だけど、ずっと同じ人を好きでいる、続けること…少し考える。この本に出会ったとき、ページをめくって一番最初に眼に入って来る言葉が「あなたは、袋小路に住んでいる。」というのが何ともしあわせ。

Posted byブクログ

2013/06/30

指一本触れないまま、「あなた」を想い続けた12年間。 主人公は、高校の時から、袋小路の家に住む一つ先輩の小田切を想い続ける。 つかず離れずの関係。 小田切目線の作品も描かれていてるけれど。 素敵な関係~~~とは思えないな、決して。 私的には、姪っ子と叔父の文通の話、アーリオ...

指一本触れないまま、「あなた」を想い続けた12年間。 主人公は、高校の時から、袋小路の家に住む一つ先輩の小田切を想い続ける。 つかず離れずの関係。 小田切目線の作品も描かれていてるけれど。 素敵な関係~~~とは思えないな、決して。 私的には、姪っ子と叔父の文通の話、アーリオ・オーリオが一番好き。

Posted byブクログ

2013/01/03

読了。休日の朝の未だ家族が寝ている時間に早起きして読書する。そんなゆったりした時間に合っているのかな。。新聞の書評で見つけたので読んでみました。

Posted byブクログ

2012/10/08

初めての絲山秋子作品。短編3作。1番目と2番目は、立場逆転のような連作。3作じゃ物足りないので、他も読みたくなった。

Posted byブクログ

2011/12/19

えっこれで終わり?みたいな印象。熱を持たない男って、扱い方に困る。アーリオ・オーリオの叔父と姪の関係ぐらいがいいのかも。

Posted byブクログ

2011/10/10

どうにもならない相手でもつながらずにいられない女。結果を期待してしまう恋愛が多い中でただただ思ってしまう彼女は悲しいし、時に惨めだけどどきどきしてしまった。「ばか」と言われて安堵する女の気持ちがわかった。

Posted byブクログ

2011/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それでも、どうせ俺には判ってしまうんだが。 恋愛に発展しない関係が、もしかしたら一番続くのかもしれない。 でも、いつだって消滅の可能性があるから特別なんだとも思う。 すきなひとと、なんにもないままで18年間。 その覚悟が、私にはあるだろうか。

Posted byブクログ

2011/06/13

叶わない恋。叶わなくて良い恋というのでしょうか。 微妙な関係のふたりのストーリーを、 小田切孝の言い分でまた違った角度からのストーリーが描かれていて、 とても不思議な世界観を感じました。 私は最後のお話の「アーリオオーリオ」がとても好きでした。 少女と伯父の微妙な距離感が、文通を...

叶わない恋。叶わなくて良い恋というのでしょうか。 微妙な関係のふたりのストーリーを、 小田切孝の言い分でまた違った角度からのストーリーが描かれていて、 とても不思議な世界観を感じました。 私は最後のお話の「アーリオオーリオ」がとても好きでした。 少女と伯父の微妙な距離感が、文通を通じて だんだんと変わっていく姿が、なんだかとても素敵に感じました。 特に星にまつわる文章がとてもきれいでした。

Posted byブクログ

2011/05/29

特に「アーリオ・オーリオ」を何回も読んでしまう。 東京出張中に一度、この小説の中に出てくる池袋のサンシャインへ行ったのだが、その時はこれを読んでたくせに、ここが舞台だったことに気付かなかった。あとで読み返して気付いて、もっとちゃんと見とけばよかったと思った。

Posted byブクログ