宇宙の片隅で の商品レビュー
「わかりきれないもの、これがあるから、夢中で生きているんだわ、そう思います。それが、つなぎとめているのかもしれません。ものを書くということも」 言葉が言葉でしかないということ、実際のものや事柄と、言葉であらわされるものとの断絶を悲観していたけれど、表しきれないからこそ表現そのも...
「わかりきれないもの、これがあるから、夢中で生きているんだわ、そう思います。それが、つなぎとめているのかもしれません。ものを書くということも」 言葉が言葉でしかないということ、実際のものや事柄と、言葉であらわされるものとの断絶を悲観していたけれど、表しきれないからこそ表現そのものに夢中になれるのか、と初めて肯定的に捉えることができた。 言葉が力強く、揺さぶられて夢みたいな詩集だった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
りんさんの名前は知っていたが、詩集として読んだのはおそらく初めてではないかと・・・。 心にす—っと入ってくる詩集でした。 「洗たく物」や戦争経験者にしか書けない「弔詞」「崖」 代表作の「表札」など、ノートに記したいものばかりでした。なんで今まで読まなかったんだろう。ごめんなさい、石垣りんさん。
Posted by
馴染む。 なんとも、 馴染む。 読み過ごしていた詩人、 石垣りんが、 今、目の前にいる。 石垣りん。 久しぶりの発見。もう一度、読みたい。
Posted by
資料番号:010862506 ご利用の細則:貸出可能です 備考:【元の所在場所】自動書庫 http://lib-yuki.city.yuki.lg.jp/info/shoko.html
Posted by
図書館で借りたのですが。やっぱり詩集は手元に置いておきたいな、と思います。「くらし」や「弔詞」や「原子童話」や。彼女の価値観が、とてもすきです。自らは地に足をつけて。しっかりと力強く。真正面から切り込んでいくような。けれど相手をむやみやたらと傷つけるのではなくて。ただ、ささやく、...
図書館で借りたのですが。やっぱり詩集は手元に置いておきたいな、と思います。「くらし」や「弔詞」や「原子童話」や。彼女の価値観が、とてもすきです。自らは地に足をつけて。しっかりと力強く。真正面から切り込んでいくような。けれど相手をむやみやたらと傷つけるのではなくて。ただ、ささやく、というのが近いのかもしれません。みならいたいです。
Posted by
- 1