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未完の肖像 の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2016/08/16

うわー。予想(ある意味恐怖)してはいた。 やっぱり。 怖いというのは正しい言葉かわからないけど、、、 国も時代も違うのに、人ってなんで同じなんだろう。 同じように感じるものか、、、 それにしてもモヤモヤとした憤りや寂しさや悔しさやそういったこと。 ダーモットはそうしてもらいたいだ...

うわー。予想(ある意味恐怖)してはいた。 やっぱり。 怖いというのは正しい言葉かわからないけど、、、 国も時代も違うのに、人ってなんで同じなんだろう。 同じように感じるものか、、、 それにしてもモヤモヤとした憤りや寂しさや悔しさやそういったこと。 ダーモットはそうしてもらいたいだろう。 いっそ平手打ちしてやったらいいのにという友達に、そんなことをしても相手の良心が晴れるだけだと言ったのを思い出す。 人って不思議なつながり。 凄い本だけどハッピーではないという点で4つに。。。 でも凄い本です。

Posted byブクログ

2015/05/01

ミステリーと言うよりは自伝のような内容。 自分勝手な男性に翻弄される女性の姿を描く。 好き嫌いは別れるかな。 主人公の女性が離婚したクリスティ自身だという話もあるそうだが、何となく納得できる。

Posted byブクログ

2011/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メアリ・ウェストマコット名で書かれた小説は、どれも面白い。 アガサクリスティの本を数十冊読んだ後で、同じ作者だということを知っていて読んでいるからかもしれない。 特に、アガサクリスティの自叙伝を読み、アガサクリスティの一生を知ってから、メアリウェストマコット作の作品を読むと、どれもアガサクリスティが登場しているように読める。 マープルものの「ミスマープル」、ポアロものの「アリアドニ・オリヴァ」、トミー&タペンスの「タペンス」など、アガサクリスティの分身は多い。 アガサクリスティの分身を見つけることが、アガサクリスティの作品の楽しみ方の一つになっているかもしれない。 アメリカ出身の親、イギリスでの生活、 結婚、出産、失踪、離婚、再婚、中東への発掘調査への随行など、 アガサクリスティの作品には、自分の経験が十分に反映されているように思う。

Posted byブクログ

2011/05/10

メアリ・ウェストマコット名義で発表されたロマンス小説第2弾。 アガサ・クリスティ自身とも重なると思われる恋愛と破局の物語。 個人的には前作の「愛の旋律」のような起伏の激しいストーリーの方が好みなので、ほぼ1人語りの筆致で進められるある意味平凡ともいえる展開は少し疲れた。 ただ、恋...

メアリ・ウェストマコット名義で発表されたロマンス小説第2弾。 アガサ・クリスティ自身とも重なると思われる恋愛と破局の物語。 個人的には前作の「愛の旋律」のような起伏の激しいストーリーの方が好みなので、ほぼ1人語りの筆致で進められるある意味平凡ともいえる展開は少し疲れた。 ただ、恋愛中だったり結婚している方には共感して読める部分もあるのかも…

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2010/10/24

クリスティーのウェストマコット名義の愛の小説第2弾。 ということで、今回、謎解きはなしです。 前回の「愛の旋律」は、派手派手な展開でしたが、今回は、主人公が地味な性格なので、展開もちょっと地味な感じです。もうちょっと、派手な展開の方が、わたし的には好みです。 でも、これも主人公...

クリスティーのウェストマコット名義の愛の小説第2弾。 ということで、今回、謎解きはなしです。 前回の「愛の旋律」は、派手派手な展開でしたが、今回は、主人公が地味な性格なので、展開もちょっと地味な感じです。もうちょっと、派手な展開の方が、わたし的には好みです。 でも、これも主人公の子ども時代から丁寧に書いています。なんで、こういう人に育ったのかが、よくわかる感じ。 母親がなくなって、夫に裏切られて、精神をだんだん病んでいくという展開は、まさに、クリスティーの半生そのものですな。 まあ、クリスティーがこの小説の主人公ほど弱かったとは思えないけれど。でも、人にはいろいろな面があって、そのうちの1つをクローズアップしてみていく感じ。 そのクローズアップの仕方というのは、とても巧いです。だから、シーリアにも共感できる部分はあるし、ダーモットにも共感できる部分がある。 語り手の画家は、その両方を理解できる読者的な位置にいて、これも、なかなか巧みだなぁと感じました。 グラニーが、衰えていくところとか、こわいぐらいにリアルです。そういう細かいリアルさと、ロマンチックな飛躍が、クリスティーの小説、ミステリーなしでも読める魅力です。 というか、もともと、ミステリーをそんなに読めないわたしでも、楽しめるところです。

Posted byブクログ

2009/10/04

ロマンス。作者自身の経験と似ているところがあるのかなと思った。面白かったが、推理ものと比べると物足りない感じ。

Posted byブクログ