まぶた の商品レビュー
短編集でした。 表題作はエロそうでエロくないです。 ホテルアイリスのもととなっているのでしょうか。
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小川洋子さんの本は、勝手に自分で想像できる部分が多いから楽しい。人によって想像の仕方は異なるだろうから、解説を読むのもまた楽しい。解説を読んで、なるほどと思い、また読み返したくなる。そんな本はなかなかないと思います。 この短編集で特に雰囲気が好きだったのは「お料理教室」。こんな...
小川洋子さんの本は、勝手に自分で想像できる部分が多いから楽しい。人によって想像の仕方は異なるだろうから、解説を読むのもまた楽しい。解説を読んで、なるほどと思い、また読み返したくなる。そんな本はなかなかないと思います。 この短編集で特に雰囲気が好きだったのは「お料理教室」。こんなお料理教室あったら、私も行ってみたいなと思いました。 それから、「バックストローク」。小川洋子さんが描く若い男性は、ときにすごく色っぽくて、艶かしい。いやらしい描写があるわけではないのに、姉弟の関係があやしく見えます。(私だけ?!)
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ふわふわとしていて掴みどころのない話。雰囲気を楽しむ文章だと思う。物語を欲している自分としては、少し物足りない。
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つかみどころのない文章で、ふわふわと浮かぶまるでとらえどころのない雲のような話だった 面白くって一気に読んだ とてもいい。
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どれも温かな話だった。 でもどこか寂し気な。 小川洋子さんの作品は長編のほうが好きかも。
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短編集です どれもちょっとグロくて 不気味でした 嫌いじゃないけど 1編1編がかなり短いので さらっと読めますが 引き込まれるかんじではないかなー バックストローク が一番面白かったです
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▼あらすじ 15歳のわたしは、高級レストランの裏手で出会った中年男と、不釣合いな逢瀬を重ねている。男の部屋でいつも感じる奇妙な視線の持ち主は―「まぶた」。 母のお気に入りの弟は背泳ぎの強化選手だったが、ある日突然左腕が耳に沿って伸ばした格好で固まってしまった―「バックストローク」...
▼あらすじ 15歳のわたしは、高級レストランの裏手で出会った中年男と、不釣合いな逢瀬を重ねている。男の部屋でいつも感じる奇妙な視線の持ち主は―「まぶた」。 母のお気に入りの弟は背泳ぎの強化選手だったが、ある日突然左腕が耳に沿って伸ばした格好で固まってしまった―「バックストローク」など、現実と悪夢の間を揺れ動く不思議なリアリティで、読者の心をつかんで離さない8編を収録。 ▼感想 七戸優さんのイラストカバーに惹かれて、思わず表紙買い。 表紙の通りの、少しこわくて、奇妙で、読んだ後ぞくっとするおうなお話だった。 個人的には「匂いの収集」がお気に入り。 最後6行から一気に、恐怖感に包まれて支配される。 小川洋子ワールド全開でした。
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2010.11.17. 久しぶりに読んだ。やっぱり、小川さんの書く端正で静かな文章が好き。少女と老人という組み合わせ、最強だと思う。
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短編集が収められたこの本は、 小川ワールドが広がってました。 描写に使用している言葉が キレイなあたりは、 主人公たちが 『なにか』に捕らわれてしまうように 読者も一緒に捕らえてしまうみたいです。 わたしの好みは双子のお話♪ ただ、読んでる途中で飽きる可能性もあり...
短編集が収められたこの本は、 小川ワールドが広がってました。 描写に使用している言葉が キレイなあたりは、 主人公たちが 『なにか』に捕らわれてしまうように 読者も一緒に捕らえてしまうみたいです。 わたしの好みは双子のお話♪ ただ、読んでる途中で飽きる可能性もあり。
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理科室のにおいのする話だなあ、と思った。 理科室のあらゆる道具が 日に焼け古びたような雰囲気。 せつなくてさびしくて あたたかい。
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