幻夜 の商品レビュー
これを読むと、「白夜行」の雪穂がかわいく見えてきます。 http://xxxsoraxxx.blog11.fc2.com/blog-entry-51.html
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白夜行の続編とも思えるような思えないような・・・作者だけは知ってるんでしょう。個人的には続編だと思っています。
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『白夜行』にも感じた哀しさを今回も感じました。 生きていくのは決して美しいことばかりではないと気持ちを踏みにじられっぱなしでした。幸せになるためにどんどん力づくで前進していこうとする美冬に、私は穏やかな気持ちで見守ることができませんでした。 幸せって何なのでしょう・・・。 ...
『白夜行』にも感じた哀しさを今回も感じました。 生きていくのは決して美しいことばかりではないと気持ちを踏みにじられっぱなしでした。幸せになるためにどんどん力づくで前進していこうとする美冬に、私は穏やかな気持ちで見守ることができませんでした。 幸せって何なのでしょう・・・。 ひとりで強引に勝ち取るそのやり方に、何を見ているのでしょうか。 それを考えさせられる1冊でした。 前作よりも心理描写が多く書かれていて切なくやりきれない読み応えとなっております。
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「白夜行」を未読の方は是非合わせてお読みください。単体でも十分面白いのですが、さらに深く楽しめます。というより、続編が出そうな感じですねえ(2005.2.10)
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東野圭吾さんが書く悪女は特徴がありますね。 男性が好きな「悪女」はこんな感じかなと思う、クールで知的で強くて、でもどこか手を貸したくなる弱さを持っている美しい女性です。 阪神淡路大震災で被災者となった主人公。災害を利用し、とっさに強請りをする叔父を殺害。それを目撃した美女と、そ...
東野圭吾さんが書く悪女は特徴がありますね。 男性が好きな「悪女」はこんな感じかなと思う、クールで知的で強くて、でもどこか手を貸したくなる弱さを持っている美しい女性です。 阪神淡路大震災で被災者となった主人公。災害を利用し、とっさに強請りをする叔父を殺害。それを目撃した美女と、その後、深い因果関係の中、事件に巻き込まれていくのです。 一つ一つの事件に関連性があり、深読みしなくても、察しがつきます。 それでも、はっきりした裏舞台を文字として追いたいし、先も気になるし、果たして主人公と悪女の行方はどうなるのか、眠るのも惜しい程、一気に読みました。 読後感はすこし悲しいけれど、のめり込ませてくれた本として、ずっと記憶に残ると思います。
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東野圭吾さんの作品は毎回楽しめます。「白夜行」以来、こうした傾向の作品が多いですね。「殺人の門」も同じ傾向かもしれません。ま、しかし、あまりそんな意識を持つことなく、「白夜行」と比較してなんて考えずに、単品として楽しめればいいかなと思います。 主人公の水原雅也と新海美冬は、阪神大...
東野圭吾さんの作品は毎回楽しめます。「白夜行」以来、こうした傾向の作品が多いですね。「殺人の門」も同じ傾向かもしれません。ま、しかし、あまりそんな意識を持つことなく、「白夜行」と比較してなんて考えずに、単品として楽しめればいいかなと思います。 主人公の水原雅也と新海美冬は、阪神大震災の瓦礫の街で知り合うことになるのですが、、、、。新海美冬は、大変怖いです(^^;。本当にこんな人がいるのかなって思うほど怖い人です。一方で事件を追う加藤刑事に感心しました。本当にこれだけの情報で推理できるのかなあ。読者は分かっているから推理の必要はないけど、かなり執念深くしかもいろんな手がかりを推理で固めないとなかなかあそこまでは・・・って感心。。 白夜行は意識しなくても、、、って言いましたが、最後の方で、「ホワイトナイト」ってお店が出てきます。「眠れない夜と言う意味ですね、白夜とも言われますが」って言うような会話があります。少しは作者も意識しているのかな。 ちなみに、白夜の英語は「a night with the midnight sun」だそうです。2004.2.20
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長かった、ひたすら長かったです。 『白夜行』の続きなのですが、私はこちらの作品を先に読んでしまいました。 最後まで書くなら、最後の部分を曖昧にしてほしいと思いました。 私が過去に読んだ著者の作品はどれも面白かったのですが、この作品を読んで少々がっかりしました。 先に『白夜行』を読...
長かった、ひたすら長かったです。 『白夜行』の続きなのですが、私はこちらの作品を先に読んでしまいました。 最後まで書くなら、最後の部分を曖昧にしてほしいと思いました。 私が過去に読んだ著者の作品はどれも面白かったのですが、この作品を読んで少々がっかりしました。 先に『白夜行』を読んでいたら、きっとこう思ったりしなかったと思います。
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――彼女は一体誰なのだ。 ――あの大震災の朝以来、俺と苦難を共にしてきた女。 帯より なんと理不尽な結末であることか! だが人の世の現実はこんなものなのかもしれないとも思う。 それにしても 嗚呼・・・と言いたい気分。 ...
――彼女は一体誰なのだ。 ――あの大震災の朝以来、俺と苦難を共にしてきた女。 帯より なんと理不尽な結末であることか! だが人の世の現実はこんなものなのかもしれないとも思う。 それにしても 嗚呼・・・と言いたい気分。 構成はと言えば 524ページという分量を感じさせない見事さで 次は?次は?とぐいぐい惹き込まれる展開である。 ピラミッドの頂点を語るのに 四方の隅から少しずつ積み上げていくような感じとでも言えばいいのだろうか。包囲網をじりじりと狭め獲物を追い込んでいく狩人のような興奮と言うのだろうか。 あぁ、今から何もかも暴かれるぞ!と固唾を飲んで目を見開いていたところへ この結末である。 少しばかり消化不良感で地団太踏みたい心持ちにさせられる。 それが狙いですか?東野さ〜ん。
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『白夜行』を読み終えた翌日から読み始め、一気に最後まで行ってしまった。続編とか言われているが、別のものだと思っていいと思う。美冬=雪穂、と考えるのもおもしろいが。確かにふたりは共通点があると思える。男に対するポリシーとか。美冬がどんな過去を背負っているかは、この作品ではわからなか...
『白夜行』を読み終えた翌日から読み始め、一気に最後まで行ってしまった。続編とか言われているが、別のものだと思っていいと思う。美冬=雪穂、と考えるのもおもしろいが。確かにふたりは共通点があると思える。男に対するポリシーとか。美冬がどんな過去を背負っているかは、この作品ではわからなかったが、雪穂かも?と思うと納得できるかも。ただ、私は読み進むうちに、どんどん水原に入っていってしまったので、辛かった。彼が「ひとりの男の魂を殺した」と美冬に対して気づくとき、とても切なかった。前作とどちらが好きかといえば、前作のほうかな。読後、彼を思い返していたら、ある歌が頭の中を流れた。ジャニーズソングです。 「僕の背中には羽根がある」by Kinki Kids 。
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白夜行のイメージで読んだら、ちょっとがっかりした。ものすごく期待して読みすぎたのかもしれません。 悪女が主役という意味では似ているけど、何もかもが最後に繋がっていくという白夜行の快感がなかったような気がします。
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