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指揮官たちの特攻 の商品レビュー

3.7

93件のお客様レビュー

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城山三郎の集大成とも…

城山三郎の集大成とも呼べる作品であると思う。特攻第一号である関大尉、そして玉音放送後に最期の特攻隊員として出撃した中津留大尉の2人を対比させながら書いている。

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戦争はいけないこと・…

戦争はいけないこと・・・それはあたりまえのこと。でも、もう一歩考えを進めて、国を守ろうと、子孫たちを守ろうと、自分たちの命をかけて戦った人たちのことを考えてみたい。

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特攻隊として日本のた…

特攻隊として日本のために戦ってくださった人たちの話という、重い内容ではありますがこの現実をしっかりと受け止めて行かなければいけないと思える作品です。

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神風特攻隊第一号に選…

神風特攻隊第一号に選ばれた関行男大尉と、終戦を知らずに沖縄へ飛び立った最後の特攻隊員・中津留達雄大尉の人生を中心に、戦争の愚かさと、若くして散った尊い生命への愛惜を、著者の戦争体験を交えながら綴る。

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2025/11/27

神風特攻のリアルが伝わる作品だった。関行男と中津留達雄という兵学校同期で宇佐航空隊での実用教程を共にした数少ない仲間が主に描かれている。 二人とも結婚してにもかかわらず妻を残し軍の命令で特攻にでていくが関行男は特攻の幕開けを、中津留達雄は特攻の幕下ろしをするのがまさに運命か。 中...

神風特攻のリアルが伝わる作品だった。関行男と中津留達雄という兵学校同期で宇佐航空隊での実用教程を共にした数少ない仲間が主に描かれている。 二人とも結婚してにもかかわらず妻を残し軍の命令で特攻にでていくが関行男は特攻の幕開けを、中津留達雄は特攻の幕下ろしをするのがまさに運命か。 中津留の特攻は本当に不必要だったな。すでに終戦が決まっているのに伝達不足のために余計な突撃を強いられるのが辛い。不幸中の幸いは彼らの突撃が米軍基地に当たらなかったことか、これで当たっていたら戦後もっと厳しい制裁となっていただろう。 人間を武器として特攻させる発想に至ってしまうのが戦争という特異的な環境のせいなんだろう、当時を知らない我々がとやかくいうのはまた違うのかな。

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2025/08/03

特攻機として零戦などの戦闘機だけでなく、大きなフロートを持つ水上機や、練習機の「赤とんぼ」まで投入されていたことを知ると、人の命をあまりに軽視していた軍部に腹がたって堪らない。 極めつけは伏龍。海の底で敵艦に爆弾突き当て、仲間とともに人知れず死んでいく。こんなん作戦じゃない。 映...

特攻機として零戦などの戦闘機だけでなく、大きなフロートを持つ水上機や、練習機の「赤とんぼ」まで投入されていたことを知ると、人の命をあまりに軽視していた軍部に腹がたって堪らない。 極めつけは伏龍。海の底で敵艦に爆弾突き当て、仲間とともに人知れず死んでいく。こんなん作戦じゃない。 映画やドキュメンタリーなとでは、国を思って散っていった若者たちの、勇ましい、感動的なストーリーに作り込まれて伝えられることも多いが、実際には声を上げられない、やり場のない無念さに包まれながら、人知れず亡くなっていった方も多いんだろう。 かの戦争で散っていった若者たちが少しでも多く生き残って日本再建に参画していたら、政治も社会も経済もこんなに残念な状態にはなっていなかったのかもしれないとは思う。

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2025/05/07

指揮官の立場から見た、特攻とは何であったのか?どんなものだったのか?何がその様にさせたのか。実際軍隊に入隊して、そして戦争を経験し、作家になった城山の目から見た戦争と戦争の現場をよく調べ、参考文献70冊を超える文献を精査し、作者としては、初心に戻り、年来の課題をようやく書き終えた...

指揮官の立場から見た、特攻とは何であったのか?どんなものだったのか?何がその様にさせたのか。実際軍隊に入隊して、そして戦争を経験し、作家になった城山の目から見た戦争と戦争の現場をよく調べ、参考文献70冊を超える文献を精査し、作者としては、初心に戻り、年来の課題をようやく書き終えた思いと書いている。戦時中を再体験させられた様な現実的な気分にさせられた者は少なくない筈である。この様な目をもって戦争とは?平和とは何かを再々考することは人生にとって決して無駄な事ではない筈である。感動!!

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2025/03/26

特攻隊第1号の関大尉、最後の特攻を行った中津留大尉を中心に戦時中の軍の姿を描いたノンフィクション作品。 自分の気持ちを表すことができない世界、上司の命令が絶対の世界、人が物のように扱われる世界があったことに、驚きと悲しみで胸がつぶれるような気持ちでした。大分県の宇佐市平和資料館に...

特攻隊第1号の関大尉、最後の特攻を行った中津留大尉を中心に戦時中の軍の姿を描いたノンフィクション作品。 自分の気持ちを表すことができない世界、上司の命令が絶対の世界、人が物のように扱われる世界があったことに、驚きと悲しみで胸がつぶれるような気持ちでした。大分県の宇佐市平和資料館に行きたいと思います。必ず。

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2024/03/25

軍神と呼ばれ讃えられた特攻第一号の関大尉と、終戦日の玉音放送以降に長官に伴い飛び立った最後の特攻中津留大尉を中心に、彼らの性格や人とのかかわり方・そして短く儚い生涯を鮮明に書き記している。また残された妻や両親の深い悲しみと苦しみをも取材をもとに書き表していて、読んでいて胸が詰まる...

軍神と呼ばれ讃えられた特攻第一号の関大尉と、終戦日の玉音放送以降に長官に伴い飛び立った最後の特攻中津留大尉を中心に、彼らの性格や人とのかかわり方・そして短く儚い生涯を鮮明に書き記している。また残された妻や両親の深い悲しみと苦しみをも取材をもとに書き表していて、読んでいて胸が詰まるほど苦しくなった。 変に脚色をしていないからこそ、また実際に当時海軍に所属していた経験のある筆者だからこそ当時のひりついた空気感に近いものを文章越しに感じることができたと思う。 なぜこのような悲しいことが起きなければならなかったのかと何度も繰り返し考えてしまう。 一人親かつ妻子もいた、本来なら選出対象にはならないはずの若き指揮官が唐突に特攻隊に選ばれたのはなぜだったのか、そして終戦の締結を伝えず若い部下たちを引き連れ敵地へ特攻し果てることを望んだ宇垣長官は、また終戦を知らずに特攻へ赴いた若き隊員たちはどんな心情で当時生きていたのだろうかとぐるぐると考えては怒りか悲しみかやるせなさか、はっきりと言い表せない感情がとどまることを知らない。

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2023/12/24

戦争ほどの浪費は他にない。しかもそれが命の浪費ともなればなおさらだ。考えたものも、命令するものも、そして散華するものも修羅となれば、理解を超えるものと言わざるを得ないのかもしれない。

Posted byブクログ