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ぶらんこ乗り の商品レビュー

4.1

525件のお客様レビュー

  1. 5つ

    197

  2. 4つ

    162

  3. 3つ

    106

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2015/04/20

動物と話ができる、という部分でドクタードリトルを思い出した。 弟のその後がチラッと出てきてもよかったのではないかと感じた。行方不明にする必要はあったのかな……。

Posted byブクログ

2015/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 なんとも言えない気持ちになる複雑なお話でした。  主人公は女の子。  女の子には弟がいて、その弟はとても賢くて。  子供なのに、最初から字が読めて、お姉ちゃんに対して物語を作って読んで聞かせられる……というだけの才能の持ち主。  けれど、最初から彼に何かがあったことが暗示されていて、終わりへの物語りなにおいしかしない……。  個人的に「子供がかわいそう」な小説はとても好きじゃなくて。  そもそも設定からして、この弟はこんなアンバランスで生まれてきて幸せなんだろうか? と思わされる話で。  正直、最初は「胸が痛い」という感想しかなくて、字の大きさと本の厚みの割には私にしては読むのに時間がかかりました。  やっぱり終わりは悲しくて。  解説の人が「この話は面白い!」みたいなテンションで話すんだけど、どうにもこうにもそんなテンションの話じゃないだろう! という話でした。  この作家さんの他の話を読んでないのでなんともいえないですが、個人的にはやっぱり最後まで読んでも「胸が痛い」以外の感想が出てこない話でした。  悲しい。余りにも割り切れない。  神様はいったい「弟」にどれだけの試練を与えれば気が済むのか……辛かったです。

Posted byブクログ

2015/03/31

いしいしんじ『ぶらんこ乗り』を読んで 空と地を ゆきゝふるわす ぶらんこの 音つかみ聴く おはなし作者

Posted byブクログ

2015/03/08

10年くらい前、いしいしんじさんの本が苦手で読めなくて、こないたクーツェを読んでみたらおもしろく読めて、もうだいじょうぶなんだとぶらんこ乗りを読んでみたらぜんぜん読めなかった。ずっとつらい。

Posted byブクログ

2015/02/08

不思議な、そしてちょっと切ないけど優しい物語。 いつか自分の家に図書館を作ったらそこに置いておきたい本。 かっこいいおばあちゃんだけど本当に可愛そう。「飲もう、すべて忘れてしまおう」なんてかっこいい台詞。 手紙も愛が溢れてる。 でも、本当に弟の声どうしちゃったんだろう。ね?

Posted byブクログ

2014/12/28

 思っていたよりも少しだけ残酷で、 思っていたよりも少しだけ悲しい物語だった。 あのこの強さと優しさが伝わってくる。

Posted byブクログ

2014/11/30

とても可愛らしい物語。 兄弟の絆を感じて優しい気持ちになれる。 天才として生まれたが故の孤独感はなかなか理解が難しかったが、それを除けば弟はちゃんと「男の子」だったように思う。 それにしても弟の声はどうしてしまったのか謎だった。

Posted byブクログ

2014/09/28

平仮名で綴られる弟の物語と、動物と話せるようになった事故からローリングなどまでの経路、死について。どれもやっぱりブランコで繋がっているんだろう。暗いところもありつつ、でも悪くない。すごく面白い!と感じる作品かどうかは分からないけれど、死については結構深く書かれている。何か得るもの...

平仮名で綴られる弟の物語と、動物と話せるようになった事故からローリングなどまでの経路、死について。どれもやっぱりブランコで繋がっているんだろう。暗いところもありつつ、でも悪くない。すごく面白い!と感じる作品かどうかは分からないけれど、死については結構深く書かれている。何か得るものはあるんじゃないかな。 またいつか読み直してみたら感じられるものも変わってくるかも。

Posted byブクログ

2021/06/25

児童書のようなタッチで言葉が運ばれていくのに、背景にある闇が深い話だった。いしいしんじさんの作品を読んだのは二作目だけど、これがいしいしんじ作品の独特な雰囲気なんだろうなと思う。夜のシーンが印象的な作家さん。 弟はお姉ちゃんが大好きで、お姉ちゃんも弟が大好き。二人を中心とした、...

児童書のようなタッチで言葉が運ばれていくのに、背景にある闇が深い話だった。いしいしんじさんの作品を読んだのは二作目だけど、これがいしいしんじ作品の独特な雰囲気なんだろうなと思う。夜のシーンが印象的な作家さん。 弟はお姉ちゃんが大好きで、お姉ちゃんも弟が大好き。二人を中心とした、あたたかい家族のお話でした。最初の一通目が弟の最後の物語だったなんて、読んでる最中は全く気付かなかった。 そして、弟が動物の声を聞けるようになったあたりから、いつか壊れてしまうんじゃないかってあぶなっかしくて、見守るようにページを進めた。 お姉ちゃんは最後、弟に会えたのかな。

Posted byブクログ

2014/09/13

ゆるい童話みたいなものかなと思ってみたけれど そのかげにあるお話はとても深い夜のようだった。 展開に驚きが隠せず 話をつなぐ一本の糸はとても繊細。 なにを伝えるか、読み取るまではいけなかったので また時間をおいて読みたいなと思う。

Posted byブクログ