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バッテリー(6) の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

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2011/12/29

ここで終わりなんて…!? これは全然完結していない。淡々と進んできたこの物語のなかで、この試合こそがクライマックスになるはずだったのに! 重要な場面で「野球のおもしろさ」という言葉がなんどか出てくるが、巧には(そして読者にも)まだ野球のおもしろさがわかっていない。巧に変化(成長?...

ここで終わりなんて…!? これは全然完結していない。淡々と進んできたこの物語のなかで、この試合こそがクライマックスになるはずだったのに! 重要な場面で「野球のおもしろさ」という言葉がなんどか出てくるが、巧には(そして読者にも)まだ野球のおもしろさがわかっていない。巧に変化(成長?)の兆しは見られるものの、物語はまだまだこれからだ。これでは評価のしようもない。 ところで、ふつう児童書で6冊というと大叙事詩である(シリーズ物をのぞく)。指輪物語かゲド戦記かナルニア物語か。ところが本書はこれといった起承転結もなく、さらさらとここまで続いてきた。これってすごくマンガ的な展開ではないだろうか。マンガだったらあと20冊くらいはいくだろうが。児童書界の新機軸かも。

Posted byブクログ

2011/04/12

≪あいつの本気は、おまえとはちがう≫(p.21) 部活なんかはずっと体育会系の部活でしてたけど、試合で本気になったこともなし、それどころか人生真剣に生きたことがなかった身としては彼らの真剣さ(瑞垣クンですら)はまぶしくもうっとうしくもあります。 そういや生まれてこの方怒りらし...

≪あいつの本気は、おまえとはちがう≫(p.21) 部活なんかはずっと体育会系の部活でしてたけど、試合で本気になったこともなし、それどころか人生真剣に生きたことがなかった身としては彼らの真剣さ(瑞垣クンですら)はまぶしくもうっとうしくもあります。 そういや生まれてこの方怒りらしきものを感じたことすらないです(これはある意味すごいんでないかい?)。イライラすることはあって、それが最も怒りに近い感情かとは思いますが。それほど本気になったことがないということでしょう。吉貞クンあたりの感覚はよくわかります。このお話の中ではいちばん近いタイプでしょう。彼が出てくるとホッとしますが、実際仲間にいると近親憎悪でイヤかもしれません。 この話では「正解」は描かれない。 一瞬「正解」と思われることばや行動があっても後に覆されたり思い直されたりする。 そうして踏み迷い行きつ戻りつしながら少しずつお話は進む。 海音寺や瑞垣は勝つために練習し試合する。あるいは野球をするために野球をする。 巧や豪、門脇は最高の球を投げるため、それを受けるため、それを打ち最高の打球を生むために野球をする。 両者のズレは集約しない。 折り合うこともできない。 運命の新田東vs横手の試合に向けてそれぞれの道をそれぞれ進んでいくだけ。 そして長い準備期間を置いた試合は始まり、ついに門脇と巧という二人の天才が再び対峙する。 (2006年03月12日読了)

Posted byブクログ

2010/09/21

シリーズ最終巻です。 いよいよ横手二中との試合。 それぞれ思いを抱えながら試合に臨みますが、豪だけは少し煮え切らない感じでした。 巧の球を受けるためのキャッチャーというのも本人が納得しているのならいいんですが、反対に巧は豪じゃないとだめだと思っていたところから一歩抜け出した感じが...

シリーズ最終巻です。 いよいよ横手二中との試合。 それぞれ思いを抱えながら試合に臨みますが、豪だけは少し煮え切らない感じでした。 巧の球を受けるためのキャッチャーというのも本人が納得しているのならいいんですが、反対に巧は豪じゃないとだめだと思っていたところから一歩抜け出した感じがしました。 正直わかってはいたものの、そこで終わる?!とついつぶやいてしまうのでした。

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2010/06/17

「おれでなくても、投げられるか?」風が吹いて、花の香が濃くなる。小さな緑色の鳥が一羽、枝の間から飛びたった。おれがキャッチャーでなくても、おまえは投げられるか。ピッチャーであり続けられるか。豪を見つめ、わずかに息をすいこむ。豪の視線は微動もせず、真正面から巧をとらえていた。『バッ...

「おれでなくても、投げられるか?」風が吹いて、花の香が濃くなる。小さな緑色の鳥が一羽、枝の間から飛びたった。おれがキャッチャーでなくても、おまえは投げられるか。ピッチャーであり続けられるか。豪を見つめ、わずかに息をすいこむ。豪の視線は微動もせず、真正面から巧をとらえていた。『バッテリー』シリーズ、ここに完結。

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2009/10/04

このシリーズは予約多くて、取り寄せに苦労したなぁ〜☺♡☻♡☻♡☻♡☺

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2009/10/04

中学生になって図書館にあってかじりつきました。 終わって、巧をもうみれないんだとおもって、しょげました。 ブルーになりながらもまた無印から読み直しました。 それでとっても面白くてまたしょげてを繰り返したりしました。 この頃から福音の少年を読み初めて、挫折しました← (ただし中...

中学生になって図書館にあってかじりつきました。 終わって、巧をもうみれないんだとおもって、しょげました。 ブルーになりながらもまた無印から読み直しました。 それでとっても面白くてまたしょげてを繰り返したりしました。 この頃から福音の少年を読み初めて、挫折しました← (ただし中2の夏に読み終えました。とってもよかったけどその頃の自分には難しかったです。そしてこの時第二のあさのさんブーム到来)

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2009/10/04

読み終わっちゃった〜。寂しいな。今回は、166ページでウホッ!?、218ページで、ギャー!、263ページでえええええー!、294ページでうっひょー!!!!と奇声を発しながら読みました・・・。それぞれのカップルが、野球を介在しなくても大事な存在だ、と認識し合う巻、だったのでしょうか...

読み終わっちゃった〜。寂しいな。今回は、166ページでウホッ!?、218ページで、ギャー!、263ページでえええええー!、294ページでうっひょー!!!!と奇声を発しながら読みました・・・。それぞれのカップルが、野球を介在しなくても大事な存在だ、と認識し合う巻、だったのでしょうか・・・。お幸せにねー!!

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2009/10/04

ついに最終巻。貪るように読みました。やっぱりこの話が大好きだ!と思えるけど、どうしてあの試合をきちんと最後まで描ききってくれなかったのか…それだけが非常に不満です。

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2009/10/04

終わり方がひっじょーに気になる1冊です。こういうトコ巧みだよねあさのさん!ラスト・イニング出てなかったら泉はキー!と猿のように唸っていたと思われます。だって試合がどうなったんか気になるじゃない!!この作品は巧とその周りが成長していく物語だと思います。最終的に巧は自分の殻を破ること...

終わり方がひっじょーに気になる1冊です。こういうトコ巧みだよねあさのさん!ラスト・イニング出てなかったら泉はキー!と猿のように唸っていたと思われます。だって試合がどうなったんか気になるじゃない!!この作品は巧とその周りが成長していく物語だと思います。最終的に巧は自分の殻を破ることが出来たけれど―続きはラスト・イニングにて。

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2009/10/04

これで終わり?!…って感じ。でもこれで完結っぽい。淋しいなぁ。確かに一つの終わりとしては理解できる結末やったしそれこそ成長物語なのだからどこかで無理やり切らないと一生終わらない話になってしまうわけなんだけど、それでもここで終わってしまうのにはあまりに続きが気になるし物足りない。も...

これで終わり?!…って感じ。でもこれで完結っぽい。淋しいなぁ。確かに一つの終わりとしては理解できる結末やったしそれこそ成長物語なのだからどこかで無理やり切らないと一生終わらない話になってしまうわけなんだけど、それでもここで終わってしまうのにはあまりに続きが気になるし物足りない。もっともっと読んでいたかった。

Posted byブクログ