ザビエルとその弟子 の商品レビュー
フィクションとはいえ フランシスコザビエルの 聖職者としての 偉大さ を 改めて知った 。あの時に日本にキリスト教が根付いていたら どうなっていたのだろうと考えさせられた。
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ザビエルが日本に続いて中国布教をめざしながらも、弟子たちの相次ぐ裏切りなどの阻害要因から体力、気力が衰えて死を迎える最も哀れな短い期間を著している。ザビエルが随分と褪せて見えるおかしな小説である。結局、著者がカトリックでありながら感じている何か煮え切らない苛立ちを、ザビエルの弟子...
ザビエルが日本に続いて中国布教をめざしながらも、弟子たちの相次ぐ裏切りなどの阻害要因から体力、気力が衰えて死を迎える最も哀れな短い期間を著している。ザビエルが随分と褪せて見えるおかしな小説である。結局、著者がカトリックでありながら感じている何か煮え切らない苛立ちを、ザビエルの弟子の口を借りて述べているのだろう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
カトリック作家加賀の最新の小説です。ザビエルと弟子たちの対話が印象的です。背教の神父を思い出させる名前のフェレイラ。中国人の忠実な弟子アントニオ。日本人初のキリシタン・アンジロー(小説ではアンジローの亡霊)たちとの対話が出てきます。その中ではアンジローが日本の仏教風土についての説明をし、ザビエルに配慮がたりなかったのではないかと意見をしたり、「大日」というDeusの訳語が相応しいかどうかとのやりとりは日本人とキリスト教を考えさせる面白い場面です。しかし、小説としては今ひとつ盛り上がりに欠け、退屈でした。最後は中国を目指したザビエルの死により、終わります。
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