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マッチラベル博物館 の商品レビュー

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2021/06/29

大判で重たく、定価8000円也の豪華版。開けば、数限りないマッチのラベルが目に飛び込んでくる。赤色の割合や原色が多いせいで、かなり目がちかちかする。とにかく圧倒されまっせ。よくまあ、これだけ集めたものだと、コレクターの熱にも感心する。知らなかったのだが、結構収集家が多くて、戦前は...

大判で重たく、定価8000円也の豪華版。開けば、数限りないマッチのラベルが目に飛び込んでくる。赤色の割合や原色が多いせいで、かなり目がちかちかする。とにかく圧倒されまっせ。よくまあ、これだけ集めたものだと、コレクターの熱にも感心する。知らなかったのだが、結構収集家が多くて、戦前は活動は沸騰したようだ。まえがきで、横尾忠則がマッチラベルへの熱い思いを語っていて、そうか彼の原点はこれだったのかと納得した。1844年、スウェーデンのヨンコピング社がマッチを作り始めたのだが、早くもその31年後の1975年(明治8年)には、金沢藩士清水誠が日本でマッチの試作を始めているのだ。最初のラベルは、模倣からはじまったが、じょじょに独自なものが出てくる。そうすると、粗悪偽造品が出てきて、それが商標法の制定を促すことになったようだ。最初は、中国やインドへの輸出品も多かったようで、中国風、インド風のラベルでこれも面白い。収集熱が高じて、マッチ会社まで起こす人が出てくるが、そういう人を、この本の著者が偉人のように扱っていて微笑ましい。

Posted byブクログ

2009/10/04

古今東西問わずマッチのラベルが掲載されています。海外への輸出も増え、海外のテイストと日本のテイストが上手くかみ合ったようでかみ合っていない、独特のマッチラベルが多数収録。収録数も豊富で、幾多見ても飽きません。マッチラベル好きなら買って損はないはず。

Posted byブクログ