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無限連鎖 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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911後のアメリカで…

911後のアメリカで輸送網を狙った同時多発テロから東京湾で原油を積んだタンカーがシージャックされるテロ。600ページ超のボリュームたっぷりの作品。現実の危機管理が問題視される作品。

文庫OFF

テロリストの心理とは

9・11の衝撃もさめやらぬ米国で、再び同時多発テロ勃発。続けて起きる、東京湾テロ。スピード感ある文章で一気に読ませます!そして、テロリストについて、その行動心理について、考えさせられる一冊です。

はるみ

2022/11/12

アメリカで橋や高速道路、鉄道の鉄橋など60カ所が爆破されるテロが起きた。交通網を遮断するだけで物流が止まりアメリカ国内は大混乱する。 それに関連して日本のタンカーがテロリストにシージャックされる。原油を30万トン積んだタンクに爆弾がセットされ、要求が拒否された場合は船を爆破し、原...

アメリカで橋や高速道路、鉄道の鉄橋など60カ所が爆破されるテロが起きた。交通網を遮断するだけで物流が止まりアメリカ国内は大混乱する。 それに関連して日本のタンカーがテロリストにシージャックされる。原油を30万トン積んだタンクに爆弾がセットされ、要求が拒否された場合は船を爆破し、原油を東京湾に流出させるという。その要求とは金の用意とアメリカのアフガニスタンからの撤退、グアンタナモの囚人の釈放。どれも飲めない要求だが、東京湾のど真ん中に投錨した船に侵入することは元より、近づくことさえもできない状況でこの事態をどう打開するのか。

Posted byブクログ

2019/12/08

アメリカで橋や高速道路、鉄道の鉄橋など60カ所が爆破されるテロが起きた。交通網を遮断するだけで物流が止まりアメリカ国内は大混乱する。 それに関連して日本のタンカーがテロリストにシージャックされる。原油を30万トン積んだタンクに爆弾がセットされ、要求が拒否された場合は船を爆破し、原...

アメリカで橋や高速道路、鉄道の鉄橋など60カ所が爆破されるテロが起きた。交通網を遮断するだけで物流が止まりアメリカ国内は大混乱する。 それに関連して日本のタンカーがテロリストにシージャックされる。原油を30万トン積んだタンクに爆弾がセットされ、要求が拒否された場合は船を爆破し、原油を東京湾に流出させるという。その要求とは金の用意とアメリカのアフガニスタンからの撤退、グアンタナモの囚人の釈放。どれも飲めない要求だが、東京湾のど真ん中に投錨した船に侵入することは元より、近づくことさえもできない状況でこの事態をどう打開するのか。 テロリストと戦う話なのだが、こんなやり方でのテロがあるのかと感心した。これが実際に起きたらヤバい。今も船での輸送はこんなにザルなのだろうか。 シージャックの話は半分くらいから始まるのだが、それまでがけっこう長い。後半の1/4ぐらいから急展開。 最後が「えー、そんなぁ」という感じだが、テロがテロを呼び、何が正義なのかということを問いかけているのだと思う。

Posted byブクログ

2019/10/26

船がシージャックされ、爆弾を積み込まれ東京湾で大爆発させようとするテロが描かれた作品。ドキドキハラハラする展開でとっても面白い。

Posted byブクログ

2019/04/17

本作品はもう少し手を加えて、2部作として出して欲しかった。通奏として流れる物流というテーマほテロとの組み合わせにおいて斬新だし、リアリティを持って読者に迫ってきます。楡氏の描写もスリリングだし惜しまれます。

Posted byブクログ

2018/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久し振りに読んだ楡小説。 再生巨流、ラストワンマイルと続けて読んだ本小説も、やはり物流に関係する本であった。 がしかし、今回はテロリストとの闘いが舞台。 最後までハラハラしながらあっという間に読了した。 楡周平。ハッピーエンドとは行かない場合もある。

Posted byブクログ

2018/06/14

全米各地で再び発生した同時多発テロ。その直後、セレベス海で日本の巨大タンカーがシージャックされる。爆薬を積んだ船は、犯人らの指示により進路を東京湾へ。「一億ドルの現金を用意しろ」。謎のテロリスト集団の要求を呑まなければ、東京湾は火の海になる。刻一刻と近づく危機に、日米首脳は苦渋の...

全米各地で再び発生した同時多発テロ。その直後、セレベス海で日本の巨大タンカーがシージャックされる。爆薬を積んだ船は、犯人らの指示により進路を東京湾へ。「一億ドルの現金を用意しろ」。謎のテロリスト集団の要求を呑まなければ、東京湾は火の海になる。刻一刻と近づく危機に、日米首脳は苦渋の決断を迫られる。

Posted byブクログ

2016/09/12

後味めちゃ悪! 色々と思うことはあったけど、楡周平はちょっと説教臭いね。 しかしハラハラしながら読めたし、読みごたえもあったし、まあ満足。

Posted byブクログ

2015/04/18

テロを題材としたサスペンス小説。 ハラハラどきどきなのですが、なんと、ハッピーエンドでは終わらないところが、テロの恐怖をさらに強く印象つけています。 本作では、911後のテロが語られていて、まずはアメリカ、そして、日本となっています。 ちょっと残念なのが、アメリカで発生したテロ...

テロを題材としたサスペンス小説。 ハラハラどきどきなのですが、なんと、ハッピーエンドでは終わらないところが、テロの恐怖をさらに強く印象つけています。 本作では、911後のテロが語られていて、まずはアメリカ、そして、日本となっています。 ちょっと残念なのが、アメリカで発生したテロと日本でのテロの関係性がやや薄いこと。また、アメリカのテロの影響についてがあまり語られていないことです。 しかし、それを差しひいても、この物語は怖い! 楡さんがテロを考えるとこんなことになるのかと思います。 本書で語られるテロは殺戮ではなく、経済インフラを破壊すること。目の付け所が違うなぁと感心してしまいます(笑) まず、アメリカのテロでは、橋やトンネル、高速道路、鉄道が破壊されアメリカの物流を止めてしまいます。結果、アメリカだけでなく、世界中の経済に大打撃を与えるという形です。 そして、日本のテロでは、巨大タンカーがシージャックされ東京湾へ。原油で東京湾を汚染させることをネタに交渉が行われます。ここでも、東京湾内に原油を拡散させたり、引火して爆発したら、東京湾沿岸のすべての経済活動が止まるということになります。 そして、この日本の起こったテロに対して、どう対峙していくかが物語のポイントとなっています。 シージャックされた船員、船長。 テロリストと政府の交渉。 制限時間内に解のない問題に取り組まなければならない政府の対応。 アメリカの動き。 そして、苦渋の決断!! 通常なら、シージャックされた船員や船長がテロリストをやっつけて、めでたしめでたしなのですが、思いっきりその期待は裏切られます。 そういった意味で、ハッピーエンドではありません。 ハッピーエンドで終わらせなかったところが、本書のポイントなのだと思います。 日本の危機管理について考えさせられる物語でした。 お勧め!

Posted byブクログ